【ホキティカ（ニュージーランド）2022年7月26日PR Newswire】Yili Group（伊利集団）は7月19日、ニュージーランドのウエストコースト地方のホキティカにあるWestland Milk Productsの新しいバター生産施設を正式に開所した。開所はWestlandがYili Groupに加わった3周年記念日と同時期に行われた。
Westland Milk Productsの新バター生産施設は設備更新の完了により、Westlandのホキティカ工場での消費者およびフードサービス業界向けのバター生産施設の能力が2倍に増強されて年間4万2000トンに達し、ニュージーランド西海岸で最大のバター生産施設となった。
ダミアン・オコナー氏が新バター生産施設を祝うテープカット式に参加
ニュージーランドのダミアン・オコナー（Damien O'Connor）農相兼生物安全保障相兼土地情報相兼農村コミュニティー相兼貿易・輸出振興相が開所式に招かれ、バター生産施設がウエストコースト地方の乳製品産業の将来を象徴する投資を祝った。
Yili GroupのPan Gang会長兼社長はホキティカでの式典での事前録画された演説で「WestlandはYili Groupに加わって以来、消費者の間の知名度を一段と高めてきた。Westlandは今後、消費者、社会、従業員のためのより高い価値を引き続き創出することに打ち込んでいる」と述べた。
投資計画であるYili Project Goldrush（伊利プロジェクト・ゴールドラッシュ）が昨年、生産システムの更新と生産能力の増強を目的に打ち出された。このプロジェクトは、ニュージーランドで最も高く評価されているバターブランドの1つであるWestgoldの風味を世界のより多くの消費者に提供することを目指している。
Westlandのホキティカ工場
WestlandのRichard Wyeth最高経営責任者（CEO）は開所式であいさつし、「1973年に建設された旧バター生産施設は今や、専用の施設に道を譲った。これによりわれわれは、伝統的な攪拌手法をこれまで通りに守る、近代的で最先端の機器を用いて小サイズのバターパット生産能力を倍増することが可能になった」と述べた。Wyeth氏はまた、従業員やサプライヤー、パートナーによる協調した取り組みに感謝の意を表明した。2022年上半期は同社にとって過去7年間で最高の上半期業績を記録した。Westgoldバターはニュージーランド、中国、オーストラリア、米国、日本を含む世界20カ国以上で販売されている。
世界のトップ5位の乳製品企業の1つ、またアジア最大級の乳製品企業としてYiliはリソース、イノベーション、市場の互恵的なグローバルネットワークの構築に取り組んでいる。Yiliは現在、15のR&D（研究・開発）・イノベーションセンターと、74の生産基地を有している。「World Integrally Sharing Health（健康を一体的に共有する世界）」という会社の夢を実現するため、Yiliは世界各地のさまざまなグループの人たちの栄養面でのニーズを満たすよう進化を続けている
