欧州へドライブ:EVトラック「FOTON iBlue」がEUのWVTA認証を取得

【北京2022年8月1日PRNewswire】FOTON iBlue EVトラックは7月26日、独立系第3者試験・検査・認証機関大手のドイツのテュフラインランド(TUV Rheinland)から、欧州車両型式認証(WVTA)を取得した。テュフラインランドはWVTAの指定技術サービス担当機関にも指定されている。

認証の取得はFOTON iBlue EVトラックが欧州連合(EU)の高水準の規制を完全に満たし、WVTA認証を義務付けているEUおよび非EU諸国・地域に輸出できることを意味する。また、FOTONのトラックがEUの電気自動車(EV)型式認証を取得したのは今回が初めてとなる。

EUのWVTA認証
EUのWVTA認証

EUのWVTA認証は、自動車製品がEU市場に参入するための「アクセスカード」として、EU全域で通用する。さらに、EUからの指示が更新されるか車両が変更されるまでは、新たな試験を必要としない。

FOTON iBlueトラックは、EMC、電気安全仕様、NVH、車線逸脱警報、高度な緊急ブレーキなどWVTA認証に必要な30項目以上のテストに合格した。

世界最大の電池メーカーであるCATL社の大容量・高エネルギー密度パワー電池とPMSM(永久磁石同期モーター)を使用し、0-30キロ/時の発進加速度、30-50キロ/時の追い越し加速度、坂道発進能力などの技術的要求を十分に満たすことが可能である。また、先進ブレーキエネルギー回収システムとECOドライビングモードを搭載し、さまざまな走行条件に対応することで、より高い効率性と走行距離の10%延長を実現している。完成車は、バッテリー、モーター、電子制御システムなどに関する厳しいテストと800以上の静的検査を受ける。低温時のレンジフェード率は35%以下で、環境適用性にも優れているために走行効率も改善した。10万キロの耐久試験を完了し、完成車の安全性も保証されている。

EVトラックに加え、FOTONのEVバスもWVTA認証を取得し、今年4月にニュージーランドで運用が始まったと報じられている。世界が低炭素成長に向かう中で、FOTON が発売した完全な電気自動車(EV)や水素燃料自動車は、世界各国の公共バスシステムやスクールバス車両、空港シャトル車両に導入されている。 FOTON iBlue EVトラックのWVTA認証は、FOTONが最も要求の厳しい欧州市場へのアクセスを得たことを意味する。