Peabは、SSABの新しいゼロエミッション再生鋼材であるSSAB Zeroを使用する最初の建設会社です

シンガポール、2023年8月18日 /PRNewswire/ -- SSABとPeabは協力関係を強化し、再生鋼材と非化石エネルギーによって製造されたゼロエミッション鋼材SSAB Zero™の納入を考慮しています。Peabは、初回発注で納入した300トンの約半分を、早速今年から、基礎用マイクロパイルに、残りの半分を建設工事に使用する予定です。これによりPeabは、SSAB Zero™を使用する世界で最初の建設会社となります。

この契約により、PeabとSSABは、スウェーデン国内のCO2排出量全体の約20パーセントを占める建設・不動産部門におけるカーボンフットプリントを削減するためのソリューション創出を目指し、共同での取り組みをさらに強化することになります。Peabの事業によるCO2排出は、生産における鉄鋼などのさまざまな材料の使用が主要な原因となっています。Peabは、包括的な環境目標として、2045年までにクライメイトニュートラル(気候中立)となること、そして2030年までに投入財の二酸化炭素排出強度を50%削減するという目標を掲げています。

「SSAB Zero™を弊社の新しいゼロエミッション鋼材製品郡の一つとして加えることができたのは素晴らしいことです。これにより、お客様の需要に対して迅速に対応できるようになるだけではなく、気候変動の緩和に向けた新たな一歩を踏み出すことができるのですから。」と、SSAB持続可能事業責任者のトーマス・ヘルンフェルト(Thomas Hörnfeldt)氏は述べました。「建設業界にSSAB Zero™を送り込み、Peabとのパートナーシップをさらに深めていきたいと考えています。」

「気候は待ったなしです。」と、Peab環境責任者のエリザベト・シュタドラー(Elisabet Stadler)氏は述べています。「弊社は、バリューチェーン全体のみならずライフサイクル全体を通じても、環境に対する影響に責任を負っているのです。Peabの目標は、すべての面で持続可能な取り組みを行うことによって事業環境と気候への影響を軽減することなのです。弊社の建設業界での責任は大きいですが、SSAB Zeroを使用することで、2045年までにクライメイトニュートラル(気候中立)産業になるという目標の達成に貢献することができます。これはPeabのみならず、業界全体にとってのマイルストーンでもあるのです。」

SSAB Zero™は、購入エネルギーと輸送を含む事業活動において、実質的に、化石炭素排出量ゼロ(スコープ1および2の鋼材1kgあたりのCO2排出量0.05kg未満)を実現しています。SSABは、使用電力に関して市場ベースの排出係数を実践しており、原産地保証を通じて化石燃料を使用しない電力を確保することができます。SSABは、SSAB Zero™の生産に関連する代替燃料の正しい供給源と使用を管理・保証するシステムを導入しているので、地中の化石燃料を枯渇させてしまうことはありません。原料として再生鋼材のみを使用したSSAB Zero™は、循環経済をサポートしているのです。SSABによるカーボンオフセット活動は行われていません。