【深セン(中国)2022年7月20日PRNewswire】ファーウェイ(Huawei、華為技術)は19日、Sisvel Wi-Fi 6 特許プールに創設メンバーの1員として参加したと発表した。この新しい特許プールは、ファーウェイや他の革新的企業のWi-Fi 6標準必須特許を共有する手段を提供する。ファーウェイは同時にプールのライセンシーにもなった。
ファーウェイのAlan Fan知的財産権部門責任者は「ファーウェイは、自社の革新的なWi-Fi技術を業界で共有できるのをうれしく思っている。Wi-Fi技術は家電、スマートホーム、産業企業などの分野で幅広く利用されている。特許プールは特許ライセンスの透明性を高め、ライセンシングに関する紛争を減らす。技術利用者はプール内のすべての特許に基づくライセンスを1回で取得できるため、ライセンシングの効率が高まり、ライセンシングのコストが削減される」と語った。
Fan氏は、ファーウェイは以前からイノベーションが適切に報われるよう提唱してきたと付け加えた。特許プールは企業、とりわけ中小企業が自社の特許をライセンスし、それによって得られる収入をより革新的な活動に投資するのを支援することができる。ファーウェイは特許プールの運用の成功で、さらに多くの企業が次世代Wi-Fi技術に投資できるように望んでいる。
Sisvel InternationalのMattia Fogliacco社長は「私たちの新しいプールの特許権者にファーウェイを迎え入れるのをうれしく思っている。この2年間の促進活動によって、私たちは摩擦をなくし、革新者と技術利用者の利害を一致させて、技術市場全体に利益をもたらすと思われる枠組みを作り上げた。ファーウェイが創設メンバーでライセンシー/ライセンサーになるのを受け入れたことで、こうしたアプローチの妥当性が強力に証明される。私たちは、ファーウェイや他の参加特許権者が提供するIPの品質とともに、さらに追加的なライセンシー、できるなら追加的な特許権者をも速やかに引き寄せられると信じている」とコメントした。
ファーウェイは2者間協議を通じて、他の企業と直接的にライセンス契約を結ぶ余地を残しており、これにより、技術利用者は、 Sisvel Wi-Fi 6特許プールまたはファーウェイとの直接ライセンスのいずれかを選択してファーウェイのWi-Fi 6特許のライセンス取得が可能になる。
ソース: Huawei Technologies Co., Ltd.