インジェニコ(Ingenico)とプレミス(Premise)、フィリピンへキャッシュレス決済を拡大するためにパートナーシップを締結

パリ、シンガポール、マニラ(フィリピン)、2022年11月9日 /PRNewswire/ -- 決済ソリューションで世界的に業界をリードするインジェニコ(Ingenico)は、ペイメント主導の組み込み型バンキング・プラットフォーム(payment-led embedded banking platform)のプレミス(Premise)とパートナーシップを締結し、フィリピン全域の現金主義の小規模商店に総合的な電子決済ソリューションの提供を目指すと発表しました。

インジェニコはプレミスの認定済決済端末のプロバイダーとして、AXIUM DX8000を導入しています。この端末はアンドロイド上で動作し、サードパーティーのソフトウェアを統合することで、小規模商店による電子決済を可能にします。また、プレミスは、高度な決済・コマースサービスを迅速かつ効率的に管理・提供するインジェニコのクラウド型のプラットフォームPPaaS(Payment Platform as a Service)とリンクすることで、提供できるサービスを拡大します。

APAC地域で最も高い割合となる人口の65%が已然として銀行口座を持たないフィリピンでは、依然として現金が主流となります。その状況下で、携帯電話番号と有効なIDのみで使用できるモバイル又はデジタルのウォレットは金融インフラにアクセスする上での現実的なオプションとなっています。2020年には2,500万人近く*のフィリピン人がオンライン決済のためにモバイル・ウォレットを使用し、オフラインでの従来行動が活用できる大きな可能性を示しました。

導入後即時に利用できるプレミスのユニバーサル決済プラットフォームは決済端末、金融サービス能力、規制ライセンスを兼ね備えており、企業は銀行に依存せず決済ができるようになります。プレミスとインジェニコのパートナーシップは、オンライン顧客体験を模倣し、代替およびキャッシュレス決済手段を販売店のPOSに直接もたらすことにより、オムニチャネル決済受け入れプラットフォームを開くものです。

インジェニコ、アジア太平洋地区シニア・バイス・プレジデントのナイジェル・リー(Nigel Lee)氏は次のようにコメントしています。「プレミスとパートナー関係を結び、零細事業主が事業を行うためにデジタル決済や代替決済ソリューションを提供することで、彼らを支援できることを光栄に思います。このソリューションによって事業主は顧客がオンラインの決済方法から実店舗での決済へとより簡単に移行できるようになり、コミュニティへキャッシュレス決済を拡大する原動力となります。これは、世界中で商取引の進化を支援するというインジェニコの使命と一致しています。

プレミスの創設者、ゲーリー・レプチュク(Gary Repchuk)氏は次のようにコメントしています。「インジェニコはプレミスがAXIUM DX8000とPPaaSを実装するにあたり、完全なデジタル決済体験を提供するために設計された端末を現金至上主義のフィリピンの人々へ届けるサポートをし、比類ないサポートを提供してくれました。インジェニコのテクノロジー・アンド・チャネル・パートナーに指名されたことで、フィリピンの隅々までキャッシュレス決済を届け、市場のリーダーとなることが可能になりました。プレミスは、新たな商取引の世界を実現するというインジェニコのヴィジョンを共有しており、今回のパートナーシップや将来のパートナーシップで協力できることを楽しみにしています。」

インジェニコとプレミスの間の技術的な提携と、地元の人々の行動と既存のユーザー体験に対する深い理解によって、零細事業主による実店舗販売の現場は柔軟でシームレスなソリューションで強化され、非公式経済の深い部分にわたってキャッシュレス決済が拡大されることになります。

シンガポール・フィンテック・フェスティバル2022(Singapore Fintech Festival 2022)第2ホールにあるインジェニコのブースで、プレミスが今回のパートナーシップ、零細事業主へのサポート、フィリピンにおけるキャッシュレス決済拡大などの体験について共有するのをお聴きいただけます。

*フィリピンにおけるデジタル決済

インジェニコについて

Ingenico は決済ソリューションのグローバルリーダーである。加盟店、銀行、アクワイアラー、ISV、ペイメントアグリゲーター、Fintechのお客様に信頼されるテクノロジーパートナーとして、世界クラスの端末、ソリューション、サービス等の、決済の世界的なエコシステムを提供している。45年の歴史を持つIngenicoのアプローチと文化にとって、イノベーションは欠くことができず、世界中の商取引の進化を予測し、その実現を支援する大規模で多様な専門家コミュニティである。Ingenicoでは、信頼とサステナビリティをすべての行動の中心に据えている。

プレミスについて

Premise は 、自分の全てのプラットフォーム上の取引が、そのプラットフォームのレール内で、自分自身の銀行レベルの規制インフラを通して処理されれば、統合にかかる費用やあらゆる金融商品の複雑さは徐々に無くなるという事実に基づいて作られた、決済牽引型エンベデッド・バンキング・プラットフォームです。 これこそが人々が求めていた革新的なバンキングの土台であり、金融の未来がプレミスから始まる理由です。

プレミスはXPAY(Xpay.Worldwide Corporation)により次のコンプライアンスの維持などを行っています:PCI-DSS L1 v3.2.1、AML、KYC、データ・プライバシー(Data Privacy)、決済システムのオペレーター(Operator of a Payment System、フィリピン中央銀行、Philippine Central Bank)。XPAYはグローバル・インジェニコのチャネル・パートナー且つテクノロジー・パートナー(Global Ingenico Channel and Technology Partner)であり、Visa、Mastercard、 JCB、AMEXのグローバル・ペイメント・ファシリテーター(Global Payment Facilitator)兼サード・パーティー・プロセッサー(Third-Party Processor)です。

(日本語リリース:クライアント提供)