人民網日本語版
雲南省大理白(ペー)族自治州鶴慶県新華村に足を運ぶと、「コンコンコン」という音が鳴り響いており、職人の手から、美しい銀器が誕生していた。人民網が報じた。
新華村では、銀器製作の技術が、1千年前の南詔の時代から現在に至るまで受け継がれてきた。鶴慶銀器製法は2014年、中国の第4陣国家級無形文化遺産代表性項目リストに組み込まれた。
同村には現在、鶴慶銀器の製作技術を受け継ぐ伝承人が82人いる。うち、2人は国家級、3人は省級、9人は州級、68人は県級の伝承人となっている。また、銀器を加工する職人の育成も強化されている。
近年、長い歴史を誇り、精巧な技術で作り上げられる銀器の加工技術を誇る新華村は、インフラを整備し、非常に恵まれた高原や水郷の自然の景色を守るために、生態環境の保全に取り組み、銀器の生産、販売、製作体験を特色とした産業の発展に取り組んでいる。そして、素敵な銀器や美しい自然の景色を一目見ようと、多くの観光客が訪れるようになっている。