Vertex Ventures Southeast Asia and India Partnershipが、Fund V の資金調達を完了- 4億5000万米ドルの目標額を超える5億4100万米ドルを調達

【シンガポール2023年9月12日PRNewswire】Vertex Ventures Southeast Asia and India(「VVSEAI」)は、同社5つ目のファンドの資金調達を5億4100万ドルのコミットメントにより完了したことを発表します。今回のVVSEAI Fund Vのファンド規模は、2019年に資金調達されたVVSEAI Fund IVより80%拡大しました。

VVSEAIの新たなFund Vの調達は、過去投資先からの強力なキャッシュ・オン・キャッシュ・リターンを受けて行われました。特にGrab、FirstCry、XPressBees、Reckoなどへの投資は大成功を収めました。VVSEAI Fund Vは、アジアと欧州の政府系ファンド、金融機関、法人、ファミリーオフィスなどの既存投資家、及び新規投資家双方のリミテッドパートナーによって支援されています。新たなリミテッドパートナーにはJapan Investment Corporation(JIC)、International Finance Corporation(IFC)、DEG (German Development Finance Institution)が参画しました。

Vertex Ventures Southeast Asia and India のBen Mathiasマネジングパートナーは、「当社の以前のファンドは優れたキャッシュ・オン・キャッシュ・リターンを実現し、リターン水準を上回っています。この実績により、大半のVVSEAI Fund IVの投資家がVVSEAI Fund Vの投資家として再び参画いただき、さらに、新規の投資家にも多くご参画いただきました。我々はすべての投資家の皆様の参画を大変歓迎しております」とコメントしました。

Vertex Ventures Southeast Asia and India のChua Joo Hockマネジングパートナーも、「テック系スタートアップに関するエコシステムが成長し、成熟してきたため、我々は東南アジア、インドの投資環境について楽観的です。当社は東南アジアやインドにおいてこれまで成功してきたスタートアップに対し、初期段階から出資をする最初の機関投資家と自負しています。投資戦略として、弊社は引き続き選択的かつ賢明に投資をする手法を取っていきます。私たちは多産な投資家ではなく、創業者と緊密に連携し、困難を共にして支援していきます。実際にこの考えに基づき、当社はGrab、PatSnap、Nium、FirstCry、XPressBees、Liciousなどのユニコーンを輩出することができました」と話しました。

Japan Investment Corporation(JIC)の秦由香(Yuka Hata)マネジングディレクター兼ファンド投資室長は、「東南アジアおよびインドのデジタルトランスフォーメーションは急速に加速し、日本企業が自らの事業分野に最先端の技術を導入する新たな機会を生み出しています。我々はVVSEAIへの投資を通じて、オープンイノベーションの取り組みを推進し、同地域のスタートアップと日本企業の事業提携を進め、国内市場のデジタル化を推進していきたいと考えています。同時に、東南アジア及びインド市場への進出を目指す日本のスタートアップに対する、極めて重要な支援の提供を目指しています」と述べました。

また、このファンドの基金には、女性創業者が率いるスタートアップにメインファンドと並行して共同投資するための、5000万米ドルの専用共同投資枠が含まれています。VVSEAI Fund IVのスタートアップの35%以上に少なくとも1人の女性創業者がおり、この共同投資枠はより多くの女性起業家を支援するというファンドの目標を推進するために使用されます。

Temasek(テマセク)の最高投資責任者(CIO)でもあるVertex HoldingsのRohit Sipahimalani取締役は、「VVSEAIの前進、特に女性創業者のスタートアップへの支援に満足しています。私たちは地域の優良企業への投資に重点を置いていますが、この共同投資枠は多様性、公平性、包摂性に対する当社の取り組みを再確認するための資金となります」と述べました。

VVSEAIは主にシンガポール、インド、インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシアなどのスタートアップハブに重点を置き、機関ベンチャーキャピタルからの初期資金調達を求める高成長スタートアップに投資しています。同社はこれまでに80件以上の投資をしており、大企業向けエンタープライズソリューション、フィンテック、消費者向けインターネット、デジタルヘルスケア、サステナビリティ、モビリティーなどの分野におけるアーリステージスタートアップと、これらの技術を活用する企業に投資する戦略を継続しています。VVSEAIのシンガポール、ベンガルール、ジャカルタ、バンコク、ホーチミン、グルグラム(旧名グルガオン)の事務所には、8名の投資パートナーと合計22名の投資スタッフが在籍しています。

17LIVE GroupのJoseph Phua会長は「VVSEAIは、過去10年の当社の歩みにとって極めて重要であり、投資家として、また重要な付加価値パートナーとして当社に貴重な支援とノウハウを提供してきました。彼らは、シード段階から新規株式公開(IPO)まですべての成長段階において、困難な状況においてもスタートアップを支援できる数少ない企業の1社です」と述べました。

VVSEAI投資先ポートフォリオの急成長企業には、Nium(グローバル国際決済プラットフォーム)、Licious(農場と食卓をつなぐ食肉プラットフォーム)、KukuFM(オーディオポッドキャスト・プラットフォーム)、PatSnap(特許・イノベーションに関するグローバルデータベース)、Sunday(デジタル保険プラットフォーム)、17LIVE(ライブソーシャルエンターテイメント・プラットフォーム)、Kissht(インドのフィンテック企業)、Ace Turtle(ブランド向けオムニチャネル小売プラットフォーム)、TipTip(インドネシアのクリエイター向け収益化プラットフォーム)、Ayu Health(インドの医療機関総合ネットワーク)が含まれます。

VVSEAIは、Vertexのベンチャーキャピタル・ファンドのグローバルネットワークにある6つのネットワークファンドの1つです。これらのファンドは各ローカル地域と専門分野への投資に重点を置いています。Vertex Fundsは各々独立して運用されており、Vertex Holdingsをアンカー投資家として世界中の投資家から資金の大部分を調達しています。Vertex HoldingsはTemasek Holdings(テマセクホールディングス)の完全子会社です。各ネットワークファンドは、各国における専門知識とグローバルなネットワークを組み合わせることで、広くイノベーションの知見を学び、共有しながら投資活動を実施しています。

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▽Vertex Ventures Southeast Asia and India(VVSEAI)について

VVSEAIは、革新的で変革的かつ成長性の高い事業を生み出す創業者と連携しています。同社は、アーリーステージのスタートアップに投資し、Grab、PatSnap、Nium、FirstCry、XPressBees、Licious、17LIVEなどの優良企業を輩出してきた長く強力な実績があります。VVSEAIは、比類のないマネジメント経験と、真の世界的企業を構築するために必要な資本、人材、パートナー、顧客への幅広いアクセスにより、投資先ポートフォリオ企業を支援します。

詳細に関しては、こちらのURLを参照してください:https://www.vertexventures.sg/

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