シンガポール、2023年8月30日 /PRNewswire/ -- SSABとノルウェーの都市型家具メーカーであるVestreはコラボレーションを開始し、世界で初めて、脱化石燃料鋼材を使用した家具が製造されることになりました。Vestreは、今年の春以降、最初のコラボレーションプロジェクトを発表します。
「Vestreは、バリューチェーン全体で、弊社のカーボンフットプリント削減という目標を共有しています。同時に、このコラボレーションは、弊社の脱化石燃料鋼材の用途の広さを示しています。」と、SSAB持続可能事業責任者のトーマス・ヘルンフェルト(Thomas Hörnfeldt)氏は述べました。
Vestreは、持続可能姓を強化する材料と生産方法の開発・移行を推進し、最終的には、現在需要が伸びている、最大限の持続可能性を備えた製品を提供できるようにすることを目指しています。
「HYBRITプロセスとSSABの脱化石燃料鋼板について知ったとき、すぐに、これがネットゼロの未来に向けた弊社のソリューションに大きな貢献をするだろうと思いました。初期の試算では、すべての鋼材を脱化石燃料鋼材に変えることで、総フットプリントを約60パーセント削減できると期待できます。弊社は、非化石代替燃料の需要を促進する原動力となるつもりでいます。EUの義務的な二酸化炭素割当量の価格が上昇するにつれ、鉄鋼業界にも二酸化炭素排出量の削減を求める圧力が高まるでしょう。」と、Vestreの持続可能性責任者、オイヴィン・ビョルンスタッド(Øyvind Bjørnstad)氏は述べました。
SSABは、世界の鉄鋼業界をリードし、二酸化炭素排出のない未来を実現することを目指しています。SSABの脱化石燃料鋼技術は、SSABが鉱山会社であるLKABおよびエネルギー会社であるVattenfallとともに2016年に立ち上げた、HYBRITイニシアチブ(水素ブレークスルー製鉄技術)から発展しました。この技術は、現在溶鉱炉プロセスで使用されている石炭とコークスを、水素や化石燃料を使用しないで製造される電気に置き換えるものです。