【リヤド(サウジアラビア)2023年9月5日PR Newswire】Huawei Cloud(ファーウェイ・クラウド)は4日のHuawei Cloud Summit Saudi Arabia 2023で「Huawei Cloudリヤド・リージョン」のサービス開始を発表しました。このリージョンは、同国でデジタル主導の経済成長を促す一助となります。
Huawei Cloudリヤド・リージョンの立ち上げにより、Huawei Cloudは、サウジアラビア地域を中東、中央アジア、アフリカへのサービス提供の中心地として、革新的で信頼性が高く、安全、持続可能なクラウドサービスを提供していくことを表明しました。今回の成果は、サウジアラビアの野心的な技術的進歩、リーダーシップ、イノベーション目標に沿って同国の「ビジョン2030」を支援するとのHuawei CLOUDの揺るぎない熱意を強調するものです。
サウジアラビア通信・情報技術省(MCIT)のHaitham bin Abdul Rahman Al-Ohali副大臣は、この記念碑的成果について自身の見解を次のように表明しました。
「ファーウェイは、本省、サービスプロバイダー、企業、大学と共にデジタルトランスフォーメーションに向けたさまざまな取り組みを進めてきた、わが国の技術的進歩における誇るべきパートナーです。Huawei Cloudリヤド・リージョンがわが国のデジタル・エコシステムに変革をもたらし、イノベーションと成長への新たな道を切り開いてくれることを期待しています」
リヤド・リージョンは、お客様にとっていくつかのメリットがあります。第一に、同リージョンはファーウェイのデジタルトランスフォーメーションに関するグローバルな専門知識を産業の優秀さに変え、イノベーションをより容易かつ迅速にします。Huawei Cloudサウジ・リージョンはリヤドにあり、3AZ(アベイラビリティ・ゾーン)アーキテクチャを通じて有用性と安全性の高いクラウドサービスを提供し、さまざまなサービスの安定稼働を保証します。さらに同リージョンは、さまざまな業界の要件に応じてインフラ、データベース、コンテナ、ビッグデータ、AIサービスをはじめとするフルスタックのクラウドサービスを提供できます。
信頼性の高い3AZアーキテクチャをベースとするリヤド・リージョンは、低遅延を実現、STC、Zain、Mobilyが提供する既存キャリアのネットワークを全てカバーします。現地のデータセンターは、現地のデータ規制に合わせてデータをローカル保存します。同社は、データ、AI、クラウド・ネイティブの3つのカテゴリーで68のクラウドサービスも開始する予定です。
ファーウェイのSteven Yi上級副社長兼ファーウェイ中東・中央アジア地域プレジデントは「私はこの桁外れの国で、数々の忘れられない瞬間を大切にしてきました。つい昨日、新たに改装されたディルイーヤを歩いていて、感慨が湧いてきました。『しかるべき巣を作れば、不死鳥はやってくる』という中国の古いことわざを思い出しました。つまり、魅力的な環境づくりをすれば、最高の人材が集まってくるということです。これは、常にトップクラスの投資家を惹きつけているサウジにとって、紛れもない真実です」と話しました。
同社は、Huawei Cloudが業界をリードする数々の技術を活用してサウジアラビアのインテリジェンスを進化させる予定であることを明らかにしました。その中には、金融業、政府、製造業など各部門でのAI機能強化に向け、業界の知見を活用してAI導入の課題に対処するPangu Models 3.0が含まれています。Pangu Models 3.0は、経済の多様化を加速させつつ、同国でイノベーションの新時代を切り開いていきます。
Huawei Cloud Summit Saudi Arabia 2023で同社は、中国企業とサウジ企業を結びつけ、成長とイノベーションを促す「サウジアラビア・ゴー・クラウド・ゴー・グローバル(Saudi Arabia Go Cloud Go Global)」プログラムも発表しました。同社は、170を超える国や地域、さまざまな業界、先進技術、ソリューションでの豊富な経験を生かし、中国企業のサウジアラビア進出や地元出資者とのパートナーシップ強化を支援していきます。
Huawei CloudのJacqueline Shiグローバルマーケティング・セールスサービス担当プレジデントは「Huawei Cloudは、高い目標を掲げ、グローバルに展開し、ここサウジアラビアを目指しています。サウジアラビア地域は、中東、中央アジア、アフリカにサービスを展開し、革新的で信頼性が高く、安全、持続可能なクラウドサービスを提供する上で、当社の重点地域となります。当社は、インテリジェンスを進化させるためのより良い選択肢づくりをしたいと考えています。本クラウドは、革新的、包摂的、オープンであり続けるためのより多くの選択肢を提供します。本クラウドは、デジタルでインテリジェントな時代に皆様の成功を支援します。本クラウドは全ての人のためのものです」と話しています。
今回のイベントで同社は、Huawei Cloudが今後5年間にサウジアラビアで20万人の開発者を養成することも明らかにしました。また、現地パートナー1000社と共同ソリューションを構築し、スタートアップ企業2000社の成長を支援する「Huawei Cloudスタートアップ・プログラム」も開始する予定です。
ファーウェイ・サウジアラビアのEric Yang最高経営責任者(CEO)は「当社は本日、Huawei Cloudリヤド・リージョンを立ち上げることができました。この20年間、サウジアラビアにおける私たちの旅は、素晴らしいものでした。ファーウェイは、インテリジェント社会の建設者、繁栄する経済への貢献者、豊かな人材エコシステムの開拓者です。当社は2030年に向け、サウジアラビアにユビキタス接続、グリーンエネルギー、広範なクラウドコンピューティング、AI機能を継続的に提供し、新しいデジタル時代の無限の可能性を引き出せるよう全力を傾注し続けていきます」と話しました。
ファーウェイ・サウジアラビアは2002年に設立され、サウジアラビアのデジタルトランスフォーメーションにおいて極めて重要な役割を果たしてきました。その後19年間にわたり、ファーウェイは地域の通信サービスプロバイダー(CSP)と協力して、サウジアラビアでのメッカ巡礼が事故なく行われるよう、信頼性の高いネットワーク保証を提供してきました。同社は、同国における5Gの展開も支援、同国が世界の先駆的な5G市場の1つになることを可能にしました。ファーウェイは、サウジアラビアの地方で350万人の接続を支援し、2万人の現地雇用を創出し、1万人のICT人材を育成してきました。
Huawei Cloudは、「全てをサービスに(Everything as a Service)」戦略の下、クラウドの基盤となり、業界のデジタル化実現に注力しており、世界170以上の国と地域のお客様にサービスを提供しています。