【マカオ、ファイフ(スコットランド)2023年9月12日PR Newswire】ファイバー・パッケージング(繊維包装)業界の起業家精神あふれるリーダー企業2社が協力し、生分解可能で再生可能なソリューションを地球上で最も広く使用されているパッケージデザインの1つとするべく、内面をコーティングした初のオールファイバー・ボトル・ソリューションを導入します。
共同で業界をけん引しているのは、アジアを拠点とする成型ファイバー・パッケージ製造企業RyPax,と、根菜くずから独自のミクロフィブリル化セルロース製品Curran(R)を開発した、スコットランドを拠点とするCelluCompです。両社の協力により、植物由来の精密パッケージ製造と再生が非常にしやすい原材料が融合し、画期的なオールファイバー・ボトルが誕生しました。
2つの独立企業が手掛けた先駆的飛躍は、Curran(R)、竹、バガスの混合物でできた斬新なパルプ繊維の開発でした。この素材は極めて強度が高く、多孔性が小さいため、ボトルの内側に薄く浸透性のないコーティングを施すことができます。この前進により、メーカーは、プラスチックの内張りを不要にし、環境に優しい包装に向けた次の重要な一歩を踏み出せるようになりました。さらに、オールファイバー・ボトルのデザインは、高級感のある美しさを醸し出します。市場最高の仕上がりは、飲料、美容、化粧品分野の高級ブランドにアピールするはずです。
CelluCompのChristian Kemp-Griffin最高経営責任者(CEO)は「RyPaxとCelluCompの実績ある技術、素材、生産ノウハウを統合し、業界初のオールファイバー・ボトルを大規模生産するというのは、業界にとって大きな進化です」「私たちのユニークな能力と起業家精神あふれるアプローチにより、多くのパッケージ商品企業とその消費者が待ち望んでいたデザインがついに実現しました」と話しています。
RyPaxのAlvin Lim CEOも「当社が持つファイバー・パッケージングの設計・製造のグローバルなノウハウとCelluCompの革新的な原料ソリューションを組み合わせることで、私たちはバリアパッケージングにおける真のブレークスルーを実現しました」「この取り組みによって、何百万トンものプラスチック廃棄物が環境から取り除かれることになります」と話しています。
RyPaxとCelluCompは、3年以上にわたって商業的なオールファイバー・ボトル・フォーマットについて共同研究を行ってきており、最近、実行可能な概念実証づくり支援している重要なパートナー、Danish Technological Institute(デンマーク技術研究所、DTI)から妥当性証明を取得しました。
DTIのAlexander Bardenstein事業開発部長は「このコラボレーションとデザインは、業界が長い間待ち望んでいたものであり、ソリューションが利用可能になったことを非常に喜んでいます」「RyPax/CelluCompボトルは、当研究所の包括的試験を全てパスし、お墨付きを得ており、世界市場に合わせたこの技術の手直しが始められるようになりました」と話しています。
今回のパートナーシップにより、飲料、美容、健康、医薬品、食品からさまざまな小売ブランドまで、幅広い産業用途向けに生産を拡大する態勢ができました。この提携は、メーカーがより持続可能な製品を提供することで、廃棄物を減らし、持続可能性目標に合致するよう支援するのが目的です。RyPaxとCelluCompは今後、DTIと緊密に協力し、ファイバーねじ山、キャップ、より薄いコーティング、複雑なボトルのブランド化方法など、さらなるファイバー・パッケージング・ソリューションを探求していく予定です。
RyPaxのAlvin Lim CEOは、次のように付け加えました。
「PACK EXPO 2023で画期的なオールファイバー・ボトルを発表した後、次の戦略的段階を発表することを考えるとワクワクします。私たちは、ビジョンとイノベーションへの熱意を共有する、志を同じくする協力者やパートナー候補を積極的に探しています。私たちは共に、この驚くべきオールファイバー・ボトルの量産化を推進し、ブランドのサステナビリティー目標に新たな道を開くことを目指しています。先駆的なソリューション、持続可能性、成功の共有を重視する企業であれば、より明るく持続可能な未来に向けたこの旅にぜひご参加ください」
製品の画像、ビデオ、追加情報は、こちらをご覧ください。
▽メディア問い合わせ先
Jason Schumann
jason@amperecom.com
+1-612-816-5718