UL Solutions、LGイノテックに初の自動車サイバーセキュリティ認証プログラム証明書を発行

サイバーセキュリティ認証プログラムの提供を通じて、UL Solutionsは自動車業界がコネクテッドカーのサイバーセキュリティ管理システムを推進していくことを支援しています。

ノースブルック(米国イリノイ州), 2023年3月6日 /PRNewswire/ -- 安全科学における世界的リーダーであるUL SolutionsはLGイノテック(LG Innotek)に初のISO/SAE 21434:2021路上走行車 — サイバーセキュリティ工学に基づくサイバーセキュリティ認証プログラム証明書を発行したと発表しました。UL Solutionsのサイバーセキュリティ認証プログラム(Cybersecurity Assurance Program : CAP)証明書は、LGイノテックのサイバーセキュリティ管理システムがISO/SAE 21434:2021規格の要件を満たしていることを示すものです。

UL Solutions has issued the first Cybersecurity Assurance Program Certificate for ISO/SAE 21434:2021, Road Vehicles — Cybersecurity Engineering to LG Innotek. The UL Solutions Cybersecurity Assurance Program (CAP) Certificate recognizes that LG Innotek’s cybersecurity management system meets the requirements of the ISO/SAE 21434:2021 standard, which was introduced last year.
UL Solutions has issued the first Cybersecurity Assurance Program Certificate for ISO/SAE 21434:2021, Road Vehicles — Cybersecurity Engineering to LG Innotek. The UL Solutions Cybersecurity Assurance Program (CAP) Certificate recognizes that LG Innotek’s cybersecurity management system meets the requirements of the ISO/SAE 21434:2021 standard, which was introduced last year.

路上走行車のコネクテッド化が進むにつれて、サイバーセキュリティは乗員保護においてますます重要になっています。コネクティビティ技術の発展に伴い、必要な要件を満たしたサイバーセキュリティ管理システムを備えなければ、路上走行車は自動車のサイバーセキュリティリスクに対してより脆弱になり、ひいては運転者と乗客の安全に影響を及ぼす可能性が懸念されます。

UL Solutionsでは、自動車メーカやサプライヤーが製品ライフサイクル全体を通じてサイバーセキュリティのリスク評価を行い、最終製品に至る前の設計段階で問題を早期に発見することを支援します。

UL Solutionsの自動車サイバーセキュリティ・機能安全担当マネージングディレクターであるJody Nelsonは次のように述べています。「サイバーセキュリティリスク管理のフレームワークにより、メーカはサイバーセキュリティを重視し、事故や侵害が発生した場合に備えて緩和策を講じていることを証明できます。また、この積極的な取り組みは、ブランドの価値を構築するための基盤となるお客様の信頼を獲得する上でも役立ちます。LGイノテックが自動車業界初のCAP証明書を取得されたことに敬意を表します。また、今回の証明書の取得はLGイノテックが最新の自動車サイバーセキュリティ基準の要件を満たすプロセスの構築に積極的に取り組んでいることを示しています」。

デロイト(Deloitte)の2021年グローバル自動車消費者調査によると、調査対象となった24,000人以上の消費者の大半が、コネクテッドカーシステムに何者かが侵入し、安全を危険にさらすことを懸念していました。調査に参加した消費者のうち、インドの66%、米国の64%、中国の58%が自動車のサイバーセキュリティリスクを懸念していると回答しました。

コネクテッドビークルの複雑性が急速に増していることに伴い、サイバーセキュリティリスクの解消はますます困難になっています。そのため、ISO/SAE 21434:2021や国連規則第155号『サイバーセキュリティとサイバーセキュリティ管理システム』などの新たに登場した規制は、開発の初期段階におけるリスクの評価、サイバーセキュリティ上の課題への対応、時間の経過に伴う進捗の追跡を目的としたリスク管理フレームワークの策定を推進しています。

Nelsonはまた次のように述べています。「サイバーセキュリティのリスク管理は、商用車と乗用車の両分野において高品質な自動車部品やコネクテッドビークルの納入を成功させる上で不可欠です。今日の世界では、セキュリティを品質に内在化させる必要があります。 当社のセキュリティ分野の専門家は、世界の自動車業界やLGイノテックなどのサプライヤーのコネクテッドビークルへの移行を支援するために、部門横断的な技術や経験を提供しています」。

ISO/SAE 21434:2021は、路上走行車の電気・電子(E/E)システム(その部品とインターフェースを含む)の概念、製品開発、生産、運用、保守、廃棄に関するサイバーセキュリティリスク管理のエンジニアリング要件を規定しています。この規格は、サイバーセキュリティプロセスの要件と、サイバーセキュリティリスクを伝達し管理するための共通言語を含むフレームワークを定義しています。

UL Solutionsについて
安全科学における世界的リーダーとして、UL Solutionsは、100カ国以上のお客様に向けて、安全性、セキュリティ、サステナビリティに関する課題を機会に変える支援を提供します。UL Solutionsは、試験、検査、認証サービスや、関連するソフトウェア製品およびアドバイザリーサービスを提供し、お客様の製品イノベーションやビジネスの成長をサポートします。UL認証マークは、お客様の製品の信頼性の証として認知されており、安全性に関する我々のミッションを推進するという揺るぎないコミットメントを反映しています。お客様のイノベーション、新製品およびサービスのリリース、グローバル市場への展開や複雑なサプライチェーンへの対応を支援することで、将来に向けてサステナブル、かつ、責任ある方法で成長を実現するためのサポートを提供します。我々の科学的知見をお役立てください。

報道に関する連絡先: 
Steven Brewster
UL Solutions
ULNews@UL.com 
電話:+1(847)664.8425

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