- イタリアの高級車メーカー、アウトモビリ・ピニンファリーナが最高技術責任者(CTO)と最高執行責任者(COO)を新たに任命し、経営陣を強化
- CTOにはアンドレア・クレスピ、COOにはアンドレア・ノヴェッロが昇格し、パオロ・デラッチャCEO率いる経営陣に加入
- 2018年4月にイタリアのローマで設立されたアウトモビリ・ピニンファリーナが5周年の節目でさらに進化
- アウトモビリ・ピニンファリーナはこの5年の成長と輝かしいブランドの伝統を祝し、次なる限定版ハイパーGTを今夏発表予定
- バッティスタが先週初めてカナダに到着、数々の受賞や世界記録更新をトロントにて祝福
イタリア・カンビアーノ, 2023年4月25日 /PRNewswire/ -- 創立5周年を迎えたアウトモビリ・ピニンファリーナ(Automobili Pininfarina)は、世界で最も熱望されるピュアEVラグジュアリーカーの製造会社として、その地位をさらに強化するための新戦略を本日発表しました。
まずは、パオロ・デラッチャCEOの任命を受けた新メンバーが経営陣に加わることが報告されました。加えて、熱心なコレクターを対象とした新たな限定モデルの発表が今夏に控えていることが明らかにされました。
アウトモビリ・ピニンファリーナのパオロ・デラッチャCEOは次のように述べています。「アウトモビリ・ピニンファリーナの創立5周年にあたり、まずは、我が社の欧州拠点であるカンビアーノとミュンヘンに世界各地から集結したエキスパートの皆さんの功績を称えたいと思います。そのエキスパート集団の中から、アンドレア・クレスピとアンドレア・ノヴェッロが昇格することは大変喜ばしく、経験と才能と情熱に満ちた両名が経営陣に加わることにより、アウトモビリ・ピニンファリーナは革新的かつ持続可能な方法で成長を加速できると確信しています」
「世界初の電動ハイパーGTとして誕生したバッティスタは、量産車の世界記録をいくつも更新した後、ヨーロッパやアメリカ、最近ではカナダなど、世界各地のお客様のもとに届けられています。先週はトロントの販売代理店に私自らバッティスタを届けることができ光栄でした」
「我が社は今後、さらに多くのお客様にお喜びいただくことを目指します。そこで、拡大を続ける顧客コミュニティに対応するため、魅力あふれるニューモデルを製作いたしました。その第1号車を今年の夏に公開します。ピニンファリーナの名に込められた伝統を尊重しつつ、ピニンファリーナが誇る創造性を新たな次元へと高めたデザインを披露いたします」
アンドレア・クレスピはアウトモビリ・ピニンファリーナのeパワートレーン&高圧システム部門の責任者から昇格し、最高技術責任者に任命されました。クレスピはこれまで、アストンマーティンやマセラティで役職を歴任し、2018年にアウトモビリ・ピニンファリーナに入社。高級ブランド向けの電動化アーキテクチャとEV設計に関する経験が豊富です。
バッティスタが高度なEVアーキテクチャをベースに記録破りのパフォーマンスを実現する上で、クレスピは中心的な役割を果たしてきました。今後は、アウトモビリ・ピニンファリーナが発表するすべてのラグジュアリーカーの技術開発をクレスピが指揮します。
CTOへの任命を受け、アンドレア・クレスピは次のように述べています。「今はアウトモビリ・ピニンファリーナがさらに進化するための重要な時期であり、私たちは将来に向けて技術力の強化と、ラグジュアリーEVのポートフォリオの充実を図っていかねばなりません。アウトモビリ ・ピニンファリーナで働く人々を突き動かしているのはイノベーションとクラフトマンシップの精神です。それが、国際的な経験を誇るエンジニア、デザイナー、ビジネスエキスパートらの DNAに宿っています。そうした精神を大切にしつつ、しっかりと技術チームを率い、世界中の見識あるお客様のために製品やサービスや体験を生み出していきたいと思います」
アンドレア・ノヴェッロは現職の製造部責任者から昇格し、アウトモビリ・ピニンファリーナの最高執行責任者(COO)として経営陣に加わります。ノヴェッロは高級車および車体開発の経験を積んだエンジニアであり、マセラティやピニンファリーナS.p.Aを経て、2018年にアウトモビリ・ピニンファリーナに入社した設立時からのメンバーです。
ノヴェッロはこう述べています。「私は前職の勤務地がカンビアーノであったことに加え、私の身内が昔、この名高い工場で働いていたことがあり、ピニンファリーナというブランドとは特別な縁を感じています。私にとって第二の故郷のような場所です」
「我が社の明るい未来を構築するため、この素晴らしい新チームの一員として力を尽くし、大切なお客様のため、終始一貫して最高のオーナーシップ体験を提供したいと思います。私は現在、自らのチームとともにバッティスタのような傑出したラグジュアリーカーを製作できていることを誇りに思っています。今年はピニンファリーナブランドのピュアEVシリーズからバッティスタに続くニューモデルをお客様にお披露目します」
新たに任命された両名のほか、デイブ・アマンテーア(最高デザイン責任者)、ダン・コーネル(最高ブランド責任者)、ゲスタ・ヘニング(最高営業責任者)がこれまで通り経営陣を務めます。新体制となった経営陣は名高いピニンファリーナの名にふさわしい、希少で美しいマスターピースを製作してほしいという顧客からの要望に応え、感動的なピュアEVを新たに発表します。
アウトモビリ・ピニンファリーナは現在、イタリア・カンビアーノとドイツ・ミュンヘンの2拠点で116人の従業員を抱えています。ピュアEVハイパーGTであるバッティスタは2022年夏に量産に入り、同年に世界各地の顧客への納車がスタートしました。今年2月、バッティスタはインドの自動車走行試験センター(NATRAX)にて、1/4マイルスプリント8.55秒という記録を打ち立てるなど、世界最速記録をいくつも更新しています。
詳細については、こちらをご覧ください
automobili-pininfarina.com/media-zone
編集者注
アウトモビリ・ピニンファリーナのバッティスタ (LINK TO PRESS KIT)
バッティスタは、これまでにイタリアで設計・製造された車両の中で最もパワフルであり、内燃エンジン技術を搭載する現代の公道仕様スポーツカーでは達成できない水準のパフォーマンスを発揮します。0-100km/h加速は現行F1レースカーを凌駕する2秒未満、最高出力1,900馬力、最大トルク2,340Nmを誇り、ゼロエミッションパッケージで究極のエンジニアリングとテクノロジーを両立しています。各ホイールに1基ずつ計4基の電動モーターがあり、120kWhのバッテリーから電力が供給されます。WLTP複合モードの航続距離は1回の充電で最長476km(300マイル)です。イタリア・カンビアーノにあるバッティスタアトリエにて、150台限定のバッティスタが1台ずつ手作業で製作されます。
AUTOMOBILI PININFARINAについて
アウトモビリ・ピニンファリーナはドイツ・ミュンヘンに事業本部があり、ラグジュアリー/プレミアム・カーブランドで豊富な経験を積んだ自動車エグゼクティブチームを擁しています。イタリア国内でデザインとエンジニアリングが行われ、手づくりされるハイパーGT「バッティスタ」と今後の全モデルは、すべての主要グローバル市場で「ピニンファリーナ」のブランド名で販売されます。世界で最もサステナブルで最も熱望されるラグジュアリーカーブランドを目指す新会社です。同社はマヒンドラ&マヒンドラ社(Mahindra & Mahindra Ltd)が100%出資しています。
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