上海、2023年6月8日 /PRNewswire/ -- ファーウェイ・インテリジェント・ファイナンス・サミット2023(Huawei Intelligent Finance Summit 2023)において、Huawei Cloudが「アジャイルでスマートなファイナンスを実現するクラウドネイティブをリードする(Leading Cloud Native for Agile and Smart Finance)」をテーマにサミットを開催しました。同サミットでは、世界有数の金融機関および企業から参加した500名以上のゲストが、クラウドネイティブテクノロジーやデータとAIの融合などのイノベーション動向について意見交換を行い、その実践について共有しました。
Huawei Cloudのグローバルマーケティング・セールスサービス担当プレジデントであるJacqueline Shi氏およびHuaweiグローバルデジタルファイナンス(Huawei Global Digital Financ)の最高経営責任者(CEO)であるJason Cao氏が歓迎のスピーチを行いました。また、Huawei CloudマーケティングのプレジデントであるWilliam Dong氏が基調講演を行い、金融コンテナクラウドおよびCloud Native GaussDB(DWS)という2つの革新的なソリューションを発表しました。
「金融業界では、かつてないスピードでデジタルトランスフォーメーションが進んでいます」と、Jacqueline氏は語ります。「クラウドネイティブ、データインテリジェンス、AIGCなどのテクノロジーは、単なる流行語ではなく、金融情勢を変える革新的なソリューションです。 それらは、金融機関がプロセスを近代化し、パーソナライズされた顧客体験を設計し、より多くの商品とサービスをより俊敏に構築することを支援します。 デジタルトランスフォーメーションの行き先は非常に明確だと思いますが、そのアプローチには課題が山積しています。 金融業界では、両者が協力して不可能を可能にすることを望んでいます。」
また、Jason氏は、次のように述べています。「私たちは、ロードマップや技術に関する計画を皆さんにお伝えします。 ファーウェイの決意、技術開発への深化、そして金融業界への深化をご覧頂きたいと思います。 クラウド、そしてAIの時代です。 私たちには変化が必要なのです。 そしてファーウェイは、これらの変化すべてに対応するために、皆さまをサポートすることを決意し、コミットしています。」
William氏は、クラウドネイティブを導入する大手銀行が増えており、クラウドネイティブが金融業界のデジタルトランスフォーメーションへの道を切り開いていると述べました。 Everything as a Service戦略に従い、Huawei Cloudは、デジタルトランスフォーメーションに向けたクラウド基盤および業界のイネーブラーになることを目指します。 銀行は、弾力性のあるインフラ、金融アプリケーションの近代化、金融データとAIの融合という3つの側面から、デジタルトランスフォーメーションおよびスマートファイナンスに向けた歩みを加速させるでしょう。
第一に、弾力性のあるオールインクラウドインフラストラクチャについて。セキュリティ、安定性および信頼性の観点から、Huawei Cloud上のリソースは、金融機関がオンデマンドで利用できるよう、高い拡張性と弾力性を備えています。
第二に、金融アプリケーションの近代化について。 Huawei Cloudは、金融機関が刻々と変化する需要に対応し、新しいサービスを迅速に展開し、ソフトウェアの品質と安定性を確保できるようにすることを目的としています。
第三に、データとAIの融合で構築された金融意思決定および分析プラットフォームについて。 本プラットフォームは、パーソナライズされたインテリジェントなサービスを開発するための要であり、金融機関がより正確にリスクを予測し、コントロールすることができるようになるものです。
今回のサミットでHuawei Cloudは、金融コンテナクラウドおよびCloud Native GaussDB(DWS)を正式にリリースしました。 Huawei Cloud Stackに支えられた金融コンテナクラウドは、顧客のオンプレミスデータセンターに展開されます。 これは高性能、高いスケーラビリティとセキュリティ、高い保守性、良好なオープン性と互換性という4つの特徴を備えるものです。 またHuawei Cloudは、オールシナリオ対応のクラウドデータウェアハウスであるGaussDB(DWS)を、業界をリードする複数の機能を備えたサーバーレスアーキテクチャにアップグレードしています。
インドネシア最大のデジタルバンクであるバンク・ネオ・コマース(Bank Neo Commerce、BNC)の最高技術責任者(CTO)であるJustin Chen氏は、Huawei Cloudを活用したデジタルバンクの構築について、自身の考えを語りました。 同氏は、BNCのデジタルバンクサービスは、弾力性のあるクラウドリソースによって完全にバックアップされているといいます。 製品の反復と展開が数カ月から数日に短縮され、より俊敏な製品ポートフォリオによって、変化する市場ニーズに対応できるようになりました。 BNCは、Huawei Cloudを利用して、9カ月間でデジタルバンキングの利用者を10倍の2300万人にまで増やし、シームレスで便利なサービス体験を提供することに成功しました。
中国農業銀行(ABC)データセンターシステム部副部長のLiu Bo氏は、ABCが安定性と俊敏性を兼ね備えた「1+4」のクラウドネイティブプラットフォームをどのように構築したかについて紹介しました。 目標の一つは、完全なコンテナリゼーションです。
中国招商銀行(CMB)のシニアデータウェアハウスアーキテクトであるBai Jiong氏は、CMBがクラウドデータウェアハウスを通じてデータの価値を探り、ビジネス成長を促進するための実践について紹介しました。 同社はファーウェイとの共同作業により、GaussDB(DWS)上にハイパースケールのグローバル金融コアデータウェアハウスを構築し、デジタルCMBの強固な基盤を構築しました。