GACの新しい欧州R&Dセンターはイノベーションを強化し、人材プールを充実させる

【広州(中国)2022年1月1日PR Newswire)】GAC Groupはこのほど、イタリアのミラノにGAC欧州研究開発センター(R&D Center Europe)を開設したことを発表した。グローバル化というGACの継続的な使命の一環として、R&D Center Europeの立ち上げは同社の拡大戦略における新たな節目である。この拠点には、大手サプライヤーやR&D機関を含む世界トップクラスの産業リソースが集結し、全体的な革新能力とデザイン能力を強化するためのグローバルエクセレンスとしてのエコシステムを形成している。

 

ミラノの施設は、GACのR&Dスキームを海外で実施する上で極めて重要な役割を担っている。「デザインを優先し、他の分野はそれに続く」という長期的な戦略的活動に従って、このチームはコンセプトカーと量産前車種のデザインにおける先見的研究に重点を置き、その後の段階で新技術分野を開拓する計画である。

GAC R&DセンターのZhang Fan副社長は「デザインはGACグループにとって最も重要な価値の1つであり、今日の市場では顧客にとって重要な決定要因である。当社がミラノを欧州で初の設計拠点として選んだのは、ミラノには活発なアイデア、イノベーション、スタイルとデザインの伝統を組み合わせた、文化的かつ創造的な強力なアイデンティティーがあるからだ」と述べた。

ミラノ新施設の運営を統括するのはGAC Advanced Design EuropeのStephane Janinディレクターである。デザイン業界では、Janin氏は「マスター・オブ・コンセプトカー」として知られており、以前はルノーのコンセプトカー部門責任者だった。

Janin氏は中国と米国のGAC Designスタジオのメンバーが加わる「メード・イン・ヨーロッパ」の人材チームを率いる。彼らはミラノのクリエーティブコミュニティーで積極的な役割を果たし、グローバルレベルで革新的なアイデアと実践の交流を促進する。

新チームの支援により、GAC MOTORは欧州の洗練された文化や人材、同地域の豊富な生産の経験、R&Dネットワーク、先進的なデザインの展望を活用し、GAC MOTORの車両の魅力と知覚価値を最大化することができる。

GAC MOTORは2022年1月から9月の間に前年同期比84%増の2万3544台を輸出した。国際市場に参入して以来、GAC MOTORは28以上の国や地域で海外販売体制を確立している。

自動車産業の有望な輸出ポテンシャルを考慮すると、GAC R&D Center Europeの発足は、同社が利用できるようになった種々のリソースにより、海外顧客とのより深い接点を得るまたとない機会になるだろう。