森林火災の増加は世界の炭素市場にとって永続性のリスク

ニューデリ, 2022年11月17日 /PRNewswire/ -- Climate Connect Digital (CCD)(https://climateconnect.digital/ )は、インド亜大陸でますます激化する森林火災がもたらす永続性へのリスクを定量化する白書を公表した。これは自然を活用する炭素プロジェクトと自発的な炭素市場に重大な潜在的影響を持つだろう。

Forest Fire
Forest Fire

詳細は、次で白書全文のダウンロード:https://drive.google.com/file/d/1IJkcNgP-rDoJAvDuLyYh3kd6yChzAGTT/view

*エジプトのシャルムエルシェイク(2022年11月16日)

今年の国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP 27)は、各国が集まってパリ協定6条の履行に重点を置き、気候変動と闘う世界的な行動を決定するため、エジプトのシャルムエルシェイクで本格開催されている。

COP27を訪問しているCCD代表団は、森林の炭素貯蔵がどのように気温上昇の影響を受け、インド亜大陸地域全体で森林火災を激化させているかを詳述する白書を公表した。これは、自然生態系と炭素市場の両方の将来の健全性に懸念を与える。過去40年間の平均気温傾向は0.5°Cの上昇であり、天候の不安定性が著しく増加してきただけに、現在の気候傾向と将来の予測は憂慮すべきものだ。

インド中部の2100年までの予測は、降水量100mm、平均気温上昇1.2℃となっている。そのため、森林火災の頻度、期間、激しさも深刻化が予測されている。

これらは、自然を活用した解決策(NBS)プロジェクト、炭素プロジェクト開発者に大きなリスクをもたらす。その結果、世界のカーボンレジストリー(炭素管理簿)に直接的な影響が及ぶだろう。カーボンレジストリーは、関連する永続性へのリスクの緩和に必要なバッファーを管理しなければならない。

現在、プロジェクトの炭素クレジット約20%が、永続性へのリスクを軽減するために、発行時にレジストリーにバッファーとして確保されている。ただし、この水準は将来的に不十分であり、国際市場でドミノ効果を引き起こすかもしれない。

この白書「Climate Change: Impact on Rainfall, Temperature and Forest Fires, an Indian Perspective(気候変動: 降雨量、気温、森林火災への影響 インドの視点)」は、1951年から2020年まで、そして2100年までを見据えて、インド中部の過去の傾向を調査した。白書は、同じような気候分析が世界の他地域でも行われる必要性を強調している。

その調査結果に基づき、Climate Connect Digital(https://www.linkedin.com/company/climate-connect-ltd/ )は関心地域の森林火災をほぼリアルタイムで監視でき、実用的なアラートを生み出すツールの開発を開始した。

▽Climate Connect Digitalについて

Climate Connect Digital(CCD)(https://climateconnect.digital/ )は、過去12年にわたって気候とクリーンエネルギーの領域で革新的な技術と助言的ソリューションを提供してきた気候テック企業である。

エネルギーと気候テックにAIを適用するパイオニアであり、さまざまな送電網でそのソリューションが展開され、100以上の発電所で12ギガワッットの太陽光発電と風力発電を管理する。

ソフトウェアソリューションと専門家の助言により、CCDは企業が長期的な排出削減目標を達成するための戦略を構築、実施ができるようにする。ソフトウェアツールと専門家の助言サービスはまた、炭素プロジェクトの開発者が炭素資産を途切れなく最大限に活用できるよう支援する。

Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1949056/Forest_Fire.jpg?p=medium600

 

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