Hardox(R) 500 Tuf(タフ)が土壌掘削業界に革命をもたらす

土壌掘削業界は常に生産性向上のプレッシャーを受け続けています。この生産性向上の大部分はショベルカーやフロントローダーのバケット性能に掛かっていると言っても過言ではありません

Fronteq社の固い岩石や露天掘り操業用に製造されているHardox(R) 500 Tuf耐摩耗鋼板製の高度耐久性のあるGranitバケットでは前機種より450 kg (992 lbs.)軽量化されました。
Fronteq社の固い岩石や露天掘り操業用に製造されているHardox(R) 500 Tuf耐摩耗鋼板製の高度耐久性のあるGranitバケットでは前機種より450 kg (992 lbs.)軽量化されました。

【ストックホルム2022年10月26日PR Newswire】多くの業界でそうであるように、伝統が革新を阻んでいる場合があります。しかし時々業界を変革するに足りる画期的技術が登場します。これこそスウェーデンの鉄鋼メーカーSSAB社が作る新しい耐摩耗鋼板Hardox(R) 500Tufの登場が当てはまります。

従来バケットの設計ではバケットの異なる部位毎に異なる材質の鉄鋼が必要となっていました。部分によってはより硬く、また他の部分ではより頑丈であることが要求されます。Hardox(R) 500 Tufなら従来の制約が変わります。一つの鉄鋼で要求される硬度と剛性ともに満たすことが可能です。

ブリネル硬度500 HBWのHardox(R) 500 Tufなら追加の摩耗保護なしで、またはごく僅かな摩耗保護でも硬度を維持しバケット摩耗耐性と耐久性を高められます。このためバケットを軽量化でき、積載量が増やすことが可能となります。Hardox(R) 500 Tufの強度と剛性によって、バケットだけではなくヘビーデューティー向けのダンプトラックやトラック本体および摩損と衝撃に晒される鉄製構造物でも構造用鋼板としての性能が発揮することが可能です。。

欧州では様々なOEM製品にHardox(R) 500 Tuf製の耐摩耗鋼板が使用され始めております。例えばデンマークのシェリング(Sjørring)社とスウェーデンのフロンテック(Fronteq)社では最近Hardox(R) 500 Tufの特性を最大限に活用したバケット新製品ラインの販売を開始しました。

Hardox(R) 500 Tufを使用して200 kg軽量化されたSjørringのバケットHYPER

デンマーク社Sjørring Maskinfabrik A/Sは汎用土壌掘削工事向けにHardox(R) 500 Tuf製の無駄のない新たなバケットシリーズHYPERの販売を開始しました。

Hardox 500 Tufにグレードアップすることで、SjorringではHYPERバケットを13%軽量化に成功。このためバケットにはサイズによっては約200 kg (441 lbs.)以上の荷重を積むことができます。この業界では重量と燃費が二つの主要な課題です。軽量化はエンドユーザーに大変大きな効果があります。

「このバケットでは従来のバケットより150リットル多く積むことができつつも、重量がおよそ200 kg軽くなりました。バケットの使用感覚としては非常に安定しており、摩擦を感じることはるかに減り、チルトローテーターを装備しても、機械は以前ほど無理が掛かっている感じがしません。このバケットには摩耗パッケージがないため、詰まった材料を取る手間が省けます。」(モゲンス・イエンセン(Mogens Jensen)氏、Aarsleff Groupのショベルカーオペレータ)

Hardox(R) 500 Tuf製のFronteq社バケットが画期を実現

スウェーデンのOEM Fronteq (前Gotene Ufo)製のショベルカーバケットが最もヘビーデューティーな環境で最大限の容量と体積、耐久性を探し求めているゼネコン向けに画期的な進化をもたらしました。

FronteqではHardox(R) 450からHardox(R) 500 Tufにグレードアップしたため板厚を1 mm (0.394")薄くすることができました。Hardox(R) 450より硬度が50 HBWアップしたHardox(R) 500 Tufでは、長寿命化が可能になる摩耗限界値が実現されています。鋼板が薄くなったのでバケットが軽くなりました – Fronteqの新製品Granitバケットの場合、荷重容量が増大したと同時に8%軽くなっています。鋼板が薄いと溶接コストも改善されます。

SSABHardox(R) 500 Tufについて当社に発表しに来たとき、すぐに私は自社製品のために素晴らしい潜在力があることを悟りました。」(Fronteqのビルギッタ・ボストロム(Birgitta BostromCEO)「露天掘りでの重機作業に焦点を当てたGranitバケットの開発を始めるところだったので、タイミングがとてもよかったです。SSABとこの製品開発中密接協力体制によって最適に材料を利用することができました。

Hardox(R) 500 Tufの特長は非常に硬くても容易に曲げられることです。」(Fronteqの設計者マグヌス・アスキン(Magnus Asking)氏)「そのおかげでバケットの設計で全く新しい機会が開かれました。Hardox(R) 450より硬くてもHardox450と同等の優れ溶接性や切断があります。」

Hardox(R) In My Bodyで品質が次のレベルにアップ

Hardox(R) In My Bodyは機器の高度化を目指す資格があるOEM向けのブランドプログラムです。同社はHardox(R)の耐摩耗鋼板を使用した認定製品を設計および製造に関する厳格な仕様に従って製造しています。Hardox(R) In My Bodyはショベルカーバケットかダンプトラックのボディーあるいはコンテナやその他任意の製品でも新設備を発注する際はエンドユーザーが意識しており指定されています。

SjorringとFronteqの両社ともに60ヵ国に500社以上の資格企業が参加しているHardox(R) In My Bodyプログラムの会員です。このプログラムのどの会員とも同じようにSjorringとFronteqの両社は生産の課題だけではなく、開発もカバーしているSSABの広範囲な技術サポートを利用できます。

SSABは、北欧および米国の鉄鋼会社です。SSABは、より強く、より軽く、より持続可能な世界を創り出すために、顧客と密接に協力して開発した付加価値の高い製品とサービスを提供しています。SSABは、世界50カ国以上に従業員がいます。SSABはスウェーデン、フィンランド、米国に生産拠点を有しています。SSAB は、ナスダックストックホルムに上場しているほか、ナスダックヘルシンキ二部に上場しています。www.ssab.com。ソーシャルメディアでフォローしてください: Facebookhttps://www.facebook.com/ssab.ab/ )、Instagram (https://www.instagram.com/ssab/ )、LinkedInhttps://www.linkedin.com/company/ssab )、Twitter (https://twitter.com/SSAB_AB )、 YouTubehttps://www.youtube.com/ssab

Fronteq、ビルギッタ・ボストロム(Birgitta Bostrom)CEO
Fronteq、ビルギッタ・ボストロム(Birgitta Bostrom)CEO