北京、2023年6月15日 /PRNewswire/ -- 中国とホンジュラスは、外交関係が正式に樹立されてからわずか2ヶ月余りで、迅速かつ強固なスタートを実現しました。
先週、互いの首都に大使館が開設されたのに続き、月曜日に北京とテグシガルパでは、中国の習近平国家主席が訪問中のホンジュラスにてイリス・シオマラ・カストロ・サルミエント大統領と会談し、歴史的瞬間を迎えました。
習近平国家主席は、カストロ大統領がホンジュラスの大統領として初めて中国を公式訪問したことに言及し、この訪問は中国とホンジュラスの関係に新たな一章を開くものであり、特別な意味を持つと歓迎しました。
「中国はホンジュラスとの友好関係の構築に引き続き取り組み、ホンジュラスの経済・社会発展を強固に支持し、相互尊重、平等、互恵、共同発展を特徴とするホンジュラスとの友好・パートナーシップを構築する」と誓いました。
また、習近平国家主席は、ホンジュラス大統領と戦略的かつ長期的な観点から協力し、二国間関係をより大きな発展へと導き、両国民のより大きな利益のために協力のビジョンを具体的な成果へと結びつける用意があると表明しました。
「一つの中国」原則
ホンジュラスが中国の台湾地区とのいわば「外交関係」を断ち切ったと発表した数時間後の3月26日、中米諸国は中国と共同コミュニケに署名し、「一つの中国」原則に基づいて中国と外交関係を樹立した182番目の国となりました。
これにより、2021年11月に選出され、2022年1月に就任したホンジュラス初の女性大統領であるカストロ大統領は、選挙公約の一つを果たしました。
習近平国家主席は会談で、自身の「歴史的な」決断と、中国との国交樹立で示した「揺るぎない」政治的意思を称賛し、この貢献は「歴史に残る」と語りました。
また、「一つの中国」原則は、中国とホンジュラスの外交関係の樹立と二国間関係の発展の主要な前提であり、政治的基盤である、 と述べました。
カストロ大統領は、ホンジュラス側は「一つの中国」原則を断固として支持、遵守し、中国政府の民族統一達成のための努力を支持すると述べました。
月曜日に発表された共同声明によると、中国とホンジュラスは一帯一路構想（BRI）の下で協力を強化することに合意し、ホンジュラス側は、世界と時代が直面する課題に対処するために中国が提案した3つの構想「世界開発構想」、「世界文明構想」、「世界安全保障構想」への支持を表明しました。
連携に「大きな期待」
会談後、習近平国家主席とカストロ大統領は共同で、BRI建設、経済、貿易、品質検査、農業、科学技術、文化、教育などの分野における17の二国間協力文書の調印に立ち会いました。
また、双方は自由貿易協定に関する交渉を早期に開始することに合意しました。中国は3月以降、コーヒー、エビ、メロン、バナナなどホンジュラスの代表的な製品の輸入にゴーサインを出しています。
中国税関のデータによると、2023年1～4月の中国のホンジュラスとの輸出入は約38億9,000万元（5億4,000万米ドル）で、前年同期比22.9%増加し、特に輸入は229.5%増加しました。
習近平国家主席は会談でカストロ大統領に対し、「二国間関係は良好で迅速なスタートを切り、大きなダイナミズムと約束を享受している」と述べました。
カストロ大統領は、過去2ヶ月間に両国間の協力が急速に進展したことを踏まえ、ホンジュラスは将来に自信を持っていると語りました。
日曜日、北京のホンジュラス大使館の就任式で、ホンジュラスのエンリケ・レイナ外務大臣は、中国との外交関係の樹立は、ホンジュラスの世界との関係に新しい時代を開き、ホンジュラスが「偉大で繁栄した」国になる機会を提供すると述べました。
「中国と共に、私たちはホンジュラスの貿易と商業、そしてそれと同時にホンジュラスの経済成長のための新たな機会の窓を開きます」と、レイナ外相は最近のインタビューでCGTNに語っています。
カストロ大統領は水曜日までの6日間、中国を公式訪問しています。金曜日に上海に到着しました。彼女は、ホンジュラスは今年後半に上海で開催される中国国際輸入博覧会に参加し、若い学生を派遣して勉強させる、と上海で語りました。
https://news.cgtn.com/news/2023-06-12/Xi-holds-talks-with-Honduran-president-1kzOFov1ej6/index.html
