【重慶(中国)2023年1月4日PR Newswire】中国の石油大手Sinopecは28日、同社のフ陵シェールガス田社会的責任報告(Fuling Shale Gas Field Social Responsibility Report)に関する記者会見の場で、中国で初めて商業向け開発されたシェールガス田であるフ陵シェールガス田が、これまでの10年で合計532億立法メートルのシェールガスを生産して中国のシェールガス田における新たな生産記録を達成したと述べた。
2012年末、中国南西部・重慶のフ陵にあるSinopecのJiaoye 1 HF坑井が20万3000立方メートルのシェールガスを産出し、中国でのシェールガス商業開発がスタートした。
過去10年間、フ陵シェールガス田は9000億立方メートル近いシェールガスの確認埋蔵量を報告し、532億立方メートルのシェールガスを生産し、四川から東に向けた(Sichuan-to-East)天然ガスパイプラインを通じて長江沿いの70以上の都市に供給され、国家のエネルギー安全保障を保全した。
Sinopecはフ陵でのこの経験をもとに、中国南西部の四川盆地でのシェールガス探鉱・開発を加速している。
Sinopecは現時点でフ陵、ウェイロン(Weirong)、永川、キ江の4つのシェールガス田を開発し、シェールガスの確認埋蔵量合計は1兆1900億立方メートルであるとSinopecのMa Yongsheng会長は28日に記者会見で述べた。
Ma会長によると、Sinopecは中国南西部の四川と重慶で年間100億立方メートル以上の生産能力を持つシェールガス生産基地に寄与するため、フ陵の1兆立方メートルのシェールガス田と四川南部の5000億立方メートルのガス田の建設を強化する。
ソース:Xinhua Silk Road