BOE IPC 2023、テーマ「IoTの推進:ディスプレイで実現するオープンイノベーションプラットフォーム」を掲げて開始

北京、2023年7月6日 /PRNewswire/ -- 6月28日、BOEイノベーションパートナーカンファレンス 2023(BOE IPC 2023)が、「IoTの推進:ディスプレイで実現するオープンイノベーションプラットフォーム(Empower IoT: An Opening Innovation Platform on Display)」をテーマにかかげ、Beijing Etrong International Exhibition & Convention Centerで始まりました。世界展開するディスプレイとIoTエコシステムパートナーを集結して行われる大規模な会議は、今年で6回目となりますが、奇しくも今年は、BOE設立30周年を迎える創立記念日と重なりました。 今年のIPCウィークには、業界の専門家、エコシステムパートナー、大手企業グループが一堂に会して、基調講演、テーマ別フォーラム、BOEとパートナーによるイノベーション展示エリア、イノベーションパートナープログラム、戦略的パートナーシップ契約の調印式など、一連の活動が行われました。 会期中、画期的な製品が数多く発表されました。 さらにBOE IPC 2023は、世界初となる8K + 5G UHD中継車から生配信されて、世界中のオーディエンスに、素晴らしい業界イベントの様子が伝えられました。

テーマ「IoTの推進:ディスプレイで実現するオープニングイノベーションプラットフォーム」に基づいて、無数の想定用途への対応強化と動的なイノベーションエコシステムの養成

BOE IPC 2023では、北京大学光華管理学院のLiu Qiao学部長、クアルコム・チャイナのMeng Pu会長、北京市文化遺産局のChen Mingjie局長、中国産業用インターネット学院(China Academy of Industrial Internet)のLiu Wenqing副学長、その他の専門家や業界で影響力をもつ方々が基調講演を行い、それぞれが持つ洞察を共有しました。

BOEのChen Yanshun会長は、「IoTの推進:ディスプレイで実現するオープニングイノベーションプラットフォーム」と題した基調講演で、過去30年間におけるインターネット、モバイルインターネット、IoT時代におけるBOEが果たす役割と貢献について講演しました。Chen Yanshun会長は、次のように述べました。「時代のトレンドを追随して、より幅広い想定用途に対応できる、より多様な機能や形態のディスプレイをお届けすることを目指して、当社は『IoTの推進:ディスプレイで実現するオープニングイノベーションプラットフォーム』という開発戦略を提唱しました。 当社は、常にパートナーとのイノベーション協力を深めて、コラボレーションエコシステムを構築し、さまざまな業界のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。 現在、5,000以上のパートナーと協力して、100近くの想定用途を検討し、駐車場、金融、教育、8K UHDディスプレイ、ビジュアルアート、デジタル展示会などのさまざまな分野でベンチマークとなるプロジェクトを実行して、業界のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。 BOEは、将来を見据えてグローバルパートナーと協力し、スマートIoTの新しい未来を創造し、革新的で調和のとれた双方に利益が得られる共同体を構築する準備ができています」

BOE社長のギャビン・ガオ博士(Dr. Gavin Gao)は、「シナリオ、パートナー、コラボレーション」と題したスピーチで、次のように述べています。「今年は、BOE設立から30周年を迎えます。 ディスプレイサプライヤーから革新的なIoT企業へと変貌を遂げた当社は、今後、スマートIoVやIoTなどの想定用途に専念し、価値転換を実現するためにディスプレイ、センシング、AI、IoTなどコア技術の融合を推進していきます。 このことは、BOE IPCを開催する当社のコンセプトとも合致しています。 当社は、テクノロジー企業としてイノベーションと事業開発に目を向けるだけでなく、企業と社会の統合開発を促進するような管理と運用をおこなう過程において、よりグリーンで、より革新的な、よりコミュニティに配慮したサステナブルな開発コンセプトを支持しています。 皆様におかれましては、『IoTの推進:ディスプレイで実現するオープニングイノベーションプラットフォーム』を掲げた戦略の実施と、『Powered by BOE』イノベーションエコシステムの構築に向けて、さらなるお力添えをお願い申し上げます」

想像を超える最先端技術、業界のペースを設定するような最先端製品

BOEは、BOE IPC 2023の展示エリアで、未来に向けた最新技術を多数発表しました。 LCD分野では、最高級ディスプレイ技術ADS Pro搭載、BOEの110インチUBセルモニターが、最も注目を集めた製品の1つでした。 178度の視野角、超低反射率、高コントラスト比、高リフレッシュレート、広色域、高輝度という主要な6つの強みが備わっているため、環境光が強い場合でも究極の画質を実現します。 フレキシブルディスプレイでは、世界初の17インチ折りたたみ式ラップトップが、その破壊的に柔軟なフォームで、多くの来場者を魅了しました。 BOEが提供するまったく新しいモジュール構造ソリューションに基づいた縦横の両方向に折りたたみ可能な業界初の折りたたみ式ディスプレイ製品は、完全に展開する、「X」パターンに折りたたむ、「Y」パターンに折りたたむ、という3パターンが可能で、オフィス、クリエーション系、ゲーム、エンターテインメント、その他の想定用途におけるスマートデバイスのアプリケーションを大幅に拡大できます。 さらにBOEは、LTPO技術とタンデム技術を搭載した業界屈指のフレキシブルディスプレイを紹介しました。ピーク輝度は2,000ニットに達し、電力消費を20%以上削減しながら、耐用年数を3倍から4倍に延ばして、ユーザーに優れたOLED体験をお届けします。 BOEは、MLED分野で独自の横方向ケーブル技術を採用して業界を牽引する製品、世界屈指のLTPS P0.5 COG AM MLEDディスプレイを発表しました。 BOEは、会期中に32インチのライトフィールド3Dモニターを発売し、31.5インチUHD 480Hz最高級eスポーツ向けディスプレイ、世界初の27インチ低炭素ディスプレイv2.0など、先駆的な製品を紹介しました。

