ベトナム、ホーチミン市、2023年6月23日 /PRNewswire/ -- ヴィナミルクは、自社バリューチェーン全体で、サステナビリティへの取り組みを強化しながら、環境への影響を減らすことを目指す「酪農乳業ネットゼロへの道筋2050」を策定しました。これは、サステナブルな開発に向けた道を切り開いていくにあたって、重要な一歩です。
ヴィナミルクは、2021年、COP26の折に首相が行った、2050年までにネットゼロ排出量を達成する、というベトナム政府の公約に従って、公然とカーボンニュートラルとネットゼロ実現への誓約を発表した現地初の乳製品メーカーです。
大手乳製品ブランドは、サステナブルな農業、グリーン生産、環境を考慮したロジスティクス、サステナブルな消費、という基本になる4つの柱にサステナビリティの焦点を合わせました。 同社はさらに、温室効果ガス排出量を2027年までに15%、2035年までに55%削減し、2050年までにネットゼロエミッションを達成するよう努めています。
ヴィナミルクは、ネットゼロの目標を宣言することに加えて、ゲアン省に位置する乳製品工場と農場に関して、ビューローベリタスとBSIから、PAS 2060:2014基準に従ってカーボンニュートラル認証を取得したベトナム初の乳製品会社であることに誇りを持っています(出典:インテージ・ベトナム)
公表・検証済み報告書によると、中和措置が行える該当の2か所から排出される温室効果ガスの総量は、二酸化炭素1万7,560トンであり、これは約170万本の木に相当します。 ヴィナミルクによる生産および畜産活動の過程で排出量を削減すると同時に、同社が長年にわたって、温室効果ガスを吸収する森林群を維持する目的で行なってきた植樹の取り組みなどを含む「デュアルアクション」アプローチの結果といえます。
酪農業界で温室効果ガスの排出削減を達成し、ネットゼロに移行することは、特に大規模な酪農場にとって大きな課題になっています。 課題に対処するためには、包括的な技術投資、再生可能エネルギーへの移行、循環経済の導入が必要になります。 ヴィナミルクの業績は注目に値するもので、乳製品セクターにおけるネットゼロへの道筋をより幅広く開始するにあたって、同社の取り組みは重要な動機づけとして役立つものです - とビューローベリタスベトナムのゼネラルディレクター、Nguyen Viet Dungが評価しました。
ヴィナミルクは、ベトナムの乳業において、長年にわたりサステナビリティの向上に大きく貢献してきました。 ヴィナミルクは2012年以来、GRIスタンダードと国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿ったサステナビリティ・レポートを発行し、最近では2022年から2026年までの戦略的開発目標の1つとしてサステナブルな開発を盛り込みました。 13農場と11工場では太陽エネルギーを利用しており、グリーンファームモデルを開始し、「ベトナムのための100万本の木(1 Million Trees for Vietnam Fund)基金」の目標を達成しました。
ヴィナミルクCEO、Mai Kieu Lienは、次のように述べています。「ヴィナミルクにとって、『温室効果ガス排出量を減少、中和、根絶し、ゼロにする』ことの実現は、単なる選択肢ではなく、避けられない過程であると認識しています。2050年までのネットゼロ目標の追求に向かって、揺るぎなく、一度決めた計画を遅らせたり逸脱することなく、時間との競争に勝って、チャンスをつかまなければなりません」
ヴィナミルクは、「酪農乳業ネットゼロへの道筋(Pathways to Dairy Net Zero)」イニシアチブのサポーターとして、ESG戦略に沿って、植林イニシアチブの促進や国際協力の強化など、サステナビリティの目標を達成するために、より詳細にわたる活動を開始する意向です。
ヴィナミルク(Vinamilk)について
ヴィナミルクは、ベトナムの大手乳製品会社で、売上高36位の最大乳製品メーカーです。 国内外に15農場と、近代的設備を有する17工場を管理しています。
詳細については、ヴィナミルクのサステナブル開発リポートおよびサステナブル関連ニュースをご参照ください。