カールスクルーナ(スウェーデン), 2023年8月31日 /PRNewswire/ -- セルインパクト(Cell Impact)は数年にわたり、日本の燃料電池市場に関連した活動を相当程度行ってきました。活動の重点は、将来的な日本でのフロープレート生産の可能性を見据えた足場づくりに置いてきました。2023年2月には、日本のエフ・シー・シー(F.C.C.)と共同でCell Impact Forming(TM)(セルインパクト・フォーミング)のデモラインを日本に導入しました。
テスト期間中、日本の燃料電池メーカーや電解槽メーカー20社以上がCell Impact Formingのデモラインを訪れました。
セルインパクト・ジャパンの中川滋代表取締役は「非常に高い関心を集め、その結果、既存顧客との関係が強化され、新たな見込み客もいくつかできました。デモ段階は既に終了し、次のステップに向けた潜在的ビジネスチャンスの評価が行われることになります」と話しています。
環境に優しい側面を備えた拡張性の高い生産技術
成形ユニットが入ったコンテナがデモ現場に到着してから、フロープレートの成形を開始するまでにかかった日数はわずか12日でした。革新的なCell Impact Formingは、従来の技術に比べ、生産開始までにかかる時間がごくわずかです。
Cell Impact Formingラインの建設では、リードタイムは半分で済みます。リードタイムが短く製造能力を素早く上げることができるため、燃料電池メーカーは需要に対応できるようになります。Cell Impact Formingは設置床面積が小さく、高さも低い上、プレート形成に油などの潤滑剤を使用せず、水洗いも不要です。さらに、エネルギー消費量が非常に少ないことも、コスト効率の高い生産をもたらす要因のひとつです。投資コストと稼働コストが低いため、Cell Impact Formingは従来技術に比べて大幅に節約ができます。
極めて高い精度、低いライフサイクルコスト
Cell Impact Formingのユニークな点は、フロープレートが非常に高精度でワンストロークで成形されることで、これは高品質達成の重要な要素で、ひいてはフロープレートの性能の高さにつながります。成形工程の精度の高さは、長いツール寿命と低コストにもつながります。先に行われた顧客主催の長期テストでは、予想ツール寿命は少なくとも200万ストロークで、これは競合技術の恐らく4倍の長さです。高精度のCell Impact Formingはプレコート材の成形に適しており、それがポストコート・コストを削減し得る品質の実現に寄与しています。
セルインパクトのPar Teike最高経営責任者(CEO)は「エフ・シー・シーと共に日本でこのようなデモ活動を実施できたこと、そしてCell Impact Formingの性能、環境に優しい側面、拡張性に来場者が感銘を受けてくれたことをうれしく思います。Cell Impact Formingは、燃料電池メーカーや電解槽メーカーがコスト効率に優れ、環境に優しい方法で生産規模を拡大することを可能にし、それは最終的に二酸化炭素排出量の削減につながります。そして、これら全てが今や実現可能なのです」と締めくくりました。
詳細については、以下にお問い合わせください。
Par Teike
CEO and IR contact, Cell Impact AB
+46 73-024 06 84 or paer.teike@cellimpact.com
▽セルインパクトについて
セルインパクト(Cell Impact AB(publ))は、燃料電池メーカーおよび電解槽メーカー向けの先進的フロープレートのグローバルサプライヤーです。同社は、従来の成形法と比較して拡張性とコスト効率を大幅に向上させた、独自の高速成形法「Cell Impact Forming(TM)」を開発、特許を取得しました。Cell Impact Formingは、水を使わず、電力もほとんど消費しない環境に優しい成形技術です。
セルインパクトの株式はナスダック・ファースト・ノース・グロース・マーケットに上場されており、FNCA Sweden ABは同社の認定アドバイザー(CA)です。問い合わせ先情報: +46 8-528 00 399 または info@fnca.
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