陽信が肉牛産業を促進

【浜州(中国)2022年12月23日PR Newswire 】

山東省の陽信県は、開発を促進し、地元農家の収入を増加させ、生態学的環境を維持するため、肉牛を主軸産業へ変貌させることを目指してきた。

同県当局は、肉牛産業と農村活性化の統合をしっかりと推し進めてきた。また、肉牛の飼育と食肉処理の支援およびブランドのプロモーションを強化するいくつかの政策を打ち出した。現在、陽信の3つの牛肉・畜牛ブランドが、地理的表示の証明商標として承認されている。

「internet + beef cattle(インターネット+肉牛)」テクノロジーに重きを置き、陽信は自動個体識別とインテリジェントな集中型給餌システムでの異なる成長段階の畜牛への正確な給餌のため耳標とスマート首輪を使用し、肉牛産業のデジタル開発を推進するよう取り組んできた。

中国農業大学(China Agricultural University)や中国農業科学院(Chinese Academy of Agricultural Sciences)などの大学や機関と提携し、陽信は肉牛研究センター、農業インターネット・オブ・シングス・センター、試験場、産業技術研究機関を立ち上げた。

一方、同県は家畜排せつ物のリサイクルと利用、そしてそれぞれ24万メートルトンの家畜排せつ物を年間で5万トンの有機肥料、20万トンのバイオガス液肥、300万立方メートルの天然ガスにすることができる一連の生態循環プロジェクト立ち上げに同様の重きを置いてきた。

現在、陽信は肉牛産業の規模の観点から国内で先導的な役割を担っている。同県は、畜牛の年産数が28万頭で、畜牛120万頭の食肉処理能力を持ち、136カ所の畜牛農場と76社の食肉処理企業がある。

さらに、陽信は牛毛ブラシ、牛骨灰磁器、牛骨彫刻を含む文化的でクリエーティブな製品を開発した。

畜牛の供給を改善するため、同県は質の高い畜牛の輸入にも努力を惜しまなかった。2022年7月には、通関手続き、インテリジェントなコールドチェーン物流、データ収集、規格生産、総合的調査の機能を特徴とする畜牛産業パークを公開した。

フル稼働するようになれば、パークは通関手続きの効率性を大幅にアップし、企業に年間3600万元(516万ドル)の費用を節約させ、1500の雇用をもたらす。肉牛産業にとって草分け的で先導的なエリアとなることが期待される。

陽信は、飼料作、養牛、肉牛肥育、食肉処理・加工、コールドチェーン物流、レストランチェーン、皮革製造、牛骨彫刻、畜産副産物加工、有機肥料生産に及ぶ完全な産業チェーンを育成し、これにより12万近い雇用を生み出した。