【ハルビン(中国)2022年11月18日PR Newswire】ハルビン市によると、中国最北端の黒竜江省の省都である同市は、氷と雪の文化、自然の景観、象徴的な建築物、現代的な音楽で世界に手を差し伸べ、温かい招待状を送ってきた。
同市は氷雪文化で有名で、この文化はHarbin Ice and Snow World(ハルビン氷雪世界)で鮮やかに表現されている。数十万立方メートルの氷と雪に囲まれている気分を知りたければ、実際に足を運び、それを感じるのが一番である。階段、壁、手すり、宮殿、城はすべて氷でできている。
Sun Island International Snow Sculpture Art Expo(太陽島国際雪像芸術博覧会)には、あらゆる種類の並外れた雪像があり、その中には10階建て近い高さがある。氷と雪が独自の芸術作品となり、人々の日常生活に溶け込んでいる。
初雪が降ると、ハルビンの人々の氷と雪のDNAが突然目覚める。雪合戦、雪だるま、スキー、スノーサークル、氷の滑り台、氷のそり、氷のジャイロ。ハルビンの人々のレジャー時間は、氷と雪の遊びでいっぱいだ。
ハルビンの物語は、長白山の天池湖を源流とする「松花江」から始まる。ハルビンを通って流れる川は、同市に活力ももたらしてきた。ハルビン地区は、1000年近く前に晋朝と清朝が生まれた土地でもある。人口が増え、松花江沿いに村が発展した。
かつては小さな漁村だったこの村は、19世紀末に中東鉄道の寝台車の衰退と共に発展し始めた。ハルビンは鉄道のある数少ない都市の1つとなり、「列車にけん引された都市」という新しい名前がつけられた。急速に国際化したハルビンは、急速に東洋と西洋の文化が混ざり合った大都市になった。
ハルビンを訪れる人は、真っ先に中央大街(Central Street)に足を向ける。この全長1450メートルの道は、建築の美術館のようだ。ここではバロック、ルネッサンス、折衷主義などの建築様式や西洋建築史において影響力のある建築学校を見ることができる。
中央大街から2ブロックの距離にあるSt. Sophia's Church(聖ソフィア大聖堂)は、1907年に建てられた。雪が降った時に、赤いれんがと緑の屋根のある大聖堂に入るとおとぎ話のようだった。
「Chinese Baroque Street(中国のバロック様式ストリート)」と呼ばれる老道外はもう1つの見逃せないスポットだ。この地の建築は、外側はバロック様式だが、内側は中国の中庭のレイアウトになっている。外壁のレリーフは、中国語で美しい意味を持つ穀物の収穫、豊かで縁起の良い芍薬などを象徴する。
音楽愛で知られるハルビンは、ユネスコから「音楽の都(Music City)」と認定されている。19世紀末には、オペラ、バレエ、ジャズがハルビンに持ち込まれた。中国で最初の音楽学校と交響楽団がここで誕生し、ハルビンは中国で現代音楽の発祥の地になった。