【台北2022年11月17日PR Newswire】
＊真にスマートな生産施設になるための6つのステップ
この記事は、FusionMediumのテクノロジーオンラインメディアであるTechOrangeが実施したインタビューに基づいており、許可を得て公開されている：
インダストリー4.0（Industry 4.0）の到来により、工場は時代に遅れずについていくためにスマートにならなければならない。事業主は、生産能力の変化を効果的に推定し、機械化および自動化された運用状態を監視するために、大量の技術データを必要とする。
ASUSは、世界規模で熾烈さを増す競争に直面して、長く厳しい変革プロセスを開始した。ASUSは当初から、独自のスマートマニュファクチャリングを向上させ、ブランドを作り直した。これを受け、インテリジェントクラウドサービスプラットフォームであるTaiwan Web Service Corporation（TWS）を立ち上げ、同社を完全なクラウドネイティブのパブリッククラウドサービスプロバイダーに移行させた。その後、ASUSはクラウド情報に関するセキュリティーをより強固にし、テクノロジーと事業の相乗効果を得るためにAI、5G、ブロックチェーンへの注力を継続してきた。
ASUSは、高度な製造能力の開発を視野に入れた数々の新しい技術およびプロセスに投資し、工業局（Industrial Development Bureau）のSmart Electronics Industry Promotion Office（スマートエレクトロニクス産業計画推進室、SIPO）が推進するAI on Chip Industrial Cooperation Strategic Allianceに参加した。AI on Chipのコア分野の開発と、国際舞台における台湾の関連産業の認知度と競争力の向上への取り組みをさらに強化する。
▽工場を本当にスマートにするために設計された6つのプロセス+ 2フェーズ
ASUSのAIoT BGのAIソリューションBUのディレクターであるWinson Lu氏は、すべての機器の運用に関連するすべての情報を収集できるようにするには、まず工場を完全にコンピューター化してコネクテッドにする必要があると指摘した。
6つの重要なプロセスは、2つの開発フェーズで実行された。最初のフェーズであるSmart Factory 1.0 では、ASUSは完全なインフラストラクチャーを確立し、機器情報を収集して新しいデータベースを構築し、次のフェーズであるSmart Factory 2.0でデータ分析の基盤を提供した。
ASUSは、設備制御とサイト管理レイヤーを中央監視・管理プラットフォームに組み込み、工場のビッグデータを統合し、視覚化モデルを作成した。生産、品質、労働指標、生産支出コストなどのリアルタイムのデータと情報分析を工場情報センターで監視できるため、上級管理者はリアルタイムで運用上および管理上の決定を下すことができる。
集中監視および管理プラットフォームに加えて、ARグラス、自動無人ハンドリングシステム、AI欠陥検出システムも、生産効率を大幅に向上させる重要なツールとして役立った。
▽中央システムと並んで新しいテクノロジーが工場全体の効率を高める
Winson Lu氏は、ARグラスは、リモートコラボレーション、情報データの表示、材料の識別／出荷確認の3つのシナリオで極めて有効であると述べた。作業員がARグラスを着用すると、工場の情報が目の前に大量に表示されるだけでなく、現場の状況を遠隔地の担当者に即座に送信することによってリモートでコラボレーションすることができる。
パンデミックが世界を襲ったとき、ARグラスは多くの大規模工場の救世主といわれた。広範な封鎖期間中、設備の専門家は台湾に飛ぶことができず、設備を維持するために工場に立ち入ることができなかった。
ARグラスが1つの解決策を提示した。設備の専門家が地球の反対側にいても、工場の担当者がARグラスを着用し、カメラ機能をオンにしていれば、離れた場所にいる専門家がAR視覚機能を通じて任意の設備の状態を確認し、現場担当者が機器を修理および保守するのを支援できるので、工場は通常の運用に迅速に戻ることができる。
ASUSが開発したソリューションでは、製造実行システムが作業指示を割り当てるとすぐに、スマートストレージシステムが材料の準備を開始し、自動無人ハンドリングシステムに材料を収集するよう通知し、完全に自動化されたプロセスを実現する。これによって、現場の労働力需要と人的エラーが軽減され、原材料取り扱いの効率が向上し、処理ジョブの切り替えに必要な時間が短縮される。
ASUSはAI欠陥検出システムも開発した。生産プロセス中に、欠陥のあるコンポーネントを検出して、時間の損失と廃棄率を効果的に削減できる。
インダストリー4.0の時代には、中央監視プラットフォームとさまざまな新しい技術デバイスを備えたスマートファクトリーが製造の中核となる。しかし、デジタルツイン、機械学習、さまざまなAIソリューションによって、さらに多くの進歩がやがて登場し、これらすべては既存のソリューションを最適化し、工場をこれまで以上にスマートにする。
▽メディア問い合わせ先
Shine Chiu
（日本語リリース：クライアント提供）
