【シンガポール2022年6月16日PR Newswire】
*東南アジアでのバーチャルバンキング拡大を背景にして、Episode Sixはベトナムの極めて重要なデジタルインフラ構築を支援する新たな契約を締結
決済・銀行業務インフラの主要なグローバルプロバイダー、Episode Six(https://episodesix.com/en/us/ )は14日、ベトナムの通貨・銀行業務の将来を作り変えつつある同国で最も新しいフィンテック構築企業のGalaxy FinXとの新たな提携を発表した。この提携はEpisode Sixにとって「2つの初めて」を意味する。つまり、ベトナムでの初めての提携であるとともに、東南アジア地域でバーチャルバンクを専業とする企業との初めての提携である。
Galaxy FinXはクラウドでのカード・決済処理プラットフォームについてEpisode Sixを採用した。これには消費者向けのクレジットおよびデビットカードサービスのほか、ベトナム国内の金融交換サービスへの接続などが含まれている。Episode SixのTritiumプラットフォームは従来型の銀行が革新し、デジタルソリューションを提供するのを支援しているが、これと同様に主要な機能をバーチャルおよびデジタルバンクに提供する専用のシステムでもある。Tritiumは、カードスキーム処理へのゲートウェイを開放し、ATMやPOSデバイスなどの銀行ネットワーク間で転送できるマルチアセットクラスのデジタルウォレット管理システムを提供する。
Episode SixのJohn Mitchell最高経営責任者(CEO)兼共同創業者は「Episode SixはGalaxy FinXと連携していくことを誇りに思っている。これはわれわれにとってベトナムで初めての提携であり、東南アジアでバーチャルバンクを専業とする企業との初めての提携である。ここでは数百万の消費者や小規模企業が銀行口座を持っていない、あるいは銀行を利用できないような状態が続いている。ベトナムおよび東南アジアにおけるデジタル専用バンキングには極めて大きい成長の可能性があり、当社の技術支援は、自国やそれ以外の国でデジタルネイティブの顧客ニーズに応える商品を設計して提供するGalaxy FinXのような先駆的企業に完璧に適している」と語った。
バーチャルバンクを立ち上げた企業としてGalaxy Fin Xは、成長が続くベトナムの消費者に預金、融資、決済、保険などの金融サービス商品をデジタルで提供していく。Episode Sixは市場で試行済みのバックボーンをGalaxy FinXのカードサービス向けに提供し、これにより新たな企業が決済を処理し、変化する市場状況に適した商品設定が可能となる。Episode Sixとの提携で、Galaxy FinXは基本的な技術開発よりも顧客や進化する市場ニーズに応える柔軟性がもたらされ、事業の成長に重点を置くことができる。
Galaxy FinXのMarcin Miller CEOは「Episode Sixは世界規模で、またアジア太平洋で実証された決済技術の業績を有している。ベトナムはデジタル経済への成長過程にあり、Episode Sixの最新のクラウドでのカードおよび決済処理プラットフォームにより、われわれはより優れたデジタルソリューションを提言・策定し、地元市場と当社の顧客ニーズに応えていくことができる。ベトナムや東南アジアの他の市場で商品やサービスを拡大し続けながら、Episode Sixとともにチャンスを探っていくことを楽しみにしている」と語った。
現下における世界的なフィジカルからデジタルへの移行は、この10年間の銀行業界だけで数千億ドルの価値に相当する。アジアの経済新興国はこうした動向の最先端に位置付けられている。シンガポールは経済先進国としてすでにこの分野でイノベーションを行っているが、隣国のマレーシアやタイ、インドネシア、それにベトナムでは一段と大幅な加速が期待されている。デジタル化は企業や消費者向けの決済の様相を急速に変革しつつある。IDCの調査では、2030年までに世界の消費者の決済の80%がモバイルおよびコネクテッドデバイス上で行われ、従来型の決済処理はされなくなると予測されている。Episode Sixはこの移行を可能にする決済の仕組みを提供する。
クラウドベースおよびモバイルベースの銀行業務が急速にベトナムにおける標準化となりつつあることから、変革に対して特に熟していると言える。歴史的に、国民の多くの部分が従来型の当座あるいは預金銀行口座へのアクセスを欠いてきた。Merchant Machine(https://www.gfmag.com/global-data/economic-data/worlds-most-unbanked-countries )のデータによると、ベトナムは世界で2番目に銀行が利用されていない国である。Episode SixとGalaxy FinXはともに、この原動力の変革を支援していく。
Episode SixのTritium プラットフォームは、その顧客向けのイノベーションとカスタマイゼーションを促進する550を超すアプリケーションプログラミングインタフェース(API)の包括的なセットを提供、さまざまな言語や通貨、各国ごとの規制要件に対応し、不換通貨およびロイヤルティー、ポイントサービスなど複数のアセットクラス全体でのリアルタイムトランスファーに向けたクラウドあるいはオンプレミスのホスティングオプションに対応することができる。
▽Episode Sixについて
Episode Six(エピソードシックス)は、銀行やブランド、フィンテック企業へ優れたデジタル決済を提言・設計し、無比の速度で市場にもたらす自由を与える決済技術企業である。発行者処理から、預金、クレジット、貯蓄、ポイントサービス全体に及ぶデジタルウォレットや口座管理に至るまで、当社は顧客の決済ステップを今日の市場で最も柔軟で対応可能なプラットフォームによって動かし、顧客の要求や市場の変化の先を進み、それに対応するユーザー主導型のツールと技術によって高度に設定可能な製品を提供している。Episode Sixのプラットフォームは、不換通貨、ブランド価値ポイント、金など、あらゆる種類の価値を移転させるために専用に設計されている。Episode Sixは世界25カ国で事業を展開し、米国、欧州、日本、シンガポール、香港特別行政区、オーストラリアに拡大を続けるチームを有している。HSBC、マスターカード(Mastercard,)、SBI Investment Co., Ltd.、Anthos Capitalなどが当社に出資している。詳細はwww.EpisodeSix.com かLinkedIn(https://pr.report/yBJz76cU )を参照。
(日本語リリース:クライアント提供)