SHL Medicaが米国での新たな製造施設計画を発表

【ノースチャールストン(米サウスカロライナ州)2022年7月18日PR Newswire】SHL Medical(以下、SHL)はこのほど、同社の自己注射器製品ポートフォリオに対する市場の需要増大に応えるために、米国の新たな製造施設を建設する計画を発表した。この決定は、北米での生産拡大に関するSHLの戦略的評価に基づく。


SHL Medical announces new autoinjector manufacturing site in South Carolina

サウスカロライナ州ノースチャールストンに位置する新施設は、約2万5000平方メートル(27万平方フィート)の広さを誇り、当初投資は9000万ドルの予定。これにより、SHLは地元で165人の雇用機会を創出する見通しで、2024年までの操業開始を見込んでいる。

サウスカロライナ州のこの施設は、医療機器の射出成形と完全な自動組立能力を備えた先進的施設となる。フロリダ州ディアフィールドビーチの施設で現在行っている最終組立、ラベリング、包装の業務と合わせて、米国での製造能力が拡大されることで、パートナーへのSHLの包括的サービス提供が強化される。

SHLは自己注射器への需要増大に対応し、将来的な製造需要に応えるために、2019年に長期戦略を策定した。米国での新事業の発表は、発表済みのスイスでの新拠点計画(

a new Swiss site already being announced )を含めて同社が進めている拡大に沿ったものである。米国の新生産施設は優先的かつペースアップして実現する予定であり、完全自動化された生産設備になり、主要市場との距離を縮めた柔軟なサプライチェーンを提供する。

 Ulrich Faessler会長兼最高経営責任者(CEO)は、「SHL製品へのニーズは大きく増大している。従って、私たちは米国における新工場建設計画をスピードアップしている。スイスのツークで建設中の欧州施設と同様に、米国拠点は最新鋭で完全に自動化された施設となる。今回の拡大は、われわれの持続可能な目的を支える先進的な製造戦略へのSHLのコミットメントを意味する。同時に、過去2年間の世界のさまざまな出来事を踏まえて、顧客近くで生産することでサプライチェーンの混乱に伴うリスクの軽減を目指している。これにより、ワンストップショップ能力を通じて顧客をさらにサポートし、エンドユーザーである患者に高品質な薬品デリバリーシステムを提供することができる」とコメントした。

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ソース:SHL Medical