G20保健相会合が来たる首脳会議に6つの重要なアクションを提出

【バリ2022年11月2日PR Newswire】インドネシアのブディ・グナディ・サディキン保健相は2022年10月28日、バリでの20カ国・地域(G20)の第2回保健相会合を閉幕した。この会合は、世界的な保健構造の強化とパンデミックの予防、準備、対応の強化に関するG20の議論の集大成である。

G20 Health Ministers Meeting Produced Key Actions to Strengthen Global Health Architecture
G20 Health Ministers Meeting Produced Key Actions to Strengthen Global Health Architecture

現在の地政学的緊張は3日間の会合に広く反映されたが、G20加盟国は、グローバルな保健の課題に共に取り組み、共通の解決策を見つけるという強いコミットメントを維持している。ブディ・グナディ・サディキン保健相は「われわれの相違にもかかわらず、G20加盟国は同じ言語-人類の言語、国境を知らない保健の言語-を話すために集まった」と語った。

会合では、11月中旬のG20首脳会議に検討材料として提出される技術文書が作成された。6つの重要なアクションは以下のように進められる:

1. Health Track(ヘルストラック)はPandemic Fund(パンデミック基金)の設計と発足につながった。G20加盟国はJoint Finance and Health Task Force(合同財務・保健作業部会、JFHTF)のために想定された作業を継続、深化させ、全てのG20諸国にPandemic Fund(これまではFinancial Intermediary Fund (FIF) on Pandemic Prevention, Preparedness, and Response(パンデミックの予防、準備、対応に関する金融仲介基金(FIF))として知られていた)の主要な具体的成果を構築するよう呼び掛ける

2. ACT-A評価の完了後、G20諸国は、将来のパンデミックに対応するためのメカニズムの準備を確実にするため、後継組織と機能の形成を引き続き主導する必要がある

3. G20議長国インドネシアの下で、G20加盟国はゲノムサーベイランスに進展をもたらした。これは、パンデミックの予防、準備、対応の重要な部分として継続的な注意と進展に道を開くはずである

4. これらのシステムの相互運用に向けて動きつつ、既存の渡航証明システムの成功を基盤とするさらなるグローバルなコラボレーション

5.既存および新興の研究・製造ネットワークのギャップ分析とマッピングを実施する。これは次期G20議長国のインドによって進められるべきである

6. G20保健アジェンダのサイドイベントから具体的な行動が生まれる。それは、結核と闘うための資金を増やすための行動への呼び掛け、One Healthイニシアチブの実施へのコミットメント、AMR(薬剤耐性)を防止、検出、対応する能力の向上を強化するための行動への呼び掛けである

インドネシアはG20議長国のバトンをインドに渡す。インドでは、加盟国が世界的な保健構造に対処、強化するための取り組みを共同でさらに議論、追求する。