より良いものを共に(Together for better): オート上海で輝くCATLカーボンニュートラルへの熱意と先進技術

上海、2023年4月23日 /PRNewswire/ -- 4月18日、CATLはその最先端技術とオールシナリオソリューションで、第20回上海モーターショー(Shanghai International Automobile Industry Exhibition、オート上海(Auto Shanghai))に初出展を果たしました。 会期中にカーボンニュートラル計画や凝縮電池、および4C急速充電の麒麟(Qilin)バッテリーやナトリウムイオン電池などの新製品についてOEM提携を発表し、さらに新エネルギー産業における革新的な能力と実績を示しました。


破壊的イノベーションが切り開く、総合電化の時代

4月19日、CATLはAuto Shanghaiにおいて、最先端のバッテリー技術である凝縮電池を発表しました。最大500Wh/kgのエネルギー密度で、高エネルギー密度と高度な安全性を創意工夫によって同時に実現し、旅客機の完全に新しい電動化シナリオを創出します。さらに、CATLはEV用凝縮電池の量産を短期間で実現することができます。 今回の展示で最も注目されたバッテリー技術である凝縮電池は、旅客機の電動化および知能化を促進し、産業発展の可能性をさらに拡大するものです。

電気化学反応に伴う超高エネルギー密度材料の変化に対処するため、CATLの凝縮電池は、高導電性の生体模倣凝縮型の電解質を利用してチェーン間の相互作用力を調整できるミクロンレベルの自己適応型ネット構造を構築することにより、セルの導電性能およびリチウムイオン輸送効率を改善するとともに微細構造の安定性を高めています。

さらに、凝縮電池は、超高エネルギー密度の正極材料、革新的な負極材料、セパレータ、製造工程など、さまざまな革新的な技術を統合しており、優れた充放電性能と良好な安全性能を提供します。

現在では、CATLは電気旅客機の開発においてパートナーと連携し、航空レベルの安全性および品質の要求に応じた規格および試験を実践しています。 さらに今年中に量産開始予定の自動車用凝縮電池も展開し、研究室から市場へ、技術を迅速に転換するCATLの能力を実証します。 

複数機種を駆動する高度なバッテリー技術

「顧客の要望を満たすことが、CATLの技術革新を推し進める中核的な原動力です。」と、CATLのチーフサイエンティストであるWu Kai氏は述べます。 オート上海の期間中、ナトリウムイオン電池や麒麟電池を含むCATLの先端技術は、複数のOEMパートナーの最新モデルに搭載されました。さまざまな技術で顧客に最適なソリューションを提供し、消費者が持続可能な運転体験を楽しめるようになっています。

4月16日、CATLの第一弾となる量産型ナトリウムイオン電池が、奇瑞(Chery)のEVモデルに搭載されることが発表されました。 限られた原料のボトルネックを解消するナトリウムイオン電池は、熱安定性に優れ、低温での性能が良く、集積効率が高いという特徴があります。 ナトリウムイオン電池とリチウムイオン電池を補完することで、市場や顧客にさまざまな費用対効果の高いソリューションを提供し、マスマーケットに普及させることができるのです。

4月18日、CATLはリー・オート(Li Auto)と包括的な戦略的協力協定を締結し、Li Autoの最初のBEVモデルにCATLの4C麒麟電池を搭載することを発表しました。 その優れた性能により、革新的な麒麟電池は、ハイエンド車種の製品競争力を大幅に高めることができます。 CATLの4C急速充電麒麟電池とLi Autoの800V高電圧急速充電BEVソリューションに支えられ、Li Autoの新モデルは充電速度を上げながらエネルギー効率を向上させ、ほぼすべての走行シーンで急速充電と航続距離の延長を可能にしました。

カーボンニュートラルへの挑戦がもたらす新たな可能性

国際社会が持続可能な開発におけるグローバル・コンセンサスを国際的な枠組みで行動に移す中、CATLは今年のオート上海でカーボンニュートラル計画を発表しました。 2025年までに中核事業で、2035年までに電池のバリューチェーン全体でカーボンニュートラルを達成することを誓約しています。

2025年までにCATLのすべてのバッテリー工場がカーボンニュートラルとなることで、同社は製造業で初めてカーボンニュートラルを達成することになります。 2035年までに、CATLが生産するすべての電池がカーボンニュートラルとなり、鉱物資源から完成した電池までのバリューチェーン全体でカーボンニュートラルを達成します。

「CATLにとって、カーボンニュートラルの達成は責務であり、弊社の能力を証明し、より多くの機会を切り拓くものです。」と、CATLボードセクレタリーのJiang Li氏は述べます。 CATLのリチウムイオン電池の販売量は、2022年には289GWhに急増し、CATLは世界のEV電池と蓄電池の世界シェアでそれぞれ37%、43.4%を占めています。よってCATLのカーボンニュートラル計画は、リチウムイオン電池業界では最大規模となります。またCATLは、カーボンニュートラル達成のためのアプローチとアクションプランを記したカーボンニュートラルのホワイトペーパーを発表し、カーボンニュートラルを達成する世界初の大手電池メーカーとなることを目指します。

CATLは、リチウムイオン電池、ナトリウムイオン電池、12V電池、48V電池、AB電池パック、麒麟電池、パワートレイン領域コントローラーパックなどの製品およびソリューションをはじめ、EVOGO電池ブロックや電池交換ステーションなどの電動化および知能化開発を中心としたオールシナリオソリューションなど、材料および電気化学システム、構造システム、極限製造、ビジネスモデルという4次元で、イノベーションにおける段階的な成果を紹介し、研究開発の強みと全方位の戦略計画を示しています。 より良いものを共に(Together for better)、CATLは、顧客の皆さまとともに、新エネルギー産業の質の高い発展に、より一層貢献していきたいと考えています。