ロレアルの北アジアゾーン、全拠点でカーボンニュートラルを達成

【上海2022722日】 世界最大の仏化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)は、北アジアゾーン(中国本土・日本・韓国・香港・台湾の5つの市場)において、当社グループ内で世界初となる、すべての事業所、工場、流通センター、リサーチ&イノベーションセンターにおけるカーボンニュートラルを達成したことを発表しました。本達成は、気候変動という差し迫った脅威と闘う当社グループの取り組みにおける重要なマイルストーンとなります。

ロレアル北アジアゾーンのプレジデント兼ロレアルチャイナの最高経営責任者(CEO)ファブリス・メガルバン(Fabrice Megarbane)は、次の通りコメントしています。

「国連は、すべての国・都市・組織がネットゼロに向けた計画を採用すべきであると警告しています。ロレアル北アジアゾーンはこの課題の取り組みにおいて真のリーダーシップを発揮しています。当社は、20年以上前に地球環境危機の深刻さを認識し、2009年には製造工場と配送センターの環境フットプリントの削減に取り組み始めました。2020年には、『ロレアル・フォー・ザ・フューチャー』を立ち上げ、2025年までに世界中のロレアルの全拠点が、カーボンニュートラルを達成するという持続可能性への意欲的なコミットメントを発表しました。北アジアゾーンが、目標達成に向け取り組みを加速させていることを、大変誇らしく思っています」

メガルバンは、上海で開催された「2022 L'Oréal North Asia & China Indirect Sourcing Supplier Day(2022年ロレアル北アジア・中国間接調達サプライヤーデー)」において、本ニュースを発表しました。このイベントでは、約100 社の戦略的サプライヤーと主要ステークホルダーが一同に会し、二酸化炭素削減に関する協働と解決策についての議論が行われました。

ロレアル北アジアゾーンは、当社グループの二酸化炭素削減ロードマップの中で、いくつかの最初の成果を達成してきました。中国本土は、2019年、ロレアルの全拠点の中で初めてカーボンニュートラルを達成した市場でした。そして、日本市場が2022年7月にカーボンニュートラルを達成したことにより、ロレアル北アジアは、ロレアルグループの全拠点でカーボンニュートラルを達成した最初の地理的ゾーンとなりました。

ロレアルグループは、北アジアゾーンにおいて、カーボンニュートラルの達成という目標を達成すべく、各拠点において、ダイナミックな施策と多様な戦略的アプローチを採用してきました。

再生可能エネルギーをオンサイトで発電

中国本土と韓国では、再生可能エネルギーの発電設備設置による二酸化炭素排出量の削減が、全体的な取り組みに重要な役割を果たしています。蘇州にあるロレアルのBeautyCos工場では、2015年から、敷地内のソーラーパネルで、毎年120万キロワット(kWh)の電力を発電しています。同様に、蘇州にあるロレアルの配送センターに設置された屋上ソーラーパネルは、2019年以来、440万kWhの電力需要の100%を供給しています。

多様再生可能エネルギーソリューションを採用したオンサイト施設

ロレアルのBeautyCos工場は、多様な持続可能エネルギーソリューションが、いかに連携して二酸化炭素削減目標の達成に貢献するかを示すショーケースになっています。太陽光発電システムに加え、敷地内では熱電供給(CHP)が設置され、バイオガスを利用して高効率で蒸気・電気・熱を生産しています。バイオガスは、蘇州工業園区のバイオマスエネルギープロジェクトによって生産され、生ゴミや造園廃材を原料として発電しています。太陽光発電、CHPシステムの設置、近隣の再生可能エネルギーの調達を組み合わせることで、BeautyCosは2019年にカーボンニュートラルを達成しました。

5つの市場現地再生可能エネルギーを調達

北アジアのロレアルの拠点では、再生可能エネルギーを生成する施設を設置するだけなく、現地の再生可能エネルギーを調達するための最善の方法を追求しています。

中国本土では、2018年に、ロレアルの宜昌天美工場が水力発電を100%使用してカーボンニュートラルを達成しました。ロレアル中国の他のオフィスやキャンパスでは、江蘇省の再生可能エネルギープロジェクトとのパートナーシップを通じて、CO2排出量を大幅に削減するソリューションを採用しました。

ロレアル韓国は、2021年に韓国のRE100システム(再生可能な電力に関する世界的なイニシアチブ)へ参加し、同社のすべてのオフィスと配送センターで使用するエネルギーについて、韓国電力公社(KEPCO)から再生可能エネルギー認証を取得しました。

