HyperionがEVインフラストラクチャーの問題を解決する可動式ステーションを発表

2022年11月23日

【ロサンゼルス2022年11月23日PR Newswire】

＊Hyperionは水素・バッテリー車両向けのHyper:Fuel Stations（TM）を展開する

水素技術企業のHyperion Motors, Inc.は、水素燃料電池電気自動車（FCEV）と二次電池式電気自動車（BEV）の両方に燃料を補給できるHyper:Fuel Mobile Stations（TM）の発売を発表した。可動式燃料補給ステーションは全国で利用可能で、運転パターンが変化したときに簡単に展開および再展開できる。すでにHyperionは、2020年に1000マイルの走行距離を誇るXP-1を発表し、リチウムイオンよりも水素イオン貯蔵の利点を実証した（XP-1 ）。Hyper:Fuel Mobile Stations（TM）は水素イオン貯蔵技術を利用し、今日路上で多くの商用水素トラックやバッテリー自動車が直面している主な課題である燃料補給と再充電のインフラストラクチャーに対処する。

インフラストラクチャー構築への投資は、用地の選択、建設コストなどを含む多くの問題を抱え、遅れている。専門家の多くは、燃料補給と再充電のインフラストラクチャーの欠如がFCEVとBEVの導入に関する最大の障壁であるとみている。Hyper:Fuel Mobile Stations（TM）は、既存のガソリンスタンド、大規模小売店、その他の交通量の多い場所に出向き、リアルタイムの需要を満たすことができる。

Hyperionの可動式ステーションには、FCEV用の水素ディスペンサーと、オプションのBEV用DC急速充電器が含まれる。これによって、恒久的に設置された充電ステーションや水素ディスペンサーと比較して、低コストと低リスクで、2つの個々の車両セグメントに同時にサービスを提供できる。FCEVの顧客は5分で燃料を補給でき、BEVの大半の顧客は20分以内にバッテリーの80%を再充電できる。

Hyper:Fuel Mobile Stations（TM）は、水の電気分解によってオンサイトで水素を生成することができる。この分散型アプローチは、太陽光と組み合わせると太陽からグリーンな水素を生成できることを意味する。現場での燃料生成はクリーンかつグリーンで、今日の水素ステーションのもう1つの大きなハードルであるステーションの稼働時間を大幅に増やすことができる。可動式ステーションは、長期の建設の遅延なしに迅速に展開でき、自動車メーカーがFCEVとBEVの販売を増やすための新しい市場を米国全土に広げる。

内部システムにはNASAとShell GameChangerテクノロジーが搭載され、出力を増大させ、燃料補給効率を高める。屋根は直射日光を最大限に活用するために、太陽光追跡型の太陽光発電パネルでタイル張りされている。顧客は、最先端のタッチスクリーンコントロール、非接触型決済、UV光を利用した自己消毒ノズルを体験できる。

車両に加えて、Hyper:Fuel Mobile Stations（TM）は固定電源として電力を供給するようにも設計されている。バッテリーよりもはるかに長い時間、電子を貯蔵することができることで、可動式ステーションは季節を超えてバックアップ電力を提供し、天候の緊急事態や送電網の障害の際に送電網の回復力を向上させることができる。

Hyperionがこの課題に取り組んだ理由を尋ねられたとき、Angelo Kafantaris最高経営責任者（CEO）は「今日のエネルギーインフラストラクチャーは、その絶対的な限界に達している。業界は、増大するニーズに対応するために、汎用性と拡張性に優れたソリューションを必要としていた」と答えた。Hyper:Fuel Mobile Stations（TM）は、オハイオ州コロンバスにある同社の65エーカーの製造拠点で生産されている。Hyperionは2023年から、これらのステーションを全米に展開し、パートナーと共にダイナミックなHyper:Fuel Network（TM）を構築する。

▽Hyperionについて

2011年に創設されたHyperion Motors, Inc.は、水素ベースの電力と流通に注力するグリーンテクノロジー企業である。Hyperionは可動式から固定式の用途まで、高品質でスケーラブルな商業用燃料電池製品を製造することにより、エネルギー分野に革命を起こすことを目指している。Hyperionの詳細は、ウェブサイトwww.hyperion.inc を参照。HyperionをFacebook （Facebook ）、Instagram（Instagram ）、Twitter（Twitter ）、LinkedIn（LinkedIn ）でフォロー。

▽メディア問い合わせ先
Chris Clark
press@hyperion.inc