ケープタウン（南アフリカ）、2023年3月31日 /PRNewswire/ -- 銀行がネオバンクやフィンテックの新興企業に対抗して競争力を維持しようとするなら、ビジネスのやり方を根本的に変えてデジタルファーストにする必要があります。 そして、その目標を達成するためには、テクノロジー・パートナーと協力して適切なインフラを整備することが極めて重要になります。 これは、先日南アフリカのケープタウンで開催された「アフリカ2023年ファーウェイ・インテリジェント・ファイナンス・サミット」のメディア向けラウンドテーブル・イベントにおいて、登壇者が発した最も重要なメッセージです。
Leo Chen, President of Huawei Sub-Saharan Africa Region, unveiled ‘Non Stop Banking’ initiative at the Huawei Intelligent Finance Summit for Africa 2023, the initiative calls for hand-in-hand collaboration between the ICT and banking industries and facilitate a digital future of 'non-stop' services, 'non-stop' development, and 'non-stop' innovation.
ファーウェイ・グローバル・デジタル・ファイナンスのCEOであるJason Cao氏によると、アフリカの銀行は、アフリカ大陸のモバイル普及率と金融ニーズの高まりを利用する機会を得ているとのことです。 「モバイルはすべての核となるものです」と彼は言い、中国とアフリカのモバイル決済には類似点があると付け加えました。 未来学者で作家のBrett King氏も、このモバイルへの注目が、アフリカだけでなく世界中で重要になることに同意しています。
アフリカ最大級の金融サービス企業であるNCBAグループのデジタルビジネス担当グループディレクター、Eric Muriuki Njagi氏は、デジタルファーストのアプローチが顧客体験の向上に役立つことを身をもって体験している人物です。
銀行にとって、テクノロジーでリードする選択をすることは、「信頼のスピードでマネーを展開すること」であると指摘しました。 Njagi氏が指摘するように、「現在、支払いは即座に、あるいは数秒のうちに行われるようになっています」と彼は言い、同じことが今や信用にも当てはまることを付け加えました。 「また、クレジットについても同様で、現在では1日に約600万件の融資が開始・完了し、1件に要する時間は平均2秒です」（同）。
しかし、NCBAのディレクターは、このようなスピードは、信頼がなければほとんど意味をなさないと指摘します。 不換紙幣のわずか5パーセントが実際の現金で構成され、残りは基本的にアルゴリズムで構成されている世界では、このことが特に重要なのです。
「ということは、どうやってアルゴリズムを信頼すればいいのでしょうか」と彼は問いかけました。
「その答えは、ファーウェイが 『ノンストップ・バンキング』と呼ぶ概念にあります」（同）。
ファーウェイ・サブサハラ・アフリカ地域担当プレジデントのLeo Chen氏は、アフリカ2023年のファーウェイ・インテリジェント・ファイナンス・サミットで「ノンストップ・バンキング」構想を発表し、ICTと銀行業界が手を取り合って協力し、「ノンストップ」サービス、「ノンストップ」開発、「ノンストップ」革新のデジタル未来を促進するよう呼びかけました。
そのためには、安定性から始めるのがよいでしょう。 ファーウェイ・サブサハラ・アフリカのデジタル・ファイナンス担当CTOであるZhentao Chen氏が指摘するように、アフリカの銀行が常に当たり前のように享受できるものではありません。 「クラウドは、銀行がダウンタイムゼロの金融サービスを実現するのに役立ちます」と、Cao氏は言います。
しかし結局のところ、伝統的な銀行がフィンテックに対抗するためには、これらのテクノロジーをボルトで取り付けるだけではダメなのです。 その代わりに、完全にデジタルファーストの新しいアプローチに統合する必要があります。
そうした考えに共鳴したCao氏は、ファーウェイが「アフリカの顧客と協力して課題に焦点を当て、デジタル変革を加速させることを約束する」と締めくくりました。
