【台北2023年4月14日PR Newswire】組込みマザーボード及び産業用コンピューターのグローバルリーディングブランドであるDFI(2397)は、3月13日に開催したオンライン決算説明会において、2023年上半期のDFI Embedded(組込み事業)が部材欠品の緩和と各地域の市場における力強い需要に支えられ、前年同期比で好調な業績となり、期を追うごとに成長が見込まれると説明しました。上半期を見据えて、業界の成長モメンタムは国際的な経済要因や在庫調整などの影響により鈍化傾向であるものの、新しいインフラ整備に対するグローバルな非弾力的需要の恩恵を受けており、またAIコンピューティングのトレンドが、ボード、ハイパフォーマンスコンピューティングのニーズを牽引していることを踏まえ、DFIは今後の市場環境について慎重ながらも楽観視しています。
DFIの昨年の売上高、粗利益、営業利益の3指標はいずれも伸びており、売上高と粗利益は再び過去最高を記録しました。通年の連結売上高は前年比22%増の161.90億台湾ドルとなり、粗利益は前年比29%増の32.82億台湾ドル、営業利益は前年比39%増の7.31億台湾ドルとなりました。
2022年下半期は、予想に沿った結果となり、全体的な営業指標が上半期を上回りました。2022年の税引後純利益は5.97億元、親会社に帰属する純利益は5.28億元、1株当たりの税引後利益(EPS)は4.61元となりました。前年度を下回ったものの、これは2021年に汐止工場土地売却に伴う営業外収益が計上されていたことが主な原因であるため、Embeddedは成長を維持しています。現在の受注状況を踏まえると、DFI Embeddedの第1四半期の業績は前年同期を上回る可能性があります。
今後の見通しについて、DFI副董事長の李昌鴻氏は、DFIの受注は、新しいインフラ整備、エネルギーの転換、設備の自動化といった需要を背景に月ごとに増加が見込まれます。昨今、ChatGPTの登場により生成AIコンピューティングのトレンドが生まれ、ハードウェアとソフトウェアの需要が高まっている中、長年にわたり組込みボード、ネットワークセキュリティ、産業自動化、ハイパフォーマンスコンピューティングなどの4つのアプリケーション分野に投資してきたDFIは、優位性が見込まれています。
DFI総経理の蘇家弘氏によると、DFI Embeddedは、部材欠品の緩和と各地域の市場における新しいインフラ整備への明確で力強い需要の恩恵を受けて、2023年上半期は前年同期比で好調な業績となり、四半期ごとに成長すると予想されています。
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