ケンブリッジ(米マサチューセッツ州), 2023年2月27日 /PRNewswire/ -- 日本の高度医療技術の使用において先導的な役割を果たす医療機関の1つである社会医療法人誠光会 淡海医療センターは、同センターの国際的な企業主導治験への参加機会を増やすために、TriNetXとパートナーシップ協定を締結することを発表しました。
淡海医療センターの和田厚幸 理事長特別補佐 兼 臨床試験·治験センター長は「この30年で全世界における日本の医薬品使用量は20%から10%未満に減少するなど日本の医療の存在感を低下させてきました」と話します。「また、国際共同治験の実施数でも30位前後に留まっており、臨床医が革新的な治療法、医薬品、患者さんにもたらされる利益について学ぶ機会が少なくなっています。TriNetXとの提携における私たちの目標の1つは、この傾向を逆転させ、さまざまな種類の難しい疾病に苦しむ日本の患者さんの診療に貢献することです。」
滋賀県草津市にある淡海医療センターは、西日本地域において循環器、産婦人科、消化器、頭頚部の最先端の内科·外科治療を提供する医療機関の1つです。同センターは、人口増加傾向にある周辺地域の人々に、救急医療、地域医療、癌治療関連の地域支援、災害医療をはじめとする幅広いサービスを提供しています。
和田氏はさらに「淡海医療センターとTriNetXのパートナーシップ協定の締結は、日本の医療システム全体の改善につながる有意義な機会となるでしょう」と話します。「TriNetXは製薬企業と医療機関からなる世界規模のコミュニティへの参加機会を淡海医療センターにもたらします。これによって私たちは、他の医療機関との協力関係を強化し、臨床試験に参加する機会を獲得し、リアルワールドデータを私たちの患者さんのために法に則って安全に二次利用できるようになるでしょう」。
TriNetXの日本カントリーマネジャーである若林昭吾は、「淡海医療センター様が西日本の医療機関として初めてTriNetXネットワークに加入し、日本、そしてアジア太平洋地域で急拡大を続けるTriNetXコミュニティの一員となることは素晴らしいことです」と語りました。
TriNetX, LLCについて
TriNetXは、新しい治療法の開発を加速するためにリアルワールドデータを用いた研究を推進する医療機関とライフサイエンス企業のグローバルネットワークです。TriNetXは、EHR、データセット、コンサルティングパートナーシップによる連邦型のセルフサービス・プラットフォームであり、HIPAA、GDPR、LGPDに準拠しています。世界中のコミュニティにリアルワールドデータの力を提供し、プロトコルデザインの改善、治験運営の効率化、リアルワールドエビデンスの構築を推進します。詳細については、TriNetXのウェブサイト(www.trinetx.com)をご覧いただくか、Twitterで@TriNetXをフォローしてください。
社会医療法人誠光会について
誠光会は、日本では珍しく毎年人口が増えている滋賀県草津市にあります。誠光会は高度急性期医療を担う淡海医療センター(病院長 古家大祐:420床)と在宅療養支援機能を担う淡海ふれあい病院(病院長 平野正満:199床)の2つの病院を中心に、誠心誠意を尽くし地域を支える医療・介護事業を提供しています。淡海医療センターは、心疾患や消化器疾患、整形疾患、また婦人科がんの腹腔鏡手術などの疾患に対し、各分野で高い専門性を持った医師やスタッフが対応しています。また、センター方式によりチーム医療の実現を図っており、外科と内科が連携することで診療科間の垣根を取り払い、シームレスな診療を行っています。詳細は、淡海医療センターのウェブサイト(https://www.seikoukai-sc.or.jp/omi-mc/)をご覧ください。
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