*再生可能水素とグリーンアンモニアの統合プラント向け
ミラノ, 2022年9月8日 /PRNewswire/ -- Maire Tecnimont S.p.A.は、子会社のNextChemが、Madoqua Renewables、CIPのEnergy Transition Fund、Power2Xが率いるポルトガル・オランダ・デンマークのコンソーシアムから、ポルトガルのシネスに位置する再生可能水素とグリーンアンモニアの統合プラントの開発・運営に向けたPre-FEEDエンジニアリングサービス契約を受注したと発表した。本契約は、ポルトガル政府のJoao Galamba環境・エネルギー担当国務相が臨席し、Gastechにおいて締結された。
Pre-FEEDエンジニアリングサービスの目的には、初期調査、技術とプロセスの点検、モジュール性と物流の分析、プロジェクトの許可・ライセンス取得に必要なエンジニアリングのフロントエンド・ローディングが含まれる。
MadoquaPower2Xは、再生可能エネルギーと500 MWの電解能力を使い年間5万トンのグリーン水素を生産するとともに、最大能力50万kt/yのグリーンアンモニアプラントで、この初期段階で最大60万t/yのCO2排出を回避する予定。現場はシネス産業区内にあり、欧州連合(EU)の最新分類に従った持続可能な活動として経済成長をもたらすとともに、シネス港(ポルトガル)と北西欧州各地を結ぶ輸出エネルギー輸送バリューチェーンが出来上がることになる。
ポルトガル政府のJoao Galamba環境・エネルギー担当国務相は「2050年までに気候中立を達成するには、エネルギーと気候の目標に焦点を絞った持続可能な投資を大胆に決断する必要がある。われわれがエネルギー転換に向け設定した目標達成のための正しい道筋を確認する、MadoquaPower2XとMaire Tecnimontの重要な節目に立ち会うことができてうれしい」と語った。
Maire Tecnimont GroupとNextChemの最高経営責任者(CEO)であるAlessandro Bernini氏は「欧州における再生可能水素ベース経済に大きな影響を与えるプロジェクトをターゲットとして、MadoquaPower2XおよびCIPと今回の契約を締結できたのは光栄だ。本プロジェクトは、ポルトガルの再生可能エネルギーの潜在力と北欧のエネルギーインフラをグリーン水素でつなぐ、欧州の持続可能なエネルギー安全保障の好例だ」と語った。
Madoqua RenewablesのRogaciano Rebelo最高経営責任者(CEO)は「Maire TecnimontとNextChemを迎え入れ、当社のプロジェクトのライセンス、エンジニアリング段階を加速させられることを非常に喜んでいる。Maire Tecnimont Groupには70年におよぶ優れたエンジニアリング能力があり、世界中で1500以上の化学・発電プラントを納入してきており、複雑かつこの種初の大規模な電解ベースのアンモニアプロジェクトの遂行能力があることは実証されている」と語った。
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