エッジAIチップメーカーのリーディングカンパニーHalio社が、次世代インテリジェントカメラ向けの初のAIビジョンプロセッサ「Hailo-15」を製品発表

強力な新ビジョンプロセッサユニット(VPU)「Halio-15」は、多くのカメラをこれまでに例の無い高性能AIカメラに変える事を可能にします。スマートシティ、スマートファクトリー、スマートビルディング、スマートリテールなどに設置されたカメラなどが この良い例となるでしょう。

イスラエル, テルアビブ, 2023年3月8日 /PRNewswire/ -- エッジ人工知能(AI)プロセッサチップメーカーの先駆者Halio社は本日、高性能ビジョンプロセッサの画期的な新シリーズ「Hailo-15™」を発表しました。これは、インテリジェントカメラに直接組み込み、いまだかつてない動画処理と動画解析をエッジ上で実現することを目的とした製品です。

Halio-15の展開で、さまざまな産業向けの幅広い用途で、いまだかつてないAIパフォーマンスを展開し、コンピュータビジョンと深層学習の動画処理における新たな流れを築き、スマートカメラの分野を大きく変革しようとしています。

Hailo-15の誕生により、スマートシティのオペレーターは事故等をより速く察知して、対応し、メーカーは生産性と機器の稼働効率を改善し、小売業者はサプライチェーンを守り、顧客満足度を向上させ、輸送業界では子供の迷子から事故、手荷物の置き忘れまで、すべてを認識することができるようになります。

「Hailo-15は、エッジAIをよりスケーラブルかつ求め易い価格にする上での重要な一歩にほかなりません」とHalio社のOrr Danon CEOは述べました。「この発売は、世界各地の何百社にも及ぶ顧客がすでに採用している当社のエッジソリューションに加えて、更に当社のリーダーシップを確かなものにし、当社AI技術の進化、そして当社の包括的なソフトウェアスイートは、カメラフォームファクターの画期的高性能AIを可能にします。」

VPU「Halio-15」シリーズでは、スマートカメラメーカーとAIアプリケーションプロバイダーからの多様な処理ニーズに 魅力的な価格で答えるため、Hailo-15H、Hailo-15M、Hailo-15Lの3種類を用意しました。

7 TOPS(Tera Operation per Second)から驚異の20 TOPSまで、このVPUシリーズは、現在市販されているソリューションの5倍超のAIパフォーマンスを、同等の価格帯で実現します。Hailo-15のVPUはすべて、4K入力に対応し強力なCPUとDSPサブシステムを、市場で実証済みHalio社のAIコアと組み合わせました。

Halioは、エッジでの動画処理・解析能力の向上に対する市場の期待と需要の高まりに優れたAI能力をカメラに与えることを強力に推進しています。こうした他に類を見ないAI性能により、Halio-15を活かしたカメラは、画期的に多くの画像解析を行い、高解像度での検出の高速化を含め、複数のAIタスクの同時並行、より小さく、より遠いところにある対象物のより高い精度での識別や誤検出を減らすことができます。

一例として、Hailo-15Hは、高解像度入力(1280x1280)の最新鋭オブジェクト検出モデル「YoloV5M6」をリアルタイムセンサー速度で、あるいは、分類モデルの業界ベンチマークResNet-50を異例の700 FPSで、それぞれ実行させることが可能です。

この高性能AIビジョンプロセッサシリーズで、Halioは、リアルタイムのオブジェクト検出を目的とした、カメラにおけるビジョントランスフォーマーでも先行しています。より高いAI性能は、照明の十分で無い環境での動画の画質向上、動画の安定化、高ダイナミックレンジ性能にも活用できます。

Hailo-15を利用したカメラは、クラウド解析負荷を軽減により、ビデオ帯域幅と処理を節約することで大規模なカメラ配備の際の total cost of ownership を削減すると同時に、エッジでのデータ匿名化により高いプライバシーを確保します。その結果、超高品質のAIを利用した動画解析ソリューションは、人々に安全を提供し、プライバシーを確保するとともに、ネットワークインフラのコストの削減と複雑さの軽減を実現し、組織がより効率的に業務を進めることを可能にします。

ビジョンプロセッサ「Hailo-15」シリーズは、すでに広く浸透しているAIアクセラレータ「Hailo-8TM」と同様、消費電力を非常に低く抑えるよう設計されており、あらゆる種類のIPカメラに適し、ファンレスエッジデバイスの設計を可能にします。低消費電力なので、カメラ設計者は、強制冷却が不要に成るなど、低価格の製品を開発することができます。ファンレスカメラは、ゴミやチリが信頼性に影響を与える可能性がある工業用途や屋外用途にも適しています。

「高性能と低消費電力をカメラに直接もたらすビジョンプロセッサを開発することで、HalioはエッジAI処理の限界を押し広げました」とエッジAI・動画プラットフォームのスペシャリストで、Truen社のHead of R&DであるKS Park氏は話しています。「Truen社はビジョンプロセッサ『Hailo-15』シリーズに高い期待を示すと同時にそのポテンシャルを認め、Truen社の次世代スマートカメラにHailo-15を搭載する方針です。」

「Halio-15で、当社はユニークで、完璧かつスケーラブルなエッジAIソリューションを提供しています」とDanon CEOは最後に述べました。「当社の全製品シリーズにおいては一貫した共通のソフトウェアスタックを利用することにより、カメラ設計者、アプリケーション開発者とインテグレータは、それぞれ必要とする場所で、より多くのAI、より多くの動画解析、より高い精度、より高速推論に対応する、使い易くコスト効率の高いメリットを得ることができるようになりました。

Halio社のエッジデバイス向けAIプロセッサについて詳しくは、hailo.aiをご覧ください。

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Halio社について

AIに特化したチップメーカーのHalioは、エッジデバイスでデータセンタークラスのコンピューターの性能をエッジデバイスに提供するAI専用プロセッサを開発してきました。Halioのプロセッサは、従来のコンピュータアーキテクチャを原点から再考し、スマートデバイスが最小限の消費電力、サイズ、コスト、でオブジェクトの検出やセグメンテーションなどの高度なディープラーニングのタスクをリアルタイムに実行できるよう開発された製品です。このプロセッサは、多数スマートマシンやデバイスに搭載できるよう開発された製品です。自動車、セキュリティ、インダストリー4.0、スマートシティ、スマートホーム、小売りなどのさまざまな分野で活用していただけます詳しくは、https://hailo.ai/ja/をご覧ください。

Hailo media contact:
Danya Golan
danyag@hailo.ai
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