オムディアによると、中国での5Gの進展とクラウドの組み合わせが中国のサービス・プロバイダーに成長機会をもたらす

ロンドン、2023613 /PRNewswire/ -- Omdiaオムディアの新しい調査によると、中国は2022年末までに230万の5G基地局を擁する世界最大の5Gネットワークを構築して以降、さらに60万以上の5G基地局を追加して、2023年末までには290万に達する勢いです。

中国の5Gネットワークの共同構築と共同共有という観点から、この20235月に、中国の4つのサービス・プロバイダーすべての5Gネットワークの連携を通じた重要な節目がありました。中国工業情報化部(MIIT)という組織と指導の下、中国の4大携帯電話会社(中国移動、中国電信、中国聯通、中国広電)は共同で、世界初となる5Gネットワーク間ローミングサービスの試行を開始することを発表しています。同サービスにより、利用者は他の通信事業者の5Gネットワークにアクセスして、自分が加入する通信事業者の5Gネットワークの範囲外でも、5Gサービスを継続して利用することができます。

Omdiaのリサーチ・マネージャーであるRamona Zhaoは、次のように述べています。「Omdiaとしては、ネットワーク間ローミングによって、特に農村部における通信事業者の5Gネットワークの対象範囲が改善されると期待しています。5Gネットワークの対象範囲の拡大により、5G2026年までに4Gの主導的地位を追い抜いて、中国のモバイル市場で最大の技術になると思われます。2028年末には、5GIoT(モノのインターネット)接続を含むモバイル契約数全体の65.1%を占めると予想しています。」

Omdiaでは、技術革新、ネットワーク展開、および5Gのユースケースなど、多くの分野で中国を5Gのパイオニアと位置づけています。

5G導入の増加に牽引されて、中国のサービス・プロバイダーのモバイル・サービス収益およびIoT以外の報告済のモバイルの1ユーザーあたりの平均的な売上高(ARPU)は、いずれも2022年に前年比で成長を達成しています。中国電信のモバイル・サービス収入は前年同期比3.7%増、中国聯通のモバイル・サービス収入は同3.6%増で、中国移動のモバイル・サービス収入も同2.5%増となりました。

様々な国有企業のデジタル・トランスフォーメーション需要により、クラウド・サービスは中国のサービス・プロバイダーにとっても成長ビジネスと考えられています。

Omdiaでは、中国のサービス・プロバイダーがクラウドと5Gネットワークの統合によって、より多くのアプリケーションを革新することを推奨しています。これは、さまざまな産業のデジタル・トランスフォーメーションと新しい収益源の獲得を可能にするために不可欠なものです。」とZhao氏は結論付けています。

OMDIAについて
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