米国疾病対策センター、バイオボット・アナリティクスとの全国下水モニタリングシステムの提携を延長

マサチューセッツ州ケンブリッジ、202329 /PRNewswire/ -- 米国疾病対策予防センター(CDC)は、全国下水モニタリングシステム(NWSS)を通じて、新型コロナウイルス感染症とM痘(英文名:mpox,旧:サル痘)の下水分析を全米のコミュニティに提供するため、バイオボット・アナリティクス社(Biobot Analytics)とのパートナーシップを延長することを発表しました。 今回の6ヶ月の延長は20237月末まで継続され、NWSSプログラムのデータ継続性が確保を目的としています。

バイオボット社はNWSSの協力企業として、全米50州、250以上の郡、400箇所以上のデータを提供し、6,000万人規模のデータを収集しています。 バイオボット社はそれぞれの場所でMPXV(サル痘ウイルス)、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス感染症のウイルス)の検査を行い、新型コロナウイルス感染症の変異体を特定するためのゲノム解析を実施しています。 このプログラムは、全国規模で調整された下水モニタリングの効果を実証する上で非常に貴重であり、連邦、州、地方の当局が新型コロナウイルス感染症とM痘の流行と感染拡大をより正確に追跡し、公衆衛生への取り組みに役立ちます。

バイオボット社の代表取締役兼共同創立者であるNewsha Ghaeli氏は、次のように述べています。「臨床データの有効性が低下する中で、下水モニタリングは新型コロナウイルス感染症の流行を示すより信頼性の高い指標になり、地域社会におけるウイルスの蔓延状況を理解する上で、地元当局に大きな役割を果たすようになりました。」 同様に、国内でのM痘の症例が減少する中、下水は地域の再流行を検出する方法となり得るのです。 「我々は、CDCとのパートナーシップを継続し、将来的に他の感染症やそれ以外へのプログラム展開のための基礎を築くことに期待を寄せています。」

NWSSプログラムによるCDCとバイオボットのパートナーシップの成功の詳細については、同社のウェブサイトをご覧ください。

バイオボット・アナリティクス社(Biobot Analytics)について

バイオボット・アナリティクス社は下水疫学における世界有数の企業です。下水のインフラをリアルタイムの公衆衛生観測所に変換することを目標に設立されました。 米国全50州および世界数ヶ国にわたり、1,000ヶ所以上で活動してきたバイオボット社は、下水から有効な情報を収集し、世界中のコミュニティの健康増進につなげています。 また、感染症対策とは別に、バイオボット社はオピオイドなどの高リスク物質の有無を下水から分析し、地域社会の物質使用への対応や有害物質削減プログラムの実施に役立てています。 ミッションと技術に関する詳細は、同社のウェブサイトからご覧下さい:www.biobot.io

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