【桃園(台湾)2023年5月2日PR Newswire】GUS Technologyは4月26日、Jhongli Industrial Park(中レキ工業団地)でGigafactory(ギガファクトリー)の開所式を開催しました。立法院のChi-Chang Tsai副院長、桃園市のMing-jiuh Wang副市長、経済部工業局のChih-Ching Yang副局長など国内外の来賓が直接出席し、台湾初のバッテリーギガファクトリーの完成を見届けました。この施設は、台湾のリチウムバッテリー産業が新たなマイルストーンに到達するのを支えるGUS Technologyの成功を象徴しています。台湾の人材と産業発展に楽観的なGUS Technologyは、チタン酸リチウム(LTO)とNCM素材系を中心に、2019年末からEVとエネルギー貯蔵用のバッテリーモジュールの設計、開発、製造に参入してきました。中レキギガファクトリーの建設全体に対する投資額は、40億台湾元に達しています。ギガファクトリーは立ち上げ後、地元住民に250人以上の雇用を創出する見込みで、バッテリー産業に情熱を注ぐ優秀な人材を引き付け、共同で産業の発展を促進し、ひいては地元の人材が国際舞台で輝く機会を提供することを望んでいます。
GUS TechnologyのC.C. Chang会長(博士)は「GUSはメード・イン・タイワン(MIT)を誇りにしています。台湾初のギガファクトリーの設計、製造工程、敷地計画は、地元の人材と国際標準という2つの基本要素を念頭に置いて行われてきました。私たちは、世界各国がエネルギー産業の分野で急速に競争に突入していることを認識しています。GUS Technologyは、台湾の産業リソースと人材を革新的なリソースとコア技術で統合し、ハイエンドでカスタマイズされた研究開発能力で、台湾が国際エネルギー市場で重要な地位を確保することを可能にしました。台湾のバッテリー研究開発のイノベーションと製造の強さを、世界はまもなく目のあたりにすることになるでしょう」と述べました。
GUS Technologyのギガファクトリーが26日完成し、開所したことに加え、式典では、英国のEchion Technologiesとの了解覚書(MOU)、ノルウェーのBeyonderおよびインドのMidwest Energy PvtとのMOUなど、複数の海外パートナーとの覚書締結が発表されました。今後、GUS Technologyは、これらの海外パートナーと、電池セルの負極材、蓄電装置、原材料など、さまざまな側面で協業していく予定です。第3のエネルギー転換や地球規模の気候変動などの要因によって引き起こされる新たな波に直面し、GUS Technologyは、パートナーと協力して電池モジュールアプリケーションの開発と統合を続け、さまざまなグリーンエネルギーアプリケーションに最先端のソリューションを共同で提供するとしています。
GUS Technologyは、上流素材、セル設計、製造・モジュールからアプリケーションエンドまでの研究開発能力を持ち、差別化された製品と様々なアプリケーションを連続的開発に成功してきました。継続的な開発、研究、改良を経て、GUS Technologyは電池製造に高品質素材を導入し、製品全体の歩留まりを最適化し、高い安全性、高い放電率、高い蓄電量、広い使用温度範囲、長いサイクル寿命という特徴を持つ独立した技術のリチウム電池を開発しました。高いカスタマイズレベルの利点と相まって、GUS Technologyは全体的な国際的な発展傾向に適合しています。26日完成・始動した台湾初のバッテリーギガファクトリーは、GUS Technologyの生産能力を牽引し、リチウム電池の大規模生産を実現するものです。ギガファクトリーは2023年第3四半期に生産を開始し、2024年第2四半期には生産能力が250MWhから1GWh以上に拡大する予定です。
GUS Technologyは、台湾を世界の新エネルギー電池の主要材料とハイエンド機器の主要部品の研究開発・製造拠点にすることを目指し、また、台湾のリチウム電池が将来的により長く、より持続可能なサイクルになるための循環経済の主要推進者となることを目指しています。2022年、GUS Technologyは、欧州のEVバッテリー研究開発のトップ企業であるInoBat Autoと提携しました。株式会社カネカのエレクトロニクス研究所のリチウム電池チーム責任者で、長期にわたりGUS Technologyとも協力してきたHidekazu Kuromatsu氏は、ギガファクトリーの開所式に祝辞を送り、「優れた電池製造技術、電池パックの設計・組立技術は、GUS Technologyとの協力関係の基礎となるものです。新しくオープンしたギガファクトリーは、株式会社カネカとGUS Technologyの協力プロジェクトを加速させる大きな原動力になると確信しています」と述べました。
さらに、2023年、GUS Technologyは、日本の多国籍企業である株式会社東芝と手を結びました。東芝の電池事業部門ゼネラルマネジャー、Okada Yoshihiro氏は開所式でのスピーチで、「東芝は、日本と友好関係にある台湾を最重要顧客地域と位置付け、自社の電池技術・製品を台湾の様々な問題解決に役立てたいと考えています。東芝は、GUS Technologyが生産する電池が、台湾のみならず、世界の環境問題の解決に貢献できると確信しています」と述べました。
台湾初のバッテリーギガファクトリーとして、GUS Technologyの新施設は、リチウム電池セルを製造する主要生産拠点と、新世代バッテリーの技術開発を主に担当する研究開発センターの2棟を有しています。また、ギガファクトリーでは、省エネ・低炭素化対策を実施し、グリーン・低炭素排出計画を採用しているため、ギガファクトリーの設備の改善により、年間7000万kWh以上の電力を節約することができます。また、ギガファクトリーには廃水リサイクル機構があり、水資源を効果的に節約することができます。最後に、ギガファクトリーエリアでは、環境の持続可能性に貢献するため、国際基準を満たす厳しいカーボンフットプリント検査を行っています。