バーレーンの電力水道公社が100 MWのソーラーファームの準備のための埋め立て地修復プロジェクトで入札

【マナマ(バーレーン), 2022年10月4日 /PRNewswire/ -- バーレーンのElectricity and Water Authority(EWA、電力・水道局)は、最低容量100 MWの太陽光発電プロジェクトの開発・実施のための区画を準備するため、2平方キロの埋め立て地を修復する有資格請負業者を任命する入札プロセスを開始した。埋め立て地は、バーレーン南部県(Southern Governorate)のアスカールにある。

 

プロジェクトの範囲には、Supreme Council of Environment(環境最高評議会)の要件に従って環境基準の要件を満たす埋め立て地ガス抽出・処理システムの設計・建設が含まれる。このプロジェクトには、太陽光発電プロジェクトの建設・運用に向けた現地の準備が整っていることを確認する土地の修復、ガス・浸出液管理システムの開発、排水システムも含まれる。

 

入札範囲には、必要な性能仕様を満たすための現地調査と、現地修復完了の12カ月後までの合意された間隔で埋め立て地の環境モニタリング(浸出液、地下水汚染、大気放出、埋め立て地ガス処理など)も含まれる。

 

EWAのKamal bin Ahmed Mohammed総裁は入札開始についてコメントし「バーレーンはCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)の目的と、気候変動に向けた最終的に実行可能な目標と投資に全力でコミットしている。この埋め立て地を100 MW産出可能なソーラーファーム(大規模太陽光発電所)に変えることは、2060年までにバーレーンの二酸化炭素排出量を正味ゼロにするという目的を実現するためにバーレーンが実行したいと考えている多くのステップのうちの1つである」と語った。

 

入札文書は、このプロジェクトが最良実施の国際ガイドラインを順守していることを保証し、現地の安全とプロジェクトの寿命を確保するための環境基準の明確な要件を定めている。別の入札の下、このプロジェクトと並行して、EWAは修復された埋め立て地にある100 MWの太陽光発電所を開発するための「提案依頼書(RFP)」を発行する予定である。

 

バーレーンのEconomic Recovery Plan(経済復興計画)により、同国は戦略的プロジェクトへの300億米ドル相当の投資を目標とし、ブルー水素やグリーン水素などの再生可能エネルギー部門を含む同国のインフラストラクチャーおよび優先部門に新たな投資機会を創出することを計画している。

 

入札者はBahrain Tender Board(バーレーン入札委員会)のウェブサイト(https://www.tenderboard.gov.bh/TenderDetails/?id=756/2022/BTB%20(4604/2022/3100 )を通じて入札書類を入手し、提案書を提出することができる。