マラケシュ、モロッコ、2023年3月13日 /PRNewswire/ -- ファーウェイ(Huawei、華為技術)は、2023年3月7日から10日までモロッコで開催された第11回UIC世界高速鉄道会議で、スマート鉄道境界検知ソリューション(Smart Railway Perimeter Detection Solution)を初公開しました。 またテクノロジー大手として、次世代鉄道モバイル通信システム(Future Railway Mobile Communication System、英文略称:FRMCS)やデータ通信ネットワーク、光通信ネットワークなど、 鉄道業界向けの革新的なソリューションやフラッグシップモデルも展示しました。 ファーウェイは、完全に接続された鉄道を構築し、高速、安全およびインテリジェントな産業発展を可能にし、デジタル変革を促進することを目的としています。
ファーウェイ副社長で航空・鉄道BUのCEOであるLi Junfeng氏がオープニングスピーチを行い、 将来的な高速鉄道の発展には、列車の安全運行を確保するために、広帯域幅を持つ無線通信システムが必要であると指摘しました。 集中型のプラットフォームと信頼度の高い接続性が、デジタルでグリーンな産業を実現するのです。 ファーウェイのLTEベースのFRMCSソリューションは、ソフトウェアをアップグレードするだけで、さらなる新サービスを搭載することができます。 よって、鉄道プロジェクトのコストを削減するだけでなく、鉄道のデジタル化への対応が可能となります。 安全性の面では、ファーウェイは常に新しい技術をサービスシナリオに組み込んでいます。 このスマート鉄道境界検知ソリューションは、24時間、どんな天候でも、線路脇の安全を確保することができます。
ファーウェイのフォーラムでは、ファーウェイエンタープライズ・オプティカルビジネスドメインのプレジデントであるGu Yunbo氏が、スマート鉄道境界検知ソリューションを展示しました。 同氏はソリューションについて、光と映像の融合アーキテクチャで構築されており、ファイバー振動の検出と解析を並行して行うことで、多次元的な認識と高い精度で鉄道周辺の安全を確保することができると説明しました。 アラームの見逃しを防ぎ、誤報を少なくするなど、従来の鉄道境界検知ソリューションの課題であった精度の低さを解消することで、より安全で効率的な鉄道運行を実現しています。
世界では、高速鉄道の建設が進み、デジタルおよびインテリジェンスの変革が進んでいます。 そのため鉄道業界では、新しいサービスを伝送するため、より広帯域で低遅延のネットワーク通信が求められています。
「ファーウェイのLTEベースのFRMCSソリューションは、3GPP標準とブロードバンド技術に基づく成熟したエコシステムを備えており、よりインテリジェントなサービスを実現することができます。 ファーウェイのワイヤレスな体験により、顧客のために高性能なFRMCSネットワークを構築することができ、鉄道のデジタル開発に対する要望を満たしているのです。」ファーウェイの航空・鉄道BUのワイヤレスソリューションディレクターであるLiang Jiawei氏は、このように述べました。
また、ファーウェイのデータコミュニケ―ションプロダクトラインのトランスポーテーションソリューションディレクターであるLv Liang氏によると、ファーウェイのFRMCSソリューションは、革新的なIPv6+テクノロジーを使用して、高い信頼性、容易な展開、インテリジェントなO&M、スムーズな進化を特徴とする統合型ベアラ機能を構築します。 このソリューションは、音声や信号など複数のサービスを安全かつ確実に伝送し、安全で安定した鉄道運行を実現します。
ファーウェイは、世界有数のICTインフラストラクチャープロバイダーとして、27年にわたり鉄道業界に携わっており、15万kmを超える世界中の鉄道にサービスを提供しています。 今後もファーウェイは、さらに多くの顧客やエコシステムパートナーと協力して業界標準を模索するとともに、互いの長所を補完するエコシステムを構築し、スマートな鉄道開発を共に推進していきます。