BOEは、展示エリアの入り口で、IoTオールインワンプラットフォームが、「IoTの推進:ディスプレイが実現するオープニングイノベーションプラットフォーム」の戦略を実装するために、どのように支援しているかを紹介しました。 スマートパークに関しては、BOEが提供するクラウドエッジターミナルアーキテクチャに基づくスマートエッジソリューションが、お客様に「クラウドでの開発、ターミナルでの展開」を特徴とするOPS機能を提供しています。 集中型クラウドストレージソリューションと比較すると、コンピューティングリソースを70%近く削減し、人流、駐車場のセキュリティなどを含むスマートパークの運用を可能にします。 現在BOEのスマートパークソリューションは、20以上の都市で実施されています。 「画面+プラットフォーム+ソフトウェア+コンテンツ」を統合したBOEのワンストップスマートファイナンスソリューションは、中国工商銀行、中国建設銀行、中国民生銀行など、多くの金融機関に採用され、25都市の3,000以上の支店にサービスを提供しています。 スマートモビリティの分野では、BOE初のスマートコックピットに、世界屈指のディスプレイとAIoTテクノロジーを融合させた42.2インチのディスプレイと6.94インチのカメラモニターシステム(CMS)が搭載されています。ディスプレイは、10Kの超高解像度、100万レベルのコントラスト比、110%の色域が可能なので、お客様に鮮やかな色彩と優れた視聴体験をお届けします。 さらに、安全ベルト検出、ドライバーの眠気検出、車両所有者の識別など、AIを活用した5つの安全運転技術が実装されています。

BOEは、独自の技術力を強化しながら、グリーン製造の概念を実践しています。 同社は、BOE IPC 2023の場で、カーボンニュートラルに向けて:BOE低炭素開発報告書を発表しました。報告書では、初めて低炭素開発目標を明らかにし、2050年までにカーボンフリーの事業運営を達成することを約束しています。 BOEは、世界的な影響力を持つ大手テクノロジー企業として、常に事業運営にあたる際には、サステナブルな開発の概念を組み込んでいます。 2022年時点で、BOEには「国家グリーンファクトリー」に指定された15のスマートファクトリーがありました。

Powered by BOE」イノベーションエコシステムを構築するために、パートナーと協働

BOEは、BOE IPC 2023の場で世界屈指の技術と製品を紹介することに加えて、Honor、FAW Group、アストンマーティン、Chery、XPengを含む数十のエコシステムパートナーと共同で、多数の最先端技術を発表しました。 その中で、BOEのHSR周波数倍増技術を搭載したSkyworth Q53壁紙テレビは、2%〜2.6%の超低反射率と120Hz〜240Hzの高いリフレッシュレートを実現することにより、お客様に究極の視聴体験をお届けします。 Honor Magic5シリーズは、BOEの6.81インチフレキシブルOLEDディスプレイと、世界初のLTPOおよびスポットライト技術を搭載し、バッテリー寿命の向上、低消費電力、高性能、より効果的なアイケアを実現します。 さらにBOEは、コーニング(Corning)と共同で、ガラス素材のスマートアンテナ、ディフューザー、その他の革新的な製品を発表しました。

BOEは、自動車メーカー12社と協力して開発した一連の最先端技術と製品を紹介しました。 例を挙げると、BOEの12.8インチフレキシブルOLEDディスプレイを搭載したNIO ES6は、100万レベルのコントラスト比と100%の広い色域を実現して、実際の色に近い色彩を可能にします。 GAC AionのHyper GTは、BOEの車両用14.6インチ酸化物インセル型ディスプレイを搭載していますが、これは中国初です。 XPeng G6は、BOEの10.2インチセンターディスプレイと14.96インチのインストルメントパネル搭載で、スポーツカーのNETA GTは、17.6インチのセンターディスプレイを搭載しており、大型車載ディスプレイ分野でBOEがもつ強みを実証しました。

「IoTの推進:ディスプレイで実現するオープニングイノベーションプラットフォーム」の戦略の実装を推進し、ディスプレイを活用した無数の想定用途を増やすために、IPCウィーク中に、ディスプレイフォーラム、IoTイノベーションフォーラム、MLEDフォーラム、センシングフォーラム、スマートエンジニアリング医学フォーラム、フレキシブルOLEDフォーラム、メタバースフォーラム、テクノロジーハブフォーラム、産業用インターネットフォーラムとAI&ビッグデータフォーラムが開催されました。

BOEは、世界屈指の革新的なIoT企業として、2021年から2年連続で、研究開発に100億人民元以上を投資しています。 BOEは現在までに、フレキシブルOLEDに関連する2万8,000件以上を含む、計8万件以上の特許出願を提出しています。 BOEはまた、綿密な協議を重ね、共同開発をおこない、共有価値を生み出だしながら、半導体ディスプレイ、IoTイノベーション、センサーデバイスの3つの主要な技術ソースを共同で作成するために、今年のIPC会議に、戦略的技術アドバイザー、技術コンサルタント、社内外のR&Dリソースの共同管理グループとして業界のトップエキスパートを招待しました。

BOEは、新たな出発点に立ち、「テクノロジー+ブランド」の両輪駆動モデルによって、「Powered by BOE」イノベーションエコシステムを構築し、上流と下流のパートナーに対して、将来を見据えた技術研究開発とアプリケーション・イノベーションを提供し、IoTエコシステムを構築して、開発機会を活用し、分かち合う新しい未来を創造するために、パートナーと協力していきます。