プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、アジア太平洋・中東・アフリカ全域における「平等な機会とインクルーシブな世界の実現(イクオリティ&インクルージョン)」を促進するための取り組みについて、新たな行動計画と進捗状況を公表しました。

同社は、浅川千映子氏、エディ・ンドプ氏、サラ・ハーデン氏、エリサ・フリエハ氏などが参加したP&G#WeSeeEqualサミットで、新たな取り組みを発表しました。

シンガポール、2023年5月12日 PR Newswire - Procter&Gamble(NYSE:PG)は、アジア太平洋・中東・アフリカ(AMA)地域全体での「平等な機会とインクルーシブな世界の実現(イクオリティ&インクルージョン)」(EIの推進を目的とした新しい取り組みを発表しました。同地域における第5回目の#WeSeeEqualサミットで、世界的なE&I提唱者や著名人が参加しました。


P&Gアジア太平洋・中東・アフリカ地域 プレジデントであるスタニスラブ・ベセラ氏は、同地域でのE&I推進に向けた新しい取り組みを発表しました。

生理用品ブランドAlways ・Whisperによる「'Keeping Girls in School」'プログラムを通じて、P&Gは次の3年間でアジア太平洋・中東・アフリカ全域で3500万人以上の思春期の少女に月経と生理衛生について教育します。

月経教育の必要性についての認識を高め、女子生徒の休学や中退を防ぐことに重点を置くことになります。

P&Gはアジア太平洋・中東・アフリカ全域で認定された「メンタルヘルスファーストエイダー」チームを今後1年以内に設立します。

研究によると、メンタルヘルスとDEI(多様性、平等な機会、インクルージョン)の間には密接な関係があります。個人のメンタルヘルスは、マイクロアグレッション、多様性の欠如、無意識の偏見・思い込みなどの要因によっても影響を受けることがあります。P&Gの「メンタルヘルスファーストエイダー」は、認定機関から研修を受けた資格のあるさまざまな組織のP&G社員であり、メンタルヘルスの問題を抱える同僚を支援するために活動します。同地域の19,000人の社員を対象とし、これらのファーストエイダーは対応の第一線で活動し、精神的に苦しんでいる際の兆候や症状を特定し、対話を通じて社内で利用できる情報源へと導き、専門的なサポートを受けられるよう支援します。

国連財団との協働により開催されたこのサミットは、DEI領域での新しいトレンドやインサイトに焦点を当て、特に職場や消費者層において目立つようになっているZ世代に重点を置いて世代間のギャップを埋めること、革新と創造性を促進するためのリーダーシップスタイルと視点の多様性、さまざまなステークホルダーが消費者や地域社会に奉仕するために進歩を加速する方法ついて話し合われました。初めて、サミットではE&Iを前進させるために精神の健やかさを不可欠な要素として論じ、差別や排除につながる偏見や思い込みが精神の健やかさに悪影響を与える可能性があることを明らかにしました。

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)アジア太平洋・中東・アフリカ地域のプレジデントであるスタニスラブ・ベセラは、「誰もがビジネスや社会で成長ができる、独自の背景、視点、経験を持っています。私たちは、当社の製品ブランドを通じて、パートナーの皆さんと共に、社員や地域社会に価値を創造し続けるために、企業として更に進んでいくことになります。「Unique and United」をテーマに掲げた#WeSeeEqualサミットは、業界リーダーとのつながりを深め、開かれた率直な会話を持つ機会であり、「平等な機会とインクルーシブな世界の実現」に向けてどのように前進し続けるかについて話し合うことができる場です。」と述べました。

以下は、P&Gが昨年の#WeSeeEqualサミットの一環としてAMA地域で行った取り組みに関する力強い進展です:

