【プロビデンス(米ロードアイランド州)2022年6月14日PR Newswire=共同通信JBN】EpiVax, Inc.(「EpiVax」)は、サル痘に対して高度の有効性が予測される天然痘ワクチン候補のVennVaxを開発したと発表した(a smallpox vaccine candidate that is predicted to be highly effective against monkeypox )。このワクチンの開発は、米国立衛生研究所(NIH)によって資金提供された(SBIR助成金#R43AI058376)。同社は、この「エピトープ駆動型ワクチン」の臨床試験移行に向けて、高度な前臨床開発と臨床試験で資金調達と経験のある戦略的パートナーを求めている。米政府は天然痘とサル痘の両方に2つのワクシニアウイルスワクチンを備蓄しているが、次世代サブユニットワクチンは、一方のワクチンの入手可能性を高め、他方の安全上のリスクを回避する用量節約戦略を提供する可能性がある。
T細胞生物学の専門家であるEpiVaxの研究者らは1998年の創業以来、新しいT細胞エピトープワクチンを開発してきた。このワクチンは、ワクシニア(牛痘ウイルス)と天然痘(ワクシニアワクチンで保護される疾患)の保存要素を明確にすることで開発されたため、VennVaxと命名されている。これらの保存要素(T細胞エピトープ)はサル痘でも保存されている。HLAトランスジェニックマウスでの最初の研究では、100%の生存率が示された。
EpiVaxは今年、免疫原性とマウスモデルの有効性を高める免疫操作されたH7N9血球凝集素(HA)ワクチン抗原を組み込んだ鳥インフルエンザ用の新しいワクチンについても目覚ましい進歩を遂げた。これはマウスモデルで免疫原性と有効性を高めた。Human Vaccines&Immunotherapeutics(https://www.tandfonline.com/journals/khvi20 )の近刊2022年号に掲載される予定である。マサチューセッツ総合病院の科学者と共同で、2022年5月にFrontiers in Immunologyで発表されたQ熱T細胞ワクチン候補(promising results for a Q Fever T cell vaccine candidate )の有望な結果に続くものである。
EpiVaxのLenny Moiseワクチン研究部長(博士)はT細胞ワクチン技術の可能性について次のように述べた:「当社はT細胞免疫の利用を意図したワクチンの将来を楽観している。当社のT細胞指向性天然痘ワクチンは、抗体反応を誘発することなく疾患から完全に保護できることを示している。また、抗体が必要な場合は、ワクチンの有効性を高めるために、より強力なT細胞反応を引き起こすように抗原全体を作ることができる」。
▽EpiVaxについて
EpiVaxは、T細胞エピトープ予測、免疫調節、迅速なワクチン設計の専門知識を有するバイオ技術企業である。EpiVaxの治療薬とワクチンのスクリーニングツールキットは、世界の多くの企業の研究推進で採用されている。
詳細はwww.epivax.com を参照。
▽報道関係問い合わせ先
Katie Porter
Business Development Manager
EpiVax
kporter@epivax.com
Logo - https://mma.prnasia.com/media2/542055/EpiVax_Logo.jpg?p=medium600