深圳(中国) 2023年6月29日 /PRNewswire/ -- 北京大学HSBCビジネススクール(Peking University HSBC Business School、PHBS)英国校は北京大学創立125周年を記念すると同時に、英国オックスフォードシャーのボアーズヒルにあるサテライト校開設5周年記念行事を行いました。
今回の記念行事の一環として、世界各国の有名大学や機関から200人を超える学者や参加者が一堂に会し「高等教育における実務研修の新たな挑戦と新たな需要」と題したフォーラムが開催されました。主な出席者には、オックスフォード大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカルサイエンス(LSE)、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、ブリストル大学、中国建設銀行ロンドン支店、QS世界大学ランキング教育コンサルティング研究所の代表者が含まれます。
開会の辞では、PHBSの創立者兼学部長のWen Hai教授が、過去5年間に英国校を構築してきた共同努力について言及し、同校が、北京大学とPHBS双方の国際化目標の推進と、中国、英国、欧州間の学術交流促進において必要不可欠な役割を担っていることを強調しました。
続いて、フォーラムでは著名な専門家や各分野のエキスパートによる基調講演が行われました。香港上海銀行(HSBC)の大中華圏担当役員を務めるRebecca Leung女史は、HSBCの北京大学とPHBSに対する長年の支援と、中英交流促進の重要性についての考察を述べました。QS世界大学ランキングのDaniel Kahn氏は、中国人学生の国際ビジネス教育に対する需要の減少についての考えを示しました。
基調講演に続いて行われたフォーラムでは、学者や招待客を交えたディスカッションが行われ、さまざまな角度からビジネス教育の課題と可能性の探求が行われました。オックスフォード大学サイード・ビジネス・スクールの学部長を務めるSoumitra Dutta教授は、人工知能とビッグデータ科学がおよぼす影響にビジネス教育が適応する必要性について力説しました。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカルサイエンスの言語・コミュニケーション学部長のNeil Mclean教授は、ビジネス教育における異文化間の理解と相互学習の重要性について熱弁し、またユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの中国センター所長のAlessandro Spano教授は、異文化間教育の必要性を強調しました。中国建設銀行ロンドン支店長のAimin Yang氏は、複合的なビジネス人材育成の重要性について述べ、ブリストル大学経営学部長を務めるPalie Smart教授は、学際的な教育と協力の必要性を力説しました。
北京大学深圳大学院副学長兼PHBS学長のPengfei Wang教授は、第4次産業革命の黎明期におけるビジネス教育が直面する課題について議論することの意義を強調し、会議を締めくくりました。
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの教授兼DLT科学財団共同創立者Paolo Tasca博士は、閉会の辞のなかで、PHBS英国校のフィンテックとブロックチェーンの研究を支援する同財団の助成金について言及しました。
125周年記念行事のもうひとつの目玉、Wen Hai教授による「中国経済~その現状と未来~」と題した講演は、多くの聴衆を魅了しました。同教授は、中国のマクロ経済の見通しと、将来の成長における潜在的な課題についての見識を披露しました。
記念式典は、PHBS英国校と北京大学の功績を称え、高等教育におけるビジネス研究の新たな挑戦についての理解を深める、学生、研究者、教員、卒業生にとって最適な機会となりました。