  • P&Gは昨年、3か国(インド、シンガポール、フィリピン)で「P&G ReLaunchプログラム」を導入し、職場復帰を目指す才能ある人材をSTEM(科学、技術、工学、数学)関連業務に復帰させるための支援活動を行いました。このプログラムは、今後もIT、研究開発、生産統括の分野で再起を目指す人々を支援し、同社のSTEM分野における多様性推進への取り組みの一環となります。
  • AMA地域内で女性オーナー・女性主導のビジネスと積極的に協力し、2021年から2025年までの間に累計3億ドルを費やすという取り組みの一環として、既に1億7500万ドルを投資しました。AMA女性起業家起業家向け P&Gアカデミープログラムを通じて、P&Gは地域内の10か国で1000人以上の女性起業家に向けた研修を提供し、事業競争性をより強めるために取り組みました。
  • P&Gは、ブランド広告、ソーシャルメディア、ウェブサイトなどのアクセシビリティを向上させ、2024年までに視覚障害や聴覚障害のある人々が多くのコンテンツにアクセスできるよう取り組んでいます。2024年までにほとんどのコンテンツにおいて視覚障害者や聴覚障害者が利用可能となるように取り組んでいます。
  • P&Gは、同社ブランド広告における撮影時の女性監督の比率増加を実現するために取り組みを続けています。AMA地域では、女性監督の比率を2019年の16%から現在の35%以上に高めました。当社は、広告、メディア、コンテンツでの多様な女性人材のパイプラインを構築・促進するとともに、ネットワークを作る包括的な一連の活動を通じ、女性監督の比率50%を達成することを目指しています。

P&Gの「We See Equal」サミットには、以下のグローバルリーダー達が参加しました。

  • Guneet Monga Kapoor:初のインド人オスカー受賞プロデューサー、CEO - Sikhya Entertainment
  • Eddie Ndoup:人道主義者、ストーリーテラー、障害者
  • Elissa Freiha:Womenaの創設者兼最高経営責任者
  • Sarah Harden:Hello Sunshineの最高経営責任者
  • Sia Nowrojee:国連財団の少女・女性戦略のシニアディレクター
  • Aparna Piramal Raje:作家(Chemical Khichdi)、スピーカー、教育者
  • 浅川智恵子氏-視覚障害のあるコンピュータサイエンティスト、IBMフェロー
  • Simidele Adeagbo:オリンピック選手

「報告書によってはジェンダー平等は今からまだ1世紀から3世紀かかる問題であることが示されています。各種のデータ類は、深刻な不利益や差別、そして憂慮すべき結果を繰り返し示しています。」と、国連財団の少女・女性戦略のシニアディレクターであるSia Nowrojee氏は述べています。「しかし、行動を起こすのは今しかありません。企業には「平等な機会」を生み出すという独自の責任があると私たちは信じています。そして、その責任を果たす企業は、すべての人の尊厳と機会のために戦うことに価値があると信じています。そして、その責任を果たす企業は、すべての人の尊厳と機会を得る価値があると考える世界の一員となるでしょう。」

サミットには以下のP&Gグローバルリーダーも参加しました。

  • シャイレッシュ・ジェジュリカーr:最高執行責任者
  • ファーマ・フランシスコ:ベビー・フェミニン・ファミリーケア事業部最高経営責任者およびジェンダー平等推進エグゼクティブスポンサー
  • Bala Purushothaman:最高人事責任者
  • マーカス・ストロベル、スキン&パーソナルケア事業部 プレジデント

#WeSeeEqualプログラムは、P&Gがより平等でインクルーシブな世界の実現に向けての継続的な取り組みを示しており、2019年にはアメリカ合衆国国務長官賞の女性エンパワーメント部門を受賞しました。世界最大の広告主の1つとして、P&Gおよびその製品ブランドは、影響力のあるメディアや広告における発言力をもとに、さらなる認知向上、偏見に対応するための取り組みを促進し、社会の変化を促し続けます。

▽プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)について

P&Gは、Always(R)、Ambi Pur(R)、Ariel(R)、Bounty(R)、Charmin(R)、Crest(R)、Dawn(R)、Downy(R)、Fairy(R)、Febreze(R)、Gain(R)、Gillette(R)、Head&Shoulders(R)、Lenor(R)、Olay(R)、Oral-B(R)、Pampers(R)、Pantene(R)、SK-II(R)、Tide(R)、Vicks(R)、Whisper(R)など、信頼できる高品質なリーダーブランドの中でも最も強力なポートフォリオの1つを持ち、世界中の消費者にサービスを提供しています。P&Gのコミュニティには、約70カ国おける事業が含まれています。P&Gおよびそのブランドに関する情報や最新ニュースは、ホームページ(https://jp.pg.com/)をご覧ください。

(日本語リリース:クライアント提供)