World Agricultural Centerが中国ハルビンでオープン

【ハルビン2022年10月6日PR Newswire】

 

*以下はGAINによる報道

農業研究の新たな世界的拠点となるWorld Agricultural Center(WAC、世界農業センター)がこのほど、中国東北部黒竜江省の省都ハルビンに開設された。開設式典には著名な業界リーダーらが出席して基調演説を行い、中国内外の農業分野の発展推進に向けてWACが果たしていく重要な役割を強調した。

WACはInternational Agricultural Technology Innovation Center (IATIC、国際農業技術革新センター)の遺産に基づいており、農業革新のための活発な国際的拠点の構築に向けた黒竜江省の取り組みの一環として建設された。ハルビン市の新たな人目をひくランドマークであるWorld Agricultural Centerは、農業研究に特化した世界で最も高い建物である。WACは多くの未開拓の農業研究プロジェクトのための最先端の施設を備えている。

DBNの世界本社が「World Agricultural Center」に正式に設けられ、国連食糧農業機関(FAO)のInternational Black Soil Research Institute(国際黒色土壌研究所)、 International Agricultural Economic Research Center(国際農業経済研究センター)、International Agricultural Think Tank(国際農業シンクタンク)など、多くの国際的な研究機関を招致した。また毎年開かれるWorld Agricultural Economic Forum(世界農業経済フォーラム)の常設会場もここに建設される予定である。これを受けて中国の農業分野は協力して世界の農業科学および技術革新のハイランドの構築を進め、世界の農業を中国に、また中国の農業を世界に広めていく。

Heilongjiang Academy of Agricultural Sciences(黒竜江省農業科学院)とDBNはこのほど、トップクラスの農業人材のための世界的な紹介会議を開催した。Heilongjiang Academy of Agriculture ScienceのLiu Di院長とDBN GroupのZhang Lizhong副会長が合意文書に調印し、中国におけるトップクラスの農業人材紹介に関する文書を共同で発表した。これは、トウモロコシ、コメ、大豆、園芸作物、ジャガイモのほか、商品作物や食用キノコ、その他作物に焦点を当てている。

Provincial Academy of Agricultural Sciences が職務要件と設備を提供し、DBN Groupは人材資金を提供する。約80の国際的、専門的、かつ高レベルの農業関係のトップクラスの科学研究人材が5つのレベルで世界に向けて紹介される見通しであり、これは国内の先進地域の基準評価を目的としている。さまざまなレベルの人材紹介を紹介待遇とマッチさせ、紹介された人材が「60 Items of Longjiang Talent Revitalization in the New Era(新時代における竜江人材再活性化の60項目)」に対応した人材支援資格を取得するのを手助けする。

詳細はGAIN(https://www.gainnovation.org.cn/en/ )を参照。