御殿場にある日本工場には、再生可能エネルギーを利用した新しい電気ボイラーが導入されました。日本ロレアルは、リサーチ&イノベーションセンター、オフィス、工場において、「グリーン電力証書」「グリーン熱証書」による取組みに参画することにより、カーボンニュートラルを達成しました。「グリーン電力証書」「グリーン熱証書」とは、風力発電・バイオマス発電・水力発電・太陽光発電など、自治体が認定した再生可能エネルギーの発電施設を支援する取り組みです。

ロレアル台湾は、地方自治体および商業ビルオーナーと電力購入契約を結び、再生可能エネルギーへの取り組みを行いました。これは台湾市場で初の試みです。これにより、同社は2021年後半にカーボンニュートラルを達成しました。

ロレアル香港は、エネルギー効率化対策の実施、LED照明の導入によるエネルギー消費量の削減、オフィスでの再生可能エネルギーの調達により、2020年にカーボンニュートラルを達成しました。

北アジアおよび中国事業を担当するシニアヴァイスプレジデントであるパンカジュ・グプタ(Pankaj Gupta)は次のように述べています。「今日から、北アジアでは、ロレアルの各製品はカーボンニュートラルな工場や倉庫で製造・保管されます。今後は、製品のイノベーション、消費者の啓発プログラム、輸送の改善、戦略的サプライヤーとの協働を通じて、業界のバリューチェーン全体における二酸化炭素排出量の削減に向け、ステークホルダーとの協力を推進していきます。」

ロレアルグループは、2030年までにすべての温室効果ガス排出量を2016年比で25%削減し、2050年までに排出量をネットゼロにすることを目指す長期目標を設定しました。この目標は気候科学者の推奨に基づいて、地球温暖化を1.5℃に抑えることを目的とし、パリ協定で定められた「SBT(科学的根拠に基づく目標)」に沿ったものです。

ロレアルについて

ロレアルは、110年以上にわたって美に専念してきました。35[1]の多様で補完的なブランドからなる独自の国際的なポートフォリ オにより、グループは 2021 年に 322億8000万ユーロの売上高を達成し、世界中で 85,400 人の従業員を雇用しています。世界 有数のビューティーカンパニーで あるロレアルは、マス市場、百貨店、調剤薬局・ドラッグストア、ヘアサロン、トラベルリテール、ブランドリテール、E コマースなど、あらゆる流通ネットワークに展開しています。世界11ヵ国に20の研究センターを置き、4,000人の科学者と3,000人の技術専門家によるリサーチ&イノベーションチームは、ロレアルの戦略の中核であり、世界中の美への熱望を叶えるために活動していま す。ロレアルは、2030 年に向けてグループ全体で意欲的な持続可能な開発目標を掲げた「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムを推進し、より包括的でサステナブルな社会に向けてエコシステム を強化 することを目指しています。 詳細は、https://www.loreal.com/en/mediaroom を参照。

ロレアルアジアゾーンについて

ロレアル北アジアゾーンは、ロレアルグループが消費者行動に一貫性を持たせ、地域内のシナジーを創出するためにゾーンの地理的範囲を再編成し、2021年に設立されました。地理的・文化的につながりのある中国本土、日本、韓国、香港、台湾の5つの市場で構成されています。ロレアル北アジア ゾーンは、グループ内で 2 番目に大きな地理的ゾーンであり、2021 年にはグループの世界売上高の 30.5 %を占めました。ロレアル北アジアは、世界の美容消費者の 3 分の 1 以上を占める最も美容意識の高い地域に位置しています。上海、東京、ソウルのイノベーションセンターで美の未来を形作り、世界 3 大ビューティテックハブの一つとして、ビューティテックの変革に投資しています。私たちの使命は、北アジアのビューティートライアングルを中心とした強力なエコシステムを戦略的に構築し、それを競争力として活性化することで、すべての人に持続可能な成長をもたらし、世界を刺激していくことです。

[1] L'ORĒAL Annual Report 2020 に基づく

メディアわせ先:

Sara MAEDA / sara.maeda@loreal.com

Linda YAN / linda.yan@loreal.com

(日本語リリース:クライアント提供)

再生可能エネルギーを100%利用した御殿場にある日本工場の電気ボイラー
再生可能エネルギーを100%利用した御殿場にある日本工場の電気ボイラー

蘇州にあるロレアルのBeautyCos工場では、2015年から、敷地内のソーラーパネルで、毎年120万キロワット(KWH)の電力を発電
蘇州にあるロレアルのBeautyCos工場では、2015年から、敷地内のソーラーパネルで、毎年120万キロワット(KWH)の電力を発電