NordVPN 調査: Meta のハッキング方法を検索したユーザーは約100万人という衝撃の事実

 人々が最もハッキングしたいものは何かを調べる新しい調査を実施。Instagram、WhatsApp、Facebookがぶっちぎりのトップ。

LONDON, 2022年9月28日 /PRNewswire/ -- 調査した中の70%の人が、他人のMetaアカウント(Facebook、Instagram、WhatsApp)をハッキングする方法を知りたがっていることが、NordVPNの調査により明らかになりました。

 調査チームは、Googleで「ハック(hack)」という単語を含む最も人気のある検索クエリを調べました。合計で、50カ国の約200万(1,983,741件)の検索を、英語と現地の言語の両方で分析しました。そのうちの70%(1,387,020件)には、Metaのソーシャルメディアプラットフォームが含まれていました。

「これらの検索は、一見無害に見えても、最終的には誰かのプライバシーを侵害する可能性があります。ある人は元恋人のSNSアカウントをコントロールするかもしれませんし、ある企業経営者は競合他社の業務を妨害するかもしれません。言うまでもなく、多くのハッカーはこうしたGoogle検索から『キャリア』をスタートさせたことを記憶しています」と、NordVPNのサイバーセキュリティ専門家であるAdrianus Warmenhoven氏は述べています。

Metaをハッキングしたい人が多い国

Metaサービスのハッキングに関する検索が多い国を調べたところ、興味深い傾向があることがわかりました。

  1. Metaのユーザー数: これらの検索クエリを生成する国を結びつける最も明確な要因は、FacebookInstagramWhatsAppのユーザー数です。インドでは、この3つのプラットフォームで最も多くのユーザーを抱えているので、インドの人々がハッキングに最も関心を持っていることは理にかなっています。

  2. 収入: メキシコ、アルゼンチン、フィリピンといった国々で検索数が増加する要因は、欧米諸国と比較してGDPが低いことです。他の経済的な機会がないため、インターネットユーザーの中には、サイバー犯罪をやりがいのある仕事と考える人もいるかもしれません。

  3. 専門知識: ロシアや中国などの国は、高い技術力を持つハッカーコミュニティが活発に活動していることで知られていますが、これらの国は今回のリストには含まれていません。調査チームが選択した検索クエリは、「エントリーレベル」の知識を反映しています。つまり、今回のリストに含まれている地域には、初心者やアマチュアレベルのハッカーコミュニティが多く存在することを示唆しています。

調査方法: NordVPNの調査チームは、Googleの検索キーワード分析ツールを使って、「ハック(hack)」というキーワードを含む語句を検索しました。世界的な傾向とは別に、国別の検索ボリュームも確認しました。50カ国において、英語と現地の言語の両方で合計約200万(1,983,741件)の検索を分析しました。

調査期間: 2021年9月~2022年8月

https://www.nordvpn.com/ja/