Berlin Heals Holding AG、現行のCE試験に向けた資金調達ラウンドを無事完了

ツーク, スイス, 2023年6月29日 /PRNewswire/ -- 医療技術系新興企業Berlin Heals Holding AGは、心不全治療の画期的な手法と製品を開発しました。本製品(電子装置「C-MIC」)はすでにパイロット試験での患者テストに成功しており、現在CE認証手続きを行っています。そのため、同社は最近実施された資金調達ラウンドにおいて、さらに600万スイスフランを投資家から調達しました。これにより、拡張型心筋症治療における特許技術の承認に向けたCE手続きの進展と米国食品医薬品局(FDA)規制下での研究準備が飛躍的に進歩しました。

今回の資金調達は、同社が必要とするCE患者の約60%を獲得した時点で行われました。Berlin Heals Holding AG社は、ヒトを対象とした初のパイロット試験において、拡張型心筋症治療史上初となる成功を収めています。2022年に開始した現行のCE認証試験において得られたデータは、初期の研究結果の明確な裏付けになっているとみられています。これまでに、研究開発と規制手続きにおよそ3,500万スイスフランが投入されています。同社は、2024年第1四半期までにCE認証試験に必要な患者の100%を完全に獲得し、その約6ヵ月後にそれぞれの試験結果が得られると見込んでいます。同社はその後速やかに、C-MIC装置のCEマーキング取得を目指しています。

Berlin Heals Holding AG社の最高経営責任者(CEO)、Marko Bagaric氏は、

「当社は、CE認証試験を迅速かつ無事に完了することを目的として今回の資金調達ラウンドを開始しました。特に、新たな投資家として心臓外科と侵襲的心臓病学を専門とするスイスのFumedica社を獲得できたことを嬉しく思います。実際、Fumedica社はドイツ語圏における本製品の初期販売において重要な役割を果たすと見られています。当社の画期的な技術は、いまだに世界的に多く発生し、死因の上位を占めている心不全の治療に向けた大きな進歩となることを確信しています」と述べています。

Berlin Heals Holding株式会社は、2014年に著名な心臓専門医とエンジニアによって設立されたスイスの新興企業であり、「C-MIC」(心臓マイクロカレント療法)と呼ばれる画期的な埋め込み型装置の開発に成功しています。この装置は、一定の微弱電流とそれに伴う電界により、心不全患者の心組織構造を持続的かつ迅速に改善するものです。現在までに35台を超えるC-MIC装置が患者に埋め込まれ、非常に良好な成績が出ています。

担当者:
Marko Bagaric
info@berlinheals.com