効率性試験の結果、99%以上のピーク効率を証明
トロント(カナダ), 2023年7月13日 /PRNewswire/ -- Inmotive(インモーティブ)社のIngear™電気自動車(EV)用2速変速機は、独自の社内試験に基づく同社従来の主張どおり、EV技術開発に着手して以来、世界の大手OEM企業から世界最高の効率を備えたEV用2速変速機であることが確認されました。
Ingear™について、入力(モーター)と出力(CVシャフト)にトルクセルを搭載した完全な変速機アセンブリを使用し、OEMの施設で効率性テストベンチによる検証を行った結果、99%以上のピーク効率を達成していることが示されました。シミュレーションによれば、2速Ingear™は1速の場合と比較してEVの航続距離を7~13%向上させます。
2021年5月にInmotiveは、大手OEM企業だけでなく、自動車の一次サプライヤーがこの結果を確認したと報告しており、その後、別の変速機の一次サプライヤーも確認しています。
Inmotive社のPaul Bottero最高経営責任者(CEO)は、「世界的な大手OEMが、当社のIngear™を世界最高の効率性を持つEV用2速変速機であることを確認したことは、当社の設計を実証し、当社が市場に提供できる価値を明確化するものです。これは、Ingear™が当社の主張する優れた効率を実現し、電動パワートレーンのシステム費用を劇的に低減していることの、さらなる証拠であり、OEM企業やサプライヤーに、大衆向けの廉価なEVとう世界的なシフトを可能にし、加速させるソリューションを提供できることを楽しみにしています」と述べました。
Ingear™は、EV専用に開発されたコンパクトかつシンプルな設計により、OEM企業のシステム費用の低減および加速性能の最大15%向上に寄与します。加えて、特許を取得した形状により、滑らかで静粛性に優れた乗り心地、最高速度、牽引力、および登坂能力が改善されます。
プロジェクトの最新マイルストーンと開発状況
Inmotive社は、効率性の検証だけでなく、Ingear™変速機の初期堅牢性および耐久性試験も完了しています。そのために、10万回を超えるシフトチェンジを伴う繰り返し試験を行い、すべてのギヤアップにおいて、低速ギアでは80 Nm、高速ギアでは155 Nmのトルクで伝達されることを示した結果を得ました。Ingear™の設計は、トルクを損なうことなく、圧倒的に滑らかなシフトチェンジを可能にします。
同社は、2024年第1四半期末までに、400~500 Nmのモーター用高トルクユニットの試作品の完成を予定しています。
現在までに、Inmotiveは4件の車両コンバージョン評価試験を完了しています。Ingear™は、その体験、非常に滑らかなシフトチェンジ、優れた効率、初期耐久性、および幅広い用途に向けた道筋の証明を組み合わせることで、すぐにでもEVプログラムに組み込める準備が整っています。
Inmotive Inc.について
Inmotiveは、幅広い適応が可能な超効率的多速パワートレーン技術「Ingear™」を考案した、カナダを拠点とする企業です。わずかな追加コストと重量でEVの航続距離を伸ばすと同時に、スムーズなシフトチェンジで継続的なトルクを実現します。同社の信頼性に優れた設計により、トルク、加速性能、登坂能力、最高速度も向上しており、特許23件を取得し、出願中特許も46件を数えます。Inmotive社の本社はカナダのトロントにあり、ヨーロッパと中国にオフィスを構えています。詳細については、www.inmotive.comを参照してください。
Ingear™の画像のダウンロード:https://bit.ly/3PJF2Gc
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