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＊各患者の臨床的特徴に基づき薬物関連リスクを分析するSynapse Medicineの臨床判断支援技術が、病院薬剤師の効果や効率に与える影響について研究が行われる。
＊Synapse Medicineの処方確認ツールは、病院の現行の電子プライバシー情報センター（EPIC）や電子カルテ（EHR）のワークフローとの統合を通じて導入される。
＊本研究は、入院中および退院後の薬物有害事象（ADE）リスク低減に役立つ、投薬計画の適切性を向上させる可能性もある。
ニューヨーク, 2022年10月6日 /PRNewswire/ -- インテリジェントな投薬決定技術のリーダーSynapse Medicineは6日、同社の臨床判断支援ソリューションと処方確認ソフトウエアの病院環境におけるメリットと有効性を測定するため、ブリガム＆ウィメンズ病院（マサチューセッツ州ボストン）、バンダービルト大学医療センター（テネシー州ナッシュビル）と共同で臨床試験を開始したと発表した。治験責任医師は、ハーバード大学医学部内科学教授でもある、ブリガム病院の一般内科・プライマリーケア部門および病院医療部のJeffrey L. Schnipper博士（MD、MPH、MHM）が務める。
本試験「Synapse Medicineの判断支援が病院薬剤師の効果や効率に与える影響：ハイブリッド・タイプ2導入試験（Effect of Synapse Medicine Decision Support on Inpatient Pharmacist Efficacy and Efficiency: A Hybrid Type 2 Implementation Study）」には、一般医療サービスチームと共に回診し、入院患者への投薬を承認する2つの試験施設の病院薬剤師が参加する。参加者は、Synapse Medicineのポイントオブケア・ツールを使用して薬物関連リスクを分析、投薬の適切性を最適化する。また、新規入院患者に対する処方確認も行う。本試験では、Synapse MedicineのAI駆動型臨床判断支援ツールおよび処方確認ツールの使い勝手を定量的・定性的に測定し、その効果を判断する。
投薬計画の適正化に向けたリアルタイム・データの活用
医療システムは長年、患者の継続的ケアに不可欠な投薬計画の最適化という課題を抱えてきた。不正確な投薬歴や不適切な投薬は、医療従事者の作業効率を低下させ、治療を遅らせ、患者を予防可能な薬物有害事象（ADE）の危険にさらし、再入院率の上昇につながる可能性がある。病院関連のADEは頻度が高く危険で、その管理コストは年間280億米ドルと推計されている（注 1）。
Schnipper氏は「本院に入院してくる患者は、最適ではない投薬計画、特に過剰投薬であることが多い。薬剤が相互作用を起こしている投薬、腎機能をベースに考えれば不適切な投与量、多くの病状をベースにした不適切な投薬にも遭遇する」「われわれには、患者の急性疾患を治療すると同時に、こうした投薬にまつわる長年の課題に対処し、患者が自宅に戻るまでに投薬に関連した新たな問題を起こさないようにする責任もある」と語った。
テクノロジーに基づく臨床判断支援は、効率を上げ、患者の転帰を改善する
Synapse Medicine最高経営責任者（CEO）兼共同創設者のClement Goehrs博士は「患者の投薬計画の最適化は時間がかかり複雑なプロセスだが、患者の安全と治療の成功を確かなものにするための基本だ」「ブリガム＆ウィメンズ病院およびバンダービルト大学医療センターと提携することで、当社の投薬判断支援技術がいかに精度を高め、プロセスを効率化し、実際の患者ケアにより多くの時間を割けるようになるか、全ての利害関係者に有益かを実証できる」と語った。
Synapse Medicineのソリューションは、機械学習と自然言語処理を活用したテクノロジープラットフォーム上に構築されている。リアルタイムの薬物知識と臨床データを組み合わせ、ADEにつながる潜在的薬物リスクや不具合を検出する。一連の臨床判断支援ツールにより、医療従事者は患者により高度な個別ケアを提供できるようになる。本試験では、処方分析、医薬品モノグラフ、処方確認ソリューションの効率性と正確性を評価する。
▽Synapse Medicineについて
Synapse Medicineは、投薬の成功を信じ、誰もがそれを実現できるよう力を尽くしている。
この目標を達成するため、アルゴリズムを使い最も信頼性の高い最新データを確保、広範でグローバルな薬物知識ベースを構築している。Synapse Medicineはフロントエンドでは、患者の旅全体にわたって医薬品の処方、調剤、管理に使用されているSaaSプラットフォームやUIコンポーネントを提供している。
Synapse Medicineは、今日の投薬計画を明日の投薬の成功に変えるべく、米国、欧州、日本の世界有数の病院やデジタルヘルス企業と協力している。
（注 1）Weiss, A.J., Freeman, W.J., Heslin, K.C. and Barrett, M.L., 2018. Adverse drug events in US hospitals, 2010 versus 2014. HCUP Statistical Brief, 234.
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