CGTN:中国の民主主義:その本質は?

北京, 2023年3月21日 /PRNewswire/ -- 村人たちの希望と期待を背負い、ミャオ族である龍献文(Long Xianwen)氏は3月上旬、中国の指導者達や他の約三千人の人民代表と、社会と経済の発展について話し合うために、中国中部の湖南省のとある辺鄙な村から北京に向かいました。

第14期全国人民代表大会の代表として、龍氏は湘西トゥチャ族ミャオ族自治州における茶業観光の深い統合の発展と支援の提案をしました。

欧米のような金権政治や権力の取引と異なり、中国の民主主義の本質は「中国のその国民こそ国の主人である」ということです。

習近平国家主席は、「民主的な国かどうかは、国民が本当に国の主人なのか、国民に選挙権があるか、そしてさらに重要なのは、広く参加する権利があるかどうかで決まる」と述べました。

中国の全過程人民民主主義がなぜ、人民を国の主人にしていることを保証しているのか、人民代表大会の代表の構成から洞察できます。

広く普遍的

中国には、郷、県、市、省、国の5つのレベルの人民代表大会があります。現在まで、全国各級の人民代表大会の代表を務めた人は277万人にのぼります。

このうち、県・郷級地区の人民から直接選出される代表は全体の95%を占めています。上位3層の代表は、下位の代表によって選出されます。

今回の選挙で、昨年6月の地方選挙終了後、新たに260万人以上の代表が郷・県級地域の人民代表大会に選出されました。

統計によると、県級人民代表大会の代表選挙で、登録有権者の86.49%を占める9億2100万人の有権者が投票しました。一方、郷鎮レベルの人民代表大会で、登録有権者の85.63%を占める6億2300万人の有権者が代表選挙に投票した。

改革開放以降、中国で郷鎮レベルの人民代表大会の直接選挙が12回、県レベルの人民代表大会の直接選挙が11回実施されました。

人民によって選ばれた代表達は、人民との密接な繋がりを生かし、様々な方法や経路で人民の提案や意見を集め、提出することで、その職務を真摯に果たしています。

人民の完全なる代表者

人民代表大会は、草の根である基層レベルから、郷、県、市、省、そして最高の国家レベルで開催され、人民の要望を十分かつ徹底的に認識し、上層部に報告します。

全国35の選挙区から選出された第14期全国人民代表大会の代表達は、国民の幅広い層から構成されており、各地域、各民族、各分野に適切な数の代表が選出されています。

第14期全国人民代表大会常務委員会によると、総代表数2,977人のうち、442人が少数民族で、彼らは中国に55ある少数民族を漏れなく代表しています。

女性代表は790人で、全体の26.54%を占め、第13期全国人民代表大会より1.64%増加しました。

労働者・農民は497人で、全体の16.69%を占め、1%近く増加しました。

技術者は634人で、全代表の21.3%を占め、前回の全国人民代表大会より0.73%増加しました。

中国共産党と政府関係者は合計969人で、前回より1.38%低下して32.55%となりました。

香港特別行政区から36人、マカオ特別行政区から12人の人大代表が選出されました。台湾省を代表する13人の人大代表も国家の立法機関に勤めています。海外華僑の代表として42名の人大代表が選出され、帰国して大会に出席しました。

人民の意思を代表し、国家発展の計画や人民の生活に関わる問題を議論し、国家的な問題について人民の期待を最優先しています。彼らの発議や提案の多くは、毎年の全国人民代表大会において慎重に検討され、国家機関の政策決定に反映されます。

https://news.cgtn.com/news/2023-03-19/A-look-at-China-s-democracy-What-is-the-essence--1iab1tZb25G/index.html