マースペットケアの研究者が、犬のウェルビーイングを測定する新たな生活の質の評価を開発

マースペットケアの研究者が、犬のウェルビーイングを測定する新たな生活の質の評価を開発

レスター、 英国, 2022年7月29日 /PRNewswire/ -- Waltham Petcare Science InstituteやBanfield Pet Hospital(R)など、マースペットケア(Mars Petcare)の研究者は、犬の健康とウェルビーイングを評価する生活の質(QoL)評価を開発した。この評価は、ペットの飼い主が犬の行動や活動について報告する32項目のアンケートに基づいている。調査結果が処理されると、活力のレベル、幸福感、可動性、社交性、食欲などの領域を網羅する、犬の健康とウェルビーイングの多面的評価を提供する。Scientific Reportsに発表された新しい研究は、犬の健康とウェルビーイングを測定および定量化するためのQoL評価の有効性を裏付けている。

マースペットケアのScience & Diagnostics(科学・診断)担当プレジデントであるNefertiti Greene氏は「ウェルビーイングは、犬の飼い主と獣医学専門家の双方にとり焦点である」と述べた。「この評価により、ペットの健康に関する科学的に検証された知見を提供することが証明されている犬の健康とウェルビーイングのデータを一貫して取得し、最終的に当社目的であるA BETTER WORLD FOR PETS(ペットのためのより良い世界)を前進させることができる」

論文(https://www.nature.com/articles/s41598-022-16315-y )では、飼い主の調査結果を、調査対象犬のBanfieldの診療記録と対比することで、評価の妥当性を調査した。たとえば、変形性関節症の犬では、活力と可動性のスコアが低下した。社交性と幸福感の領域のスコアは、犬のライフステージの進行および慢性疾患の存在とともに減少した。慢性歯科疾患の犬では食欲のスコアが低下した。研究結果はまた、この評価は、犬が簡単に特定できない可能性のある基礎的疼痛を患っている場合に、他の方法では検出できなかった恐れのある全身倦怠感を特定し得ることを示唆している。

Mars Veterinary HealthのJennifer Welser最高医療責任者(DVM(獣医学博士)、DACVO(獣医眼科専門医))は、「獣医の観点から、QoL評価は、獣医のケアがペットの転帰の改善にどのように役立つかについての貴重な情報を提供する。こうした知見に基づいて、どの治療と介入がペットの健康とウェルビーイングにプラスの影響を与えるかを理解し、ペットの健康に関する飼い主とのコミュニケーションを改善する可能性がある」と述べた。

さらなる検証が行われるまで、このQoL評価は、飼い主と獣医チームが、犬の生涯のすべての段階を通じて健康状態をより適切に追跡するのに役立つデジタルツールの基礎として使用できる。

評価と研究の詳細については、https://www.nature.com/articles/s41598-022-16315-y を参照。

▽QoL評価と研究について

  • QoLアンケートは、5つの日中の領域と3つの食事時間の領域にわたって犬の健康と幸福を定量化する。日中の領域は、活力(犬の活動レベル)、可動性(基礎となる機械的能力)、リラックス(全般に落ち着きがあり、恐怖や心配がないこと)、幸福(悲しくて落ち込んだ態度がないこと)、社交性(飼い主や他のペットに対する好意的で人懐っこい行動)に分類される。食事時間の領域は、リラックス(ストレスがないことから明らかなように、食事に関わる穏やかな行動)、関心(食事への関心と興奮)、満足度(食後に犬が満腹、または満足している度合い)に分類される。
  • 当研究の目的は、幅広い応用に対応可能で大規模なデータ収集に適した、犬の生活の質の総合的な評価を開発することだった。
  • 2813匹の犬のデータを使用してQoL評価を開発した。この種のものとしては過去最大の研究となり、評価が一般的な犬の集団での使用に適していることが担保される。

▽マースペットケア(Mars Petcare)について

マースペットケア(Mars Petcare)(https://www.mars.com/made-by-mars/petcare )には1つの目的があり、それは、A BETTER WORLD FOR PETS(TM)(ペットのためのより良い世界)である。総合的な獣医ケア、栄養、画期的な診断プログラム、ウエアラブル健康モニタリング、DNAテスト、ペット福祉を通じて、130カ国以上のペットを支援している。科学者がペットの健康とウェルネスの重要な前進を発見するWaltham Petcare Science Institute(https://www.waltham.com/ )で、同社は何十年もの間、人間と動物の相互作用の素晴らしい科学の研究を支援してきた。マースペットケアは、Sustainable in a Generation(次世代に向けた持続可能な環境整備プログラム)(https://www.mars.com/sustainability-plan )を実現することに重点を置いた、グローバルな同族経営のマース・インコーポレイテッド(Mars, Incorporated)(https://www.mars.com/ )の一部である。

Instagram(https://www.instagram.com/mars_petcare/ )、LinkedIn (https://www.linkedin.com/uas/login?session_redirect=%2Fshowcase%2F7794150 )でフォローを。

▽Waltham Petcare Science Instituteについて

Walthamはマースペットケアの科学センターである。われわれの研究チームは、ペットの栄養要件、犬と猫の微生物叢、健康と病気のバイオマーカー、摂食行動など、複数の分野にわたって活動している。また、ペットとの関係がペットと飼い主の両方が健康で幸せな生活を共に送るのにどのように役立つかを理解するために、世界の組織と提携し、研究を支援している。Walthamで生み出された知識はマースペットケアの目的であるA BETTER WORLD FOR PETS(ペットのためのより良い世界)を実現するために不可欠である。われわれは重要な発見を科学界と共有し、世界中のペットが同社の仕事から恩恵を得られるようにすることに誇りを持っている。50年以上前の最初の科学論文以来、同社は600を超える査読済みのジャーナル記事を含む1700以上の出版物を通じて専門知識を共有してきた。さらに、Walthamの研究者は、世界で最も有名な複数の獣医および栄養学者と協力している。詳細については、https://www.waltham.com を参照。

▽Banfield Pet Hospital(R)について

Banfield Pet Hospitalは、1955年に米オレゴン州ポートランドに設立され、現在、42州、ワシントンDC、プエルトリコ、メキシコに1000を超す一般獣医病院を擁する予防獣医ケアのパイオニアである。3600人を超すBanfield獣医が、年間300万匹以上のペットに質の高い獣医ケアを提供することに注力している。Banfieldは、米国最大の獣医用電子診療記録システム内の各受診記録からデータを収集している。われわれの目標は、ペット、人々、および社会のためにここにいることである。Mars Veterinary Health医療機関ファミリーの一員であるBanfieldは、その目的であるA BETTER WORLD FOR PETS(R)(ペットのためのより良い世界)に注力している。ペットはわれわれにとってより良い世界を作るからである。報道機関向けの追加情報は、メディアホットライン(888)355-0595に電話を。

▽Mars Veterinary Healthについて 

Mars Veterinary Healthはマースペットケア内のグローバル部門であり、7万人以上のアソシエイトを擁し、その集合的な目的であるA BETTER WORLD FOR PETS(ペットのためのより良い世界)を促進するために高品質のペットヘルスケアを提供することに専心している。Mars Veterinary Healthのネットワークは、全世界に2500以上の獣医クリニックと診断ラボを運営しており、ペット、人、および地球を最優先している。Mars Veterinary Healthネットワークには、AniCura、Antech、Asia Veterinary Diagnostics、Banfield、BluePearl、Linnaeus、Mount Pleasant、VCA、VES、VSHのアソシエイトが含まれ、毎年2500万回以上のペットの受診を可能にすることで思いやりと専門知識を実証している。

詳細はhttps://www.marsveterinary.com を参照。報道機関向けの追加情報は media.mvh@effem.com に問い合わせを